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2008年10月30日 (木)

近藤郁夫氏を悼む

近藤郁夫氏が亡くなったという事を昨日知りました。先月のことだそうです。

近藤氏は「御池岳研究家」として知られています。御池岳についての著書が何冊もあります。本職は大学の先生なのですが、著書では自分のことを「教員」「教育者」と書き、「研究者」と書くことは無かったと記憶しています。

私が近藤氏のことを知ったのは、初期の著作からでした。職場の学年主任さんの奥さんが近藤さんの知人だったのです。この奥さんのことは著作の中に出てきます。「アカヤシオのTさん」という名で登場します。私はこの本を学年主任さんからいただきました。御池岳に数多くある池を探訪するという内容でした。今では御池岳のどこにどんな池があるかはほぼ明らかになっています。「ローカルでマニアック」という原則の見本のような著作でした。

当時はまだインターネットではなくパソコン通信の時代でした。近藤氏はニフティの会議室に時折現れるようになりました。「厳冬のイブネ彷徨」という山行記に対する近藤氏の書き込みにぐっときて、氏にメールを出したことがあります。返事にはこんな一節がありました。「一つところを徹底すれば、世界がより見えてきます」近藤氏の著作は正にこれでした。

その後ネット上で氏の消息について伝え聞いていましたが、直接会う事はないままでした。残念です。すでに何人もの方が御池岳に追悼登山に行っています。私もぜひ行きたいと思っています。

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コメント

 御池岳の池の本は、当店でも扱ったことがあります。またその著作は、古本の市場で、山の本が出る時に何度か見たことがあります。
 ひとつの山を愛し続ける方の存在は貴重です。お亡くなりになられたと聞いて、残念です。

投稿: 古本まゆ | 2008年11月 1日 (土) 18:28

あんなマイナーな本をご記憶とは!
さすがですね。
テーマのある山歩きをしていたからこそ、あのような本が出せたのでしょう。
私もいくつかのテーマを持って山を歩いていますが、いかんせんまだ蓄積が足りません。
蓄積がたまった頃には、もう本を出す時代ではないかもしれませんね…。

投稿: 縄文人 | 2008年11月 3日 (月) 11:29

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