秋になってから、自転車に乗るとヒザが痛むようになってきました。いつも右ヒザの外側です。いろいろ調べているうちに「人間の90%以上は足に傾きがあると言われています」という記述にぶつかりました。
http://www.bikefit.jp/benefit/
思い当たるフシがあります。私は左足では水平に踏み、まっすぐ回せていると思います。しかし右足はちょっと違うな、という感覚がありました。試みに床の上で片脚立ちをして、ヒザの屈伸をしてみると、右脚の時だけヒザが内側に入ります。ははーん。
上記のサイトにある「ITSウエッジ」という製品を試してみました。一見単純なプラスチック板ですが、右端と左端で厚みが少し違います。。これを靴の中敷の下に敷くと、中敷が1.5度傾くのだそうです。小指側が低くなるようにセットします。
右足にだけ入れてみました。…おお。「今まで右足だけ小指で踏んでいたのが、親指で踏めるようになった」という感覚になりました。ヒザは内側に入らず、ずっと前を向いています。右足もまっすぐに回せるようになったわけです。そして、ヒザの痛みも消えました。大当たりです。こんな単純な品物で解決できるとは、驚きです。
ただし、これで「めでたしめでたし」ではありません。
まず、今度は左が気になるようになってきました。右をいじったので、左右のバランスが狂ったのでしょう。左側に傾きのついていない板を敷くと良いかもしれません。
また、この製品は硬いプラスチック板なので、靴底がほんの少し固くなります。右だけ固いのが気になります。これもやはり、左側にも何か敷くと良いかもしれません。
それだけでなく、気持ちがどうもすっきりしません。足裏を傾けることでヒザの動きを補正しているわけです。言ってみれば「足裏傾斜、ヒザまっすぐ」です。これが「足裏水平、ヒザまっすぐ」に補正できたのなら素直に喜べるのですが。プロも使っている製品だということなので、気にしなくても良いのかもしれませんが。
「自転車以外で使うと、どうなのか」も気になります。私は歩く際にも右と左で足の動き方が違います。ぜひ登山で試してみたいものです。
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