ありがとうスティングレー

教室の前の廊下に置いてある水槽の手入れをしました。
最近めっきり美しくなくなっていたのです。

エキノとクリプトを抜いて、大磯を砂利スコップで抜くと…。
底面のガラスにヒビが入っていました（！）。
ヒビの周囲の様子からして、昨日や今日に入ったヒビではなさそうです。
よくぞまあ、今まで何ともなかったものです。

この水槽は、ニッソーのよくある「スティングレー」の60cm水槽です。
底面ガラスの下をプラスチックの枠がおおっているために、大事に至らなかったのでしょう。
「学校では、オールガラス水槽ではなく、枠のついた水槽を使うべきである」という感を強くしました。

さらに、なんとヒーターも切れていました。
これは昨日か今日のことだと思います。
金曜日には、ネオンテトラは生きておりました。
今日になったら、全滅しておりました。
ごめんね。

水温は5度を切っていました。
そんな中でも、ヤマトヌマエビとエキノとクリプトは生きていました。
たいしたものです。
こんな奴らを、捨てるわけにいきません。

でも、ヒビの入った水槽は、もう捨てるしかありません。
この水槽は、亡父の遺品です。
父が定年後にアクア趣味にハマって、90cm背高水槽を買ったために遊んでいたのを、もらってきたものです。
以来、私の「学校水槽」生活をずっと支えてきてくれました。
ですから、購入以来少なくとも15年は経っているはずです。
ニッソー、たいしたものです。
どんな形であれ、残っていって欲しい会社です。

廊下の水槽は、もうこれでたたむことにします。
現任校で、６年間勤めました。
現在６年の担任なので、来年は転勤になる可能性が高いです。

これまで、いろんな子どもたちがこの水槽の世話をしてくれました。
いろんな子どもや先生が、この水槽の前で座りこみました。
スティングレーよ、長い間ありがとう。