魔術師の記憶 番外編

私はこの度の転勤に際して、職場のある先生から手紙をいただきました。
そこに書かれていた私は、正に私がこうありたいと思っていた教師でした。
こんな事を言ってもらえるようになったのだなあ、と感慨にふけりました。

A先生の導きがなければ、こんなことはありえなかったでしょう。
今回はA先生にホメてもらえるような気がしました。
いや、それとも「思い上がるな」とまた怒られるかな(^_^;)

魔術師の記憶（5）

「出世というのは校長になることじゃない。世に出ることだ」
A先生はそう言っていました。

教員をしていた時は、あまり目立たないように気を使っていました。
公務員には「職務専念義務」というのがあるのです。

退職した後は、遠慮なく活躍しました。
著書を次々に出して、アマゾンのカテゴリー別トップになりました。
雑誌に登場しました。
各地で講演をしました。
テレビでも熱弁を振るいました。
かつて教育雑誌に毎月のように原稿を書いていた頃とは違い、教員の世界を超えての活躍でした。
A先生は、正に「世に出た」のでした。

しかし、その矢先に亡くなってしまいました。
私の勝手な想像では、今回も「離陸するためにムリをする」を実行したのでしょう。
しかし、A先生は後悔していないと思います。
私は一度「日本のために長生きしてください」と言ったことがあります。
でも、彼にはそんな気は全くなさそうでした。
最後まで、私にはとてもマネできない生き様でした。

転勤準備

いわゆる「春休み」ですが、毎日学校に行っています。
やることが、いくらでもあります。
今回は水槽の片づけが今までになく早く終わりました。
3月30日に自宅に水槽を移動させました。

愛車フリードの荷室は、こういう時には思いのほか狭いです。
９０ｃｍ水槽とその台を運ぶのに、自宅まで２回行き来しました。
その他の荷物もたくさんあるので、何回も職場と自宅を行き来しました。
「軽トラックが欲しい！」と数回叫びました。
いやはや。

転勤です

転勤することになりました。現任校でまだ4年しか勤めておりませんが、「出して下さい」と希望をしました。理由の一つは「現任校が快適になってきたので、このままでは、職場にとっても、自分にとってもマイナスになる」ということです。「快適ゾーンにいてはいけない」というのが「魔術師」A先生の教えでした。

現任校に転勤してきた時、私は驚きました。「文化が違う」とまで思いました。週に一度、「週案」というものを書いて管理職に出すのですが、2回に1度くらいのペースで、学校の悪い所を書き続けました。それが、他所から来た者の務めだと思いました。「2年目になったら、もう言えない。自分にも責任がある」そう思っていました。幸い、今では私が書いた悪口は、かなりの割合で過去のものとなりました。これ以上ここにいたら、私は変化を嫌う「抵抗勢力」になってしまうかもしれません。

明日、転勤先の学校に顔を出しに行くことになっています。かつて「魔術師」A先生が勤め、さんざん苦労した学校です。しかし、雑木林とため池がたくさん残っている校区でもあります。さて、どうなることでしょう。

祝(^ ^) 近江アナ

「ブラタモリ」の魅力の一つが、最後に出てくるスナップ写真です。山田大輔さんが、最高の一瞬を捕えて見せてくれます。毎回唸りながら見ていました。

ところが、桑子アナから近江アナに代わったら、山田さんの写真の魅力度まで落ちてしまいました。その理由は、私の勝手な想像では「近江アナの表情の魅力度が低かったから」です。山田さんのウデをもつてしても、無いものは撮りようがありません。

それが、先日放送された「奄美の海」で激変しました。近江アナは豊かな表情を見せるようになりました。そして、山田さんは、それを見事に捕えていました。私は「表情が桑子アナに似ている！」と初めて思いました。近江アナは「化けた」と言って良いと思います。これで近江アナは桑子ファンからも支持される人気者になり、じきに栄転することでしょう。近江アナの成長を見守ってきた私としても、嬉しい限りです。

それにしても。今回の近江アナは、今まで私が書いてきた苦言を全てクリアしていました。まさか、関係者か本人がこのブログを読んでいるなんてことはありませんよね…？