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2018年8月

2018年8月28日 (火)

噴火後初めての御嶽 ~ロープウェイから~

御嶽には何回行ったか、もう分からない。
ただ、無雪期の朝にロープウェイ乗り場に向けて走るのは、初めてのことだ。
車窓の景色が美しい!
叫びながら運転していた(^^;)。

ロープウェイからも眺めが良い。
四の池の滝もはっきり見えた。

しばらく樹林帯の中を登る。
今日は後のことを考えて、ノロノロと歩いた。
後ろから来たパーティに2回道を譲った。
今まで、こんなことはほとんど無かった。
仕方ない。
私のエンジンの排気量は、小さくなったのだ。
「気分は1リッターエンジンのアルピーヌA210!」と自分に言い聞かせる。

Ontake180804_2

樹林帯を抜けると、山頂部が間近に見えてくる。
荒涼としている。
倒れたままの石やら鳥居やらが、あちこちで見られる。
驚いた。
あの噴火から4年近く経っても、こんな様子なのか。
まだ見つかっていない登山者が、どこかに埋もれているはずだ。
痛ましい。
でも、御嶽にとっては、噴火はいつものことなのだろう。

前日に、たまたま妻と一緒に樹木葬の墓地を見学していた。
さらにその後に「ブッダ」という古い映画を見ていた。
その後にこの御嶽だったので、登山の間ずっと人間の生と死について考えさせられた。

二の池新館では、この日で一番多くの登山者を見た。
半分ほどの人が、ヘルメットをかぶっていたのではないだろうか。
「オレは時代遅れの登山者になってしまったのだなあ…」
と痛感した。
自転車と同じく、登山もヘルメットが常識になる日が近いかもしれない。

この後、摩利支天に登った。
「こんな険しい道だったかなあ」
「もう単独でこんな道を歩いちゃいかんなあ」
「よろけて転んだら、イチコロだなあ」
「噴火がなくても、ヘルメットかぶった方がいいかもしれんなあ…」
情けないが、仕方ない。

Ontake180802_2

摩利支天からは、継母岳が眼前に見えた。
十年以上、私が最も行きたい山だ。
規制によって、近づくこともできなくなってしまった。
しかし好天の摩利支天から見ると、簡単に行けそうに見えてしまう。
まあ良い。
今回はこの景色を見られただけで良しとしよう。
(前回はガスで見えなかったのだ)

賽の河原の小川と滝を上から見られたのも収穫だった。
カールやカルデラの小川が私は大好きなのだ。
いつか、賽の河原の流れの脇でぼうっと過ごしてみたい。

この日の登りでは、私はザックのストラップ下部を持って歩くことが多かった。
手を離すと、明らかに歩きづらくなる!
こういう仮説を立てた。
(私は猫背で、おそらく骨盤が後傾している)
A ザックのストラップを前に引くことで、ザックが前に押され、骨盤を前傾させる。
B 骨盤が前傾すると、脚の付け根が前方に移動する。
C 脚の付け根が前方に移動することで、前方への重心移動が容易になる。
そのうちに「登山用骨盤サポーター」が普及する時代が来たりして(^^;)。

体はキツかったが、気持ちの良い1日を過ごすことができた。
目標まで、残り2128mだ。

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2018年8月24日 (金)

2年生教室踏み台リメイク(1)

老朽化した踏み台を観察します。

昔の家具なので、ちゃんとホゾで組んであります。
残念なことにあまり良い木ではないようで、ほぞの部分は全部ダメになっています。
でも、部材の半分くらいは使えそうです。
よっしゃ。
ゴミにするよりは、リメイクして使ってやろうじゃありませんか。

簡単に言うと、横幅180センチのベンチです。
脚が6本ありますが、この部分は全部捨てます。
脚をぶった切って、幅80センチの二つのベンチにしようという計画です。
脚は1×4材を使い、簡単にコーススレッドで留めます。
丈夫で軽く、以前よりも使い勝手の良い台になったと思います。

Dai180801

脚と幕板の間にだけ、新しく買った「マイクロポケットホール」を使ってみました。
(矢印部分です)
すっきりしています。
でも、ビスが細いので固定力は弱いでしょう。
それに、締め付けトルクを間違えると、ビスがずぶずぶと埋まってしまいます。
この2点に気を付ければ、私の作るものにはぴったりです。
今後は、こちらを使っていくつもりです。

Dai180802

さて、次は、塗装をどうするか、です。

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2018年8月22日 (水)

夏休みに小樽で出会った笑顔

この若者には、「笑い方」というよりも仕事ぶり全てに感銘を受けました。
小樽の観光人力車の曳き手(「俥夫」と言うんだそうです)です。

雨でした。
その中を「これくらいが快適温度です」と言いつつ、元気に、笑顔で、爽やかにガイドをします。
話に私がツッコミを入れても、それをそらさず、実に的確に返事が返ってきます。
各ポイントで、さりげなく年号が出てきます。
何も見ずにしゃべっているのに、です。
若いバスガイドさんとは勉強量が違うのでしょう。

Otaru1808

何度も、写真を撮ってくれました。
スマホが雨に濡れないように気を使いながら、アングルを工夫して、1か所で数枚撮ってくれました。
スマホの受け渡しの際には、客も雨に濡れないように気を使っていました。

段差の越え方、角の曲がり方、路側帯に停まっている車のよけ方、そのいちいちに配慮が込められていました。
私には、ケチをつけるポイントが思い浮かびません。
1時間で1万円を超える乗車でしたが、私もカミさんも大満足でした。

今回小樽で一番印象に残ったのは、この若者でした。
この会社のWebサイトを見ると、この若者は末尾に載っています。
まだ経験が浅いのかもしれません。
しかし、仕事ぶりは完璧、いや、それ以上でした。
大したものです。

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夏休みに出会った笑顔(1)

この夏は、若い人に教えられることが何度もありました。

ここで採り上げるのは、パソコン関係の会社の若い女性です。
この会社はいろいろなことをしているようですが、この女性の仕事は「教育支援」のようです。
要は、学校に来てパソコンを使った授業の支援をする、ということですね。

この日は、教員の研修会でした。
4人の女性が、それぞれいろんな事例を紹介してくれました。
その中の一人だけが、終始「口角を上げた笑顔」を保っていました。
しゃべらない時も、歯を見せているのです。
芸能人でもないのに、ここまでやる人は珍しいです。
4人の女性は、皆同じ会社の人です。
その中で、この若い人だけが笑顔だったのです。
ということは、会社の方針ではなく、この人の個人的努力?なのでしょう。
しかも「先生方の前で話をするのは今日が初めて」と言っていました!

話が終わると、普通の口に戻っていました。
四六時中口角を上げているわけではないことが確認できました。
(当然ですよね)
人前モードに切り替わると、口角を上げるのでしょう。
いやあ、参りました。
大したものです。

担任の先生が、1日あんな顔で前に立っていたら、それだけで子どもは変わるのではないかと思います。

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2018年8月12日 (日)

高賀山の石段に感銘

昨日は久々に自転車で65km走りました。
その翌日に登山というのは、私にとってはちょっと冒険でしたが。

道に、驚きました。
まっすぐなんです。
私が持っている本には、こう書いてあります。
「…斜度を増し、これがけっこう疲れる」
だって、まっすぐ登る道が多いですから。
途中「七曲」というポイントがあります。
道がつづら折れになっているのは、ここだけなんです。

それなのに、「野蛮な直登ルート」という印象を受けません。
石段があるからです。
自然石を上手に使った、美しく歩きやすい石段です。
驚くほど上の方まで、これが登場します。
「ああ、この道は登山道ではなく参拝道なのだろうな」
と思いました。
この石段は、いったいいつの時代に作られたのでしょうか。
信仰の力は偉大だなと改めて思いました。

Koga1808

この日は久々に曇り/時々雨という天気でした。
出会った登山者は、中高年の団体1組だけでした。
今まで、ああいうのは自分とは関係ないと思っていましたが、
今日は初めて「ああいうのに参加するのも良いかも」と思いました。
うーむ。

道はほとんど緑陰の中なので、日傘もカッパも出番がありませんでした。
しかし、直登であることに加え、昨日の疲れのせいもあって、へろへろでした。
山であんなに汗をかいたのは初めてではないかと思います。
この3年で増え過ぎた体重が、一番の原因でしょう。

下りでは、体重を持ち上げる必要がありません。
道が「落ちるように下る」歩き方に向いていたので、登りとは別人のように速く下りることができました。
ただし、この日履いていった安物軽登山靴のソールは、今まで使ってきた登山靴のソールと比べて滑りやすいなと感じました。
(安物靴のソールには一応「ビブラム」の印がついていますが)

残り5087mです。

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2018年8月10日 (金)

教室の植物

若いころから、教室にいろんな植物を持ち込んできました。
私の技量では、こういう結論になりました。
「教室に置く植物は、限られる」

寒い時期の花には、あまり苦労しません。
シクラメンとパンジー/ビオラで決まりです。
ところが、当地の校舎では、冬以外は、陽当たりが良くありません。
ひさしがしっかりある上に、カーテンを閉められてしまうからです。
家庭とは逆に、暖かくなると、置く花に困るのです。

夏休みともなると、悪夢のような環境です。
閉めきった校舎は高温になります。
カーテンを閉めるので日照がなくなります。
何日も水をもらえない日が続きます。
植物を大事にする先生(滅多にいませんが)は、自宅に持ち帰ります。

現任校に来てから、2年連続で廊下のつき当たり部屋をもらいました。
東の端なので、廊下に東向きの窓があります。
おそらく学校で園芸をするのに一番良い場所です。

この場所に合っていたのが、カランコエでした。
ほぼ一年中咲いてくれます。
剪定に強いというのも嬉しいポイントです。
さらに、多肉植物なので、夏休みに学校に残しておいても大丈夫なのです。
(置き場所は配慮してやる必要があります)

この夏は、多肉植物をもう一つ増やしてみました。
いただいたゼリーが入っていた容器の廃品利用です。
花は咲きませんが、小学生が見ても楽しめるのではないかと思います。

Taniku01

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2018年8月 7日 (火)

2年生教室用踏み台

現任校の2~6年生の教室は、黒板の高さが変えられます。
それでも2年生にはまだ高すぎることがあるようです。
2年生の教室にだけ、黒板の前に踏み台が置いてあります。
これが老朽化してきて怪しくなってきました。
担任の先生の要望に応えて、ひとまず、1人用踏み台を1つ作りました。

Fumidai01

このての踏み台は、前任校で数個作りました。
残材を寄せ集めて作るので、毎回違う形になりました。
今回の台も、どうということのない形ですが、初めて作るパターンです。
前任校時代に「いつかはホゾ組みの踏み台」と書きましたが、
相変わらずイモ継ぎコーススレッド留めです(^^;)。

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2018年8月 5日 (日)

教室用ワゴン 3台目

現任校に来てから、これで三つ目です。
実に重宝します。
一つ目は、廊下で花台として使っています。
二つ目は、去年隣の教室にいた先生にあげました。

Wagon180802

材料は、パイン集成材と赤松垂木です。
脚の下には、キャスターが付いています。
ポケットホールで組み上げて、水性ウレタンニスで仕上げてあります。

Wagon180801

最近、15ミリ厚のパイン集成材を使うことが増えてきました。
ここにポケットホールを掘ると、見栄えがとても悪いです。
(垂木にポケットホールなら、まあ問題ありません)
調べてみると、ポケットホールジグの適合板厚は「16ミリ~38ミリ」となっています。
やっぱりそうか。

Kreg社は「マイクロポケットドリルガイド」というのも作っています。
ポケットホールジグの小型版で、スクリューも細いものを使います。
こちらの適合板厚は「12.7ミリ~29ミリ」となっています。
私の使い道には、ぴったりです。
次回は「マイクロ」を使ってみようと思っています。

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2018年8月 4日 (土)

大川入山は涼しかった

無謀にも(^^;)名古屋で40度越えをした翌日に行ってきました。

登山口は治部坂高原です。
すでに涼しい!
標高1000mを越えていますからねえ。
さすが「中京の軽井沢」と言うだけのことはあります。

「体を乗り込ませる」
これに気を付けて、ゆっくり登ります。
体がなまっているからこそ、歩き方に気を付けなくてはなりません。

疲れてくると、無意識に腰に手を当てて歩いていました。
むむむ。
手を放してみると、何かが違います。
腰に手を当てて歩くと、骨盤が安定するような気がします。
そういえば「日本人の骨盤は後傾している」という話をあちこちで見ます。
骨盤が後傾していると「体を乗り込ませる」歩き方は難しくなります。
脚だけを前に出す「キックステップ歩き」になりがちです。
「腰に手を当てると、骨盤が後傾することを防ぐ効果がある。
 しいては、体を乗り込ませる(=骨盤を前進させる)歩き方が容易になる」
そんな仮説を思いつきました。
いかがでしょう。

1時間も登ると、40度なんてどこの話?と言いたくなってきます。
緑陰、涼風、ウグイスの声、等々。
それなのに、この日出会った登山者は4人だけでした。
土曜日なのに!

Ookawa1808

この日は、暑さ対策として日傘を持っていきました。
大川入山だと、全経路の3分の1くらいは出番がありました。
あると、快適です。

まあ、それにしても。
登りも下りも、実にノロノロとした歩みでした。
でも、そのおかげか、体に痛みは残りませんでした。
こういう登山をしたのは、初めてです。
回を重ねるうちに、以前のようなパワーが戻ってくるのでしょうか…?

目標まで、残り6311mとなりました。
明日は、自転車で走るつもりです。

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2018年8月 3日 (金)

酷暑にエアリズムトランクス

名古屋も40度を越えました。
いやはや。

私は授業をするとき、基本的にちゃんとスラックスを穿いています。
下着はユニクロのコットントランクスです。
長年これで問題なく過ごしてきました。
ところが、今年の夏はさすがにいけません。
太ったこともそれに拍車をかけました。

ユニクロの「エアリズム」トランクスを試してみました。
まず、ウエストゴムが快適です。
肌に食い込みません。
生地が快適です。
薄く、ベタつきません。
スラックスが少し大きいサイズになったように感じます。
結果として、スラックスの中で汗をかくことがなく、風が通りやすくなります。

翌日、あと3枚買いに行きました。
寝る時はコットントランクス、
スラックスを穿くときはエアリズムトランクスと使い分けています。

たぶん9月も暑いでしょう。
エアリズムくん、頼りにしてるよ!

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2018年8月 2日 (木)

NHK 保里アナの笑顔に驚く

毎朝NHKの朝のニュースを見ています。
この番組の花形は、和久田アナです。
「NHKでは指折りの美女」という定評があります。

私の評価は、少し違います。
「豊かな表情が魅力的」
はじけるような笑い方が、実に良いのです。
牛田アナがこんな笑い方ができたら、と惜しまれます。

和久田アナは、夏休みに入ったようです。
保里アナが代わりを務めています。
この人も早くから注目されていたアナウンサーですが、今までこの番組では安全運転していました。

それが、どうでしょう。
和久田アナがやっていたコーナーを担当したとたんに、はじけるような笑い方を見せるようになりました。
「和久田アナと同じ笑い方だ!」と私は驚きました。
今まで練習を積んでいたに違いない、と思いました。
急にできるものではないでしょう。

よく言われることですが。
「いつでも主役にとって代われるように練習している」
保里アナは、これをやっていたのだなあ、と想像します。
保里アナ、偉いぞ!
林田アナも牛田アナも、がんばれ!

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