突然「こも」が売れてます ～ホームセンターで働いてます（２５）～

４月から今まで、全くと言ってよいほど売れていませんでした。
それが、どうしたことでしょう。
１２月に入って、突然売れ始めたのです。
最初は、理由が分かりませんでした。
それが分かったのは、自分で門松を作る時でした。
「そうか、門松に巻くために、こもを買っていくんだ！」

「こも」は、結構高価です。
門松に使うとなると、２枚必要なので、ますます費用がかさみます。
私は使いませんでした(^^;)。
それだけに、これを買っていくお客さんはスゴいなあと思うのです。
（この時のためだけに、一年中売り場に置いておく店もスゴいですが）

門松の材料って、本来は全部そこらで調達できただろうと思うのです。
松、竹、梅、こも…。
「だから、今の時代に手軽に手に入るものだけで作れば良いのだ」
「大切なのは、材料よりも気持ちだよ」
という考え方も、出てくるでしょう。
「門松はこういうものと決まっている。
　少々費用がかさんでも、きちんと伝統を守るのだ！」
という方も、おいででしょう。
私は梅とこもを買わなかったので、中間派ですね(^^;)。

まーそれにしても。
「こも」って、むしろの一種です。
要は、わらを編んだものです。
それが今や、あんなお値段。
いやいや、今や単なるわらがけっこうなお値段で売られています。
何だかなあ、と思います。

かといって私には、田んぼをやる根性はありません。
「こも」としめ縄が作れる程度に、バケツ稲でもやりましょうかねえ…。