ＡＩはホームセンターの夢を見るか（１）～質問を受ける～

最近、新型のＡＩが話題になっていますね。
私、かねてより思っておりました。
「ホームセンターにも、あればいいのに」と。

お客さんの質問で多いのが、これです。
「〇〇はどこに置いてありますか」
私が即答できないことが、しばしばあります。
社員さんでも手こずることがあります。
店の在庫管理データとＡＩがリンクしていれば、話が早いはずです。
「店の入り口にコンシェルジュ人形があって、ＡＩがしゃべる」
それは、そんなに難しくないのではないでしょうか。

質問のレベルが上がると、例えば、こうなります。
「〇〇したいんだけど、何を使えばいいですか」
これは、従業員のレベルが問われる質問です。
従業員によって、答の内容が異なることがあります。
答えられない場合は、無線で他の従業員に相談します。
でも、詳しい人が毎日出勤しているとは限りません。
このての質問こそ、ＡＩが対応した方が良いかも、と思うのです。

サービスカウンターへの質問には、やっかいなものがあります。
店長の判断をあおぐことが、ちょくちょくあります。
まあしかし、ＡＩが、こう言えば済むような気がします。
「この質問は私の手にあまりますので、
　サービスカウンターの従業員にお尋ねください」

ウチの店のように老人客が多いと、違う活用法もあるかもしれません。
買い物よりも、おしゃべりをしたい老人客がいます。
これも私たちの大切な仕事なのですが、
相手をしていられない場合もしばしばあります。
これをＡＩに任せれば、私たちは他の業務に専念できます。

私はお客さんといろんな話をするのが好きですが、
そんなことを言えるのも、あと数年かもしれません(^^;)。

（蛇足）
本稿のタイトルの元ネタは、ＳＦ小説の
『アンドロイドは電気羊の夢を見るか？』です。
最初は本稿のタイトルを、こうしました。
「ホームセンターはＡＩの夢を見るか」
でも、元ネタのタイトルの面白味を尊重するなら
「ＡＩは…」の方が良いと思い直して、このようなタイトルにした次第です。