仙台育英・竹田元監督の教え ~甲子園決勝で思い出すこと(1)~
今年の高校野球決勝は、試合内容以外のことが話題になっています。
まず、破れた後の仙台育英ベンチの態度について書きます。
私がバスケ部監督をしていたころ、毎年指導していたことの一つが、竹田監督の教えでした。
竹田氏は、仙台育英を強豪校に育て上げた名監督です。
前任の東北高校時代と併せて、甲子園への出場回数は歴代4位になるそうです。
氏が仙台育英の監督時代に書いた本が、今でも心に残っています。
その本が手許にないので、うろ覚えです。
こんな逸話が紹介されていました。
「野球部は優勝したかもしれないけど、授業中は寝てるじゃないか」
こんな風に言われていると、優勝しても心から祝ってもらえない、というのです。
これでは、真に強くなることはできない、と。
では、逆だとどうでしょう。
「野球部は優勝できなかったけど、あの子たちは野球以外のこともよくやっている。
勝てなかったけど、本当によくがんばったよ」
こうでなくては強くなれない、と言うのです。
まず、校内で評価されるような生徒でなくてはダメだと言うのです。
これは、全ての部活動に通じることでしょう。
バスケ部の子たちにも、毎年この話をしました。
「優勝しても、なんだあいつら、と言われるのと、
優勝できなくても、よくがんばったね、と言われるのと、どっちがいい?」
もちろん、みんな答は同じです。
今回、破れた後の仙台育英の監督や選手たちの態度が称賛されています。
私はそれを読んで、思いました。
「ああ、竹田元監督の教えが、引き継がれているな」
仙台に帰って「よくやった!」と言ってもらえたのではないでしょうか。
(暴走します)
野球部って、やたらに「礼儀」と言いませんか。
確かに、一見礼儀正しいように見えます。
でも、私は違和感を感じるのです。
「礼儀正しいのは関係者にだけ」
「礼儀正しいのは試合や練習の時だけ」
そういう野球部って、見たことありませんか。
(私は何度もあります)
それってつまり、竹田氏が書いた
「勝っても祝福されない野球部」ではありませんか。
今でも、竹田氏の教えは大切だと思うのです。
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