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2023年9月21日 (木)

「続・枝下用水日記」に感動(3) ~枝下用水が面白い(8)~

●5号は「消えゆく中島」特集
猿投グリーンロードが矢作川を渡る場所には、枝下大橋があります。
その下にあるのが「中島」です。
単なる中洲かと思ったらそうではなく、歴史とか思い出とか遺構の名残りとかがあるのでした。
思わぬところに、歴史は眠っているのでした。
現在の中島は、洪水防止のために掘削されてぐっと小さくなっています。

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●6号は「よそから見た枝下用水」特集
この特集では、枝下用水開削者である西澤眞藏の故郷や店が採り上げられます。
西澤氏は愛知の人ではないのに、私財を投げうって枝下用水を作ろうとしたのでした。

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(用水の受益者が西澤氏の顕彰碑を建立した際の写真だそうです)

毎回「グループ紹介」という頁があって、この号では「勘八峡山水会」が登場します。
勘八峡は、江戸時代から観光地として知られていたそうですが、越戸ダムができて以来風景が一変します。
訪れる人は減り、景観は荒れていき…。
竹林だらけになった勘八峡を整備しているのが、この団体です。
いやあ、素晴らしいですね。

●7号は「水準点」特集
かつて宮標石探しに燃えた私としては、聞き捨てならぬ話です。
枝下旧用水には独自の水準点が11か所あり、現在3か所だけ確認されている、というのです。

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これは、見に行かねばなりません。
久々に拓本も取ろうかな。

●8号は「学校と枝下用水」特集
2年前まで教員だった私としては、入り込んでしまう特集です。
小学生たちが枝下用水をどう学び、どう発表してきたかが紹介されています。
「まず教師が地域を歩く」
「児童劇は1回きりのものです」
「子どもたちとの共同体験を通してできあがったものだからです。
 誰かが創った台本ではダメなんです」
ああ、また学校現場に戻りたくなってしまいます(^^;)。

毎回「別の場所から」という頁があります。
筆者は古川彰氏です。
『枝下用水史』を監修・執筆した方です。
文章が、実に味わい深いのです。
毎回「別の場所から」の視点で、教養と落ち着きを感じさせる文章を読ませてくれます。
大学の先生はこうあって欲しい、と思います。
新聞やネットで見聞きする大方のコラムよりレベルが高い、と思います。
単行本にしても良いのでは、と思います。
(続く)

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コメント

水準点、ぜひ拓本を!

古川さんの記事、自分たちでいうのもおかしいですが、いいですよね。
「続・枝下用水日記」を師弟で書いている楽しみもあります。

投稿: 逵 | 2023年10月 4日 (水) 13:36

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