幸福な幸福な王子かも ~東濃鉄道・笠原線跡~
同じ東濃鉄道廃線跡なのに、駄知線跡とは待遇が違いました。
全ての駅跡地に、解説看板があります。
笠原線の解説もあります。
その後「陶彩の径」になったことも解説されます。
駄知線跡と同じく、歩行者/自転車道として整備されています。
でも、駄知線跡よりも道幅が広いのです。
道の両側には様々な木が植えられ、きちんと剪定されています。
雑草や落ち葉やどんぐりが通行を妨げることもありません。
その上、ベンチや時計まで設置されています。
おまけに、この道は基本的に笠原川沿いなので、景色が良いのです。
そのためでしょう。
この日は実にたくさんの人々をこの小径で見かけました。
散歩をする人、多治見駅まで歩くのであろう人、自転車で走る人、等々。
鉄道が走っていた道なので、勾配がゆるやかです。
歩く人にも自転車で走る人にも優しい道です。
さすがに、もう踏切りはありません。
車道を横切る際には(数箇所あります)気をつけなければなりません。
でも、橋に登って車道の上をパスする箇所もまた、いくつかあるのです。
廃線跡を車が通ることはなく、しかも信号は一つもありません。
こんな道なら、多治見駅までの通勤・通学路として毎日通る人がたくさんいるでしょう。
同じ東濃鉄道廃線跡なのに、整備のされ方が駄知線跡とは段違いです。
なぜでしょう。
駄知線は、土岐市を走り、土岐市駅に接続します。
笠原線は、多治見市を走り、多治見駅に接続します。
往時はともかく、今や多治見市の人口は土岐市の2倍です。
笠原線跡が立派に整備されているのは、多治見市の財政の豊かさの反映なのかも、と思いました。
いやあ、ここまで整備され、ここまで使われている廃線跡って、初めて見ました。
レールも駅舎も残っていませんが、笠原線跡は「幸福な、とても幸福な王子」ではないかと感じました。
廃線跡の使い方としては、最上の事例の一つではないでしょうか。
(蛇足)
ロードバイクで走るような道ではありません。
今日なぞは、歩行者に遠慮してゆっくり走る必要がありました。
全長は4.5kmにすぎませんし、アップダウンもゆるやかです。
ママチャリが相応しいでしょう。
一輪車でも良いかもしれません(^^;)。
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