里山講演会「スミレの話」
スミレ三昧の、幸せな1時間半でした。
レジュメの項目立ては、こうでした。
スミレの語源
スミレの生活史
日本のスミレいろいろ
スミレと文学
あとはもう、講師の北岡明彦さんがスミレ愛と知識と経験を次々と語ります。
「スミレのことを話し出したら、1日で終わりません」
確かに、そうかもしれません。
「〇〇というスミレは、どこそこと、どこそこにあって、愛知では●●で見られます」
「人家周辺で見られるスミレは、〇〇と△△と■■と◎◎と…」
メモも見ずに、こういう話が続きます。
あふれ出る、という感じです。
(まあスミレでなくても毎回そうなのですが)
話がどんどんあちこちへ飛びます。
それがまた、面白いのなんの。
(でもちゃんと本筋に戻ります)
私は今まで、歩道のスミレを愛でるだけでした。
ところが、今日の話を聞いて、少しだけスミレという種への体系的な知識がつきました。
「これは、何スミレなのか」
「これは、里のスミレなのか、山地のスミレなのか、高山のスミレなのか」
「香りはあるのか」
「葉の形はどうだ」
「種は今、どんな状態なのか」等々。
今日さっそく、スミレの本を注文しました(^^♪。
印象に残った言葉を書きとめておきます。
「日本は世界一のスミレ王国」
「庭やブロックの間でも、5種類はスミレが見つかる」
「スミレの種は何年も土の中で眠り続ける」
「ヒトが種をまくなら、はじける前の種の方が発芽しやすい」
「スミレは一年の間に何度も種を作り続ける」
「人家周辺のスミレは農耕文化と共に大陸から来たと考えられる」
「私が一番好きなのはシコクスミレ。ソハヤキ要素植物」
「山地のスミレは白、高山のスミレは黄色が多い」
「スミレは普通香りがない。香るスミレが3種あるが、人によっては匂いを感じない」
等、等、等。
毎度のことですが、北岡さんはこういう話を、本当に楽しそうに語るのです。
定員30名なんてもったいないな、と思います。
私は、北岡さんにはいつも質問をします。
今回は「庭一面にスミレを咲かせるのは難しいのでしょうか」
お答えは、こうでした。
「難しいです。
私もやってみたいですが。
なぜでしょうかね」
北岡さんにさえ、分からないのでした。
まあ、それなら諦めもつこうというものです(^^;)。
企画運営はいつもの「ながくて里山クラブ」でした。
ありがとうございました!
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