最悪の上塗り ~塗装はがしでいやはや~
「ペンキをはがして、他の塗料を塗れ」
そんな指令を受けました。
ウチの店の木製什器は、みんな同じ色のペンキが塗られています。
(私たちが塗りました)
このたび事情があって、それを違う色にすることになったのです。
ところが、これがなかなか厄介な作業なのでした。
以前に塗ったペンキは「造膜塗料」です。
今回塗るのはキシラデコールです。
「浸透性塗料」です。
キシラデコール自体は、優秀な塗料です。
しかし、下に造膜塗料があると木に浸透できません。
浸透できないと、キシラデコールの性能が発揮できません。
その上、発色にも影響が出ます。
2種類の塗料の組み合わせは、4通り考えられます。
A 浸透性塗料の上に浸透性塗料
B 浸透性塗料の上に造膜塗料
C 造膜塗料の上に造膜塗料
D 造膜塗料の上に浸透性塗料
A~Cは、まあ問題ないでしょう。
ところが今回は、最悪の組み合わせであるDなのです。
そういうわけで、まずペンキをはがせ、という指令になったのです。
サンダーを使ってみます。
80番のサンドペーパーを使っても、なかなかはがせません。
造膜塗料、意外に強いのでした。
グラインダーを使ってみます。
木材研削用の刃がついているので、ペンキはがしには向いていません。
許可をもらって、店頭から塗装はがし用の刃を持ってきます。
イマイチです。
そうこうするうちに、刃が寿命になってしまいました。
別の刃を持ってきたら、今度は順調にできました。
まあしかし、細部まで完璧にはがしたわけではありません。
(それをやろうとすると、とてつもない時間がかかります)
全身、粉塵だらけになりました。
目には防護メガネをしましたが、鼻と口には普通のマスクだけでした。
(2日目は防塵マスクを使いました)
おまけにグラインダーで指を少し切ってしまいました。
キシラデコールを塗れ、という判断がおかしいのです。
造膜塗料の上には、造膜塗料を塗れば良いのです。
そうすれば時間もかからないし、健康被害もほとんどなかったはずなのです。
この作業、しばらくの間、続きそうです。
いやはや。
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