この美しさを残したい ~あま市七宝焼アートヴィレッジ再訪~
体験教室に行ってきました。
カミさんの作品です。
これは小さいので、視力と器用さが必要です。
(センスも、ね)
これで1500円です。
(大きいモノもいろいろありますよ)
もちろん展示も見ました。
私は二回目ですが、前回同様、ほれぼれします。
これぞ超絶技巧だなあ、と思います。
ウチに一つ置きたい、とも思います。
でも、売店に行くと、ああ。
感じることは、前回と同じです。
「ゼロが一つ多い…」
いいなと思うものは、バイクが買えるくらいの価格です。
安いものは、私のハートに響かないものが多いです。
売店には「お値打ちコーナー」というのがありました。
係員さん曰く
「引退した作家さんの作品を並べています」
ああ、それ、常滑でも聞きました。
後継者がいないんですね。
伝統工芸の世界では、珍しくない話のようですね。
後継者がいない理由の一つは「食っていけない」でしょう。
売店のあの品揃えは、今の時代にマッチしていないと思うのです。
その反面、体験教室は混雑していました。
七宝焼の美しさ自体は、今の時代にも通用するのです。
生き残るための道を見つけて、この素晴らしい技術を残してほしいものだと思いました。
(余計な話)
かつてNHKに「イッピン」という番組がありました。
毎回のように、伝統工芸の世界で新たな試みをする作家が登場していました。
印象に残る作家の一人が、瀬戸市の若手陶芸家・加藤真雪さんです。
今や瀬戸市を代表する作家の一人と言っても良いのではないかと思います。
彼女の作品は、瀬戸市の陶磁器が集まる「瀬戸蔵」で、良い場所に並べられています。
七宝焼の世界にも、新たな風を吹き込む作家の登場が必要ではないでしょうか。
それは新たな技法かもしれませんし、新たな視点での商品企画かもしれません。
(素人が生意気言ってごめんなさい)
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