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2024年5月 1日 (水)

雨の日は美術館へ ~瀬戸市美術館「春岱-稀代の名工-」~

●こりゃ確かに名工です
春岱は、江戸末期の瀬戸焼の名工です。
私が驚いたのは「何でもできる!」ということでした。

Akaraku
(赤楽茶碗)

織部・黄瀬戸・志野・御深井
染付・三島
萩・高取などの写し
茶碗・水指などの茶器
鉢・向付・皿など多種

Karatsu
(瀬戸唐津写茶碗)

それらが全て名品なのです。
当時すでに「春岱作」をかたる贋物が作られていたそうです。
私は舌を巻きながら展示品を見ていました。

瀬戸市美術館はこちら

●技術は進歩するのに
春岱がこんなに多種の名品を作ることができたのは、なぜなのでしょう。
技術が伝承されていたから、だと思うのです。
織部も黄瀬戸も志野も御深井も、技術が確立されると、後継者は同様なものを作れます。

Misima
(三島手饅頭蒸)

スポーツの世界も同じですよね。
体操の「山下跳び」とかフィギュアスケートの「ダブルアクセルジャンプ」とか。
最初は画期的な新技術だったのが、今では多くの人が習得できています。

ああ、それなのに。
戦争とか差別とかは、なくなりません。
こういう分野は、どうして進歩しないのでしょうか。
政治の世界に、春岱のような人は現れないのでしょうか。

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