« 2024年6月 | トップページ | 2024年8月 »

2024年7月

2024年7月31日 (水)

タイパって?なんですかww

職場に貼ってあるポスターです。

Scan20240731_183355_edited

これ、好きです。
もちろん「みぞれちゃん」がかわいい!とか
大草原が爽やか!とかもあるんですが。
このキャッチコピーとの組み合わせがイイじゃありませんか。

このポスターを見て私が連想したのは、高校の国語教育の改訂です。
「現代国語」が「論理国語」と「文学国語」との選択となりました。
文学が必須でなくなったのです。
いろんな人がこれを批判しています。

私は、長年小学校の国語教育に携わっていました。
文科省の立場も、批判側の言い分も、まあ解るのです。
小学校の国語教育でも昔から「文学教材偏重」は問題にされていました。
それが高校に至るまで続いていたのです。
そして高校まで12年間の国語教育を受けた子どもたちが社会に出ると。
「読めない」「書けない」「聞けない」「話せない」

「なんじゃこりゃあ!」(@松田優作)
まあ、そんな経緯ではないかと想像します。

旧来の国語教育は、タイパがあまりにも悪かったのです。
それが許されなくなってきたのでしょう。
教育界は常に産業界からの「役に立つ人材を生産しろ」という圧力にさらされていますからね。
(私としては文学教材が悪いのではなく、教え方が悪かったのだと思っています)

これに抗う人々の言い分も、解るのです。
今の日本の指導層の教養の貧しさには、慄然とします。
文学、美術、音楽、それらの古典、等々。
今の日本の「指導層」の中に、世界の指導層と伍する教養がある人はどれだけいるのでしょうか。
「そんなものは、役に立たない」
と言って切り捨ててきた人が、世界で通用するのでしょうか。

私は以前「『役に立つ』が浅ましい言葉になってませんか」という一文を書きました。
「役に立つ」「タイパ」「コスパ」
ああ。

近年、こんな言葉をちょくちょく目にします。
「結婚は、コスパが悪い」
「子どもを持たない方が、コスパがいい」
ああ。
ああ。

私、結婚を2回しました。
子どもは2人います。
家やマンションを3回買いました。
(広い一戸建ての実家があるのに!)
高級自転車を2台、バイクを2台、車を2台持っています。

ムダなこと、やってきました。
効率が悪い人生でした。
でも、後悔はしていません。

逆の人生を思い浮かべると。
結婚せず、
子どもを持たず、
ずっと実家に住み、
1台の車だけを持ち、

そうしていれば、私は今ごろ「億りびと」になっていたかもしれません。
でも今の私は、そちらに行かなくて良かった、としみじみ思うのです。
今の人生の方が、豊かで幸せだと思っています。

「タイパ」「コスパ」「役に立つ」ってなんですかww
この夏は、みぞれちゃんに会いに行こうと思っています。
(岐阜のひるがの高原です)

| | コメント (0)

2024年7月30日 (火)

イボにトリプルアタック ~ハト麦茶、お地蔵さん、ヨクイニン~

イボに悩まされています。
7年前と違って、かゆいです。
数もはるかに多いです。
首だけでなく、顔にも頭にもあります。

皮膚科でヨクイニンを処方してもらいました。
でも、効くとしても何か月もかかるでしょう。

また一宮の「いぼ地蔵」さんに行きました。
ただ、トシをとるにつれて自分の回復力が弱くなっていると感じます。
もうひと押しすることにします。

Img_6679_edited

定番のハト麦茶です。
有効成分は、ヨクイニンです。
薬を増やせば良いようなものですが、そこは、まあ。
仕事で毎日1Lお茶を飲んでいるのです。
せっかくなので、それをハト麦茶にします。

三つの対策で収まらなかったら、次は液体窒素でしょうか。
でも、小さいのがいっぱいあるんです…。

| | コメント (0)

2024年7月29日 (月)

買うわ! ~素人投資のお話(10)~

相場が、下がってきています。

Indo

資金流入額で4位に入る「インド・インフラ株式オープン」という商品があります。
5年間の平均年間リターン28%という成績です。
これが過去10営業日で7日も値下がりしているのです。
インドはまだまだ上がるでしょう。
この機会に、拾っておくことにします。

「ニッセイ・インデックスバランスファンド 4資産均等型」という商品があります。
5年間の平均リターンが年10%という地味なファンドです。
この商品の強みは「安定性」です。
株式と債券が半々、日本と外国が半々なので、大崩れしません。
じわじわ上がるというファンドです。
私のような退職老人に向いていると思います。
ここ3週間で、珍しく値下がりが多くなっています。
こういう機会に、拾っておくことにします。

さて、これが吉と出るか、凶と出るか。

| | コメント (0)

2024年7月28日 (日)

ガッチガチやで ~コートハンガーをリメイク~

ハンガーパイプだけ、使います。

Img_6677_edited

パイプの受け金具だけ、買いました。
あとは、手持ちの1×4材と2×4材、そしてキャスターを使いました。
どうということもないように見えるでしょ。

Img_6646_edited_20240728211301

安価なハンガーの欠点をふまえて、いろいろ考えてあります。
まず、重い服をかけてもゆがまないように、ハンガーパイプは1本だけにしました。
(今回は2台のハンガーを作りました)
そして、立ち上げパイプを廃して、木材と木材をビスでガチガチに留めました。
ハンガーパイプの上部も、木材を渡してがっちり留めました。

これで、ハンガーに関しては安心です。
問題は、着ていない服を処分する作業です(^^;)。

| | コメント (0)

2024年7月27日 (土)

新ハンドルは快適でした ~日東 M106NAS~

「フィットする」とは、こういうことでしょう。

E-601のデフォルトのハンドルは、日東の「Mod.177 440mm」です。
オーバーホールの際に、狭いハンドルにしてもらいました。
同じ日東の「M106NAS 400mm」(芯ー芯)です。
ロードバイクも試行錯誤の末、400mmに落ち着いています。
私の肩幅とほぼ同じです。
私には、この幅が快適なのです。

バークランプ径は26ミリです。
今のロードバイクの主流寸法ではありません。
それでいて、形は今の主流である「コンパクトハンドル」
(ショートリーチ・ショートドロップ)
そして今の少数派である「銀色ハンドル」
ここまで条件を絞ると、適合するハンドルはほとんどありません。
こういう時に頼りになるのは、日東さんです。

Img_6673_edited

走ってみると、実に快適です。
私はE-601には「スポルティーフ」であって欲しいと思っています。
ですから、でっかいフロントバッグを付けていません。
ハンドルは狭くて良いのです。

デフォルトのハンドルはドロップ140mm、リーチ95mmです。
新ハンドルはドロップ128mm、リーチ78mmです。
リーチが17mm近くなり、ハンドル幅が40mm狭くなったのですから、ハンドル位置が同じではいけません。
これから距離を走りながら、最適なハンドル位置をさぐっていこうと思っています。

(補足)
自転車を受け取りに行って、びっくりしました。
皮サドル・アルミフェンダーという古風な外観には、コンパクトハンドルは合わないな、と感じたのです。
でも、乗ってみるといい感じだったので、もう戻すつもりはありません。
主因は幅が狭くなったことですが、それだけではありません。
ドロップが12mm減ったので、下ハンドルがぐっと近くなりました。
「下」の出番が増えるでしょう。
これなら、見た目の違和感は許せます。
鑑賞用自転車ではないので、使い心地が第一です。

| | コメント (0)

2024年7月26日 (金)

本当の友人でありたい ~オリンピックの度に思い出す話~

昔、私が回覧板を渡していた彼は、オリンピックチームの監督になりました。
初戦は、圧勝でした。
まずは、めでたい(^^♪。
今ごろ、マスコミがチームや監督をチヤホヤしているのではないでしょうか。

●問題は、負けた後です
日本のマスコミって、期待していた選手またはチームが負けると、手のひら返ししますよね。

私の印象に残っているのは、トリノオリンピックの時の安藤美姫さんです。
事前の取材は、彼女に集中しました。
「4回転ジャンプを跳ぶのか」
そればかりでした。
競技前に、すでにマスコミにつぶされていたと思います。
オリンピックで15位に終わった後は、更にひどい扱いを受けました。
まだ未成年だった彼女にとって、これは一生忘れられない経験だったことでしょう(注)。

マスコミは今年も相変わらず「金メダル候補」をチヤホヤしています。
期待外れの結果で帰ってきたら、どういう扱いをするのでしょうか。
私は、今からそれを心配しています。

●負けた後に来る友人
サッカーの世界では、こんな話があります。
1964年東京オリンピックでのクラマーコーチの言葉です。

(アルゼンチンに勝った後)
「今日は新しい友達も含め、多くの人々が祝福に来るだろう」
「今、慰めと励ましが必要なのはアルゼンチンの選手たちだ」
彼はそう言って、アルゼンチンのロッカールームに行ってしまいます。
(ベスト16で敗れた後)
「君たちはよくやった。それは僕が一番よく知っている」
「今日、訪ねてくる友達は少ないかもしれないが、今日の友達こそが本当の友達だ」

マスコミのオリンピック選手たちへの態度も「本当の友達」であって欲しいものです。
私自身も、他人に対してこうありたいものだと思います。

(注)
安藤美姫さんはそこから立ち直り、翌年の「スケートアメリカ」で優勝しました。
私は、TVで見ていました。
前年のことがあったので、よくぞここまで、と感動しました。
「鬼気迫る演技」とはこれだな、と思いました。

Miki_edited

(冒頭の3ー3回転ジャンプを成功させた後、ガッツポーズをしたように見えたのは私だけだったでしょうか)

今年のオリンピックで期待通りの結果を出せなかった選手たちも、まだ人生終わりではありません。
ぜひ立ち直って欲しいものです。

(さらに余計な話)
私は、安藤美姫さんは荒川静香さんの金メダル獲得の影の功労者だと勝手に思っています。
荒川さんは世界王者になった経験があったので、当然メダルの可能性がありました。
しかし、バカなマスコミは安藤さんばかりを取材したのです。
そのおかげで(安藤さんと違って)荒川さんは取材に悩まされず、競技に集中できたと思うのです。
オリンピックの際には「選手をマスコミから守る」という役割の人が必要じゃないでしょうか。
もちろん、選手にそれをやらせては、いけません。
選手団の中に、あらかじめそういう役の人を置くべきだと思いますが、いかがでしょう。

| | コメント (0)

2024年7月25日 (木)

50円どころか2割アップですよ

今日の仕事の大半は、値札の張り替えでした。
2割値上げです。
ひっそりと。

Img_6631_edited

ちょっと前には、針葉樹合板が驚きの価格で売られていたのです。
今後は、また上がるのでしょう。

この夏に小屋等を造る予定のある貴方。
〇〇は先に買っておいた方が良い、ということがあるかもしれません。
材料費10万円が12万円になったら、残念ですよね。

あ、2割値上げはウチの店の話ですからね。
店によって違いますし、地域によっても違うと思います。
(上記の合板は当社の他県の店では200円高く売られていました)

(余談)
最低賃金の時給は50円上がるんだとか。
4時間で200円、40時間で2000円ですね。
悪いニュースではありませんが、2割値上げを見ちゃうと、ねえ。
最低賃金があと500円上がるのに、何年かかるのでしょうか。
(それでも40時間で2万円の賃上げに過ぎないのですよ)

(余談2)
店によっては「次回入荷分から値上がりします」と貼り紙しますよね。
「〇月〇日から値上げ」と予告する店もありますよね。
ウチの店は現在、貼り紙も予告もしない「こそっと値上げ」が進行中です。
そのうち、怒るお客さんが現れるでしょう。
ああ、お願いですから、苦情は店員ではなく本社の方にお願いします(^^;)。

| | コメント (0)

2024年7月24日 (水)

人口減少と耕作放棄地を解決!? ~非農家だって農地が欲しい~

回覧板で、こんな文書が回ってきました。

Img_6667_edited

「農家の方が分家住宅を建築しようとする場合に、一定の条件の下で農振除外(農用地区域からの除外)できるよう審査を緩和して、農用地の住宅地利用をしやすくします」

えっ…?
私、この文書を読んで、二つの点で驚きました。

●人口流出対策なの?
私の実家は尾張地方にあります。
農地がたくさんあります。
分家住宅もたくさん見ます。
でも、農振除外審査で苦労したという話は聞いたことがありません。
まだ緩和の必要があったの?と驚いたのでした。

「石野・藤岡・松平地区における」
ここがポイントかも、と感じます。
街に近い、人口減少地区なのです。
農家の子どもが街に転居しないように、という狙いなのかな、と思いました。
農業をしなくても良いから。
あわよくば、将来農地を受け継いでね。
…ということかな、と想像しました。

●農家の分家だけが相手なの?
私が今の場所に引っ越して来た時は、耕作放棄地はほとんどありませんでした。
それが今では、あちこちが草ぼうぼうです。
農地を受け継ぐ人が、どんどん減っているのです。

私は小さな家庭菜園を作りましたが、本当はちゃんとした畑が欲しいです。
でも、私のような非農家が農地を買おうとすると、えらくハードルが高いのです。
豊田市の場合、このようになっています。
要は「本気で農家になろうとしている」
「ちゃんとした技術や知識がある」
「3年以上農業をした実績がある」
そういう人だけが農地を買うことができる、という仕組みです。

これ、ハードルが高すぎませんか。
「農業はしたいけど、出荷までする気はない」
「農業はしたいけど、専業になる気はない」
街には、そういう人がたくさんいると思うのです。
「小さな農地が買えるなら、田舎に引っ越したい」
そういう人も少なからずいると思うのです。

豊田市には「山村地域等定住応援補助金」という仕組みがあります。
山村地域で住宅を取得して定住すると、最大100万円を補助する、というものです。
そこまでするなら「非農家が農地を取得する条件を緩和」すれば良いのに、と思います。
人口減少が著しい地区では
「農地を手放したい」
「誰かが引き継いで欲しい」
という人がたくさんいるはずです。
買いたい人と売りたい人がいるのに、時代遅れの法律のためにそれができないのです。
農地取得条件を緩和すれば、農家の子ども以外の定住が期待できると思うのです。
しかも今の豊田市なら、車で少し走れば仕事はたくさんあります。
「半農半X」を実現しやすい環境なのです。

豊田市さん、一部の地域だけでも農振法と農地法の規制緩和できませんかねえ。

| | コメント (0)

2024年7月23日 (火)

物置にもドアクローザ ~リョービ ドアマン~

開き戸には、ドアクローザです。
名古屋の家では、7つか8つくらい付けました。
重宝しました。
今あの家に住んでいる人は、最初からクローザが付いていたと思っているかもしれませんね。

今の家は、開き戸にクローザが内蔵されているので、付ける必要がありません。
開いても閉じても、ぴたりと止まってくれます。

Img_6661_edited

さてこの程、物置の扉にクローザを付けようとしたら。
まず、商品名に驚きました。
えっ、まだ「リョービ」なの?
調べてみたら、京セラになったのは「電動工具・ガーデン機器・清掃機器等」だけなのですね。
何度も買った「リョービ ドアマン」が健在なのは嬉しい驚きでした。
「グッドデザイン賞受賞から10年以上継続発売をしている商品のデザインを再審査し評価される『ロングライフデザイン賞』を受賞」だそうです。

次に驚いたのは「ドアマン」の重さです。
物置扉とつり合いが取れないくらいの重さです。
店には、もっと軽いドアクローザもありました。
空気圧で閉まるんだそうです。
軽くて安価です。
しかし、90度しか開きません。
私は180度開くクローザが欲しかったので、結局今回も「ドアマン」を選びました。

物置にクローザを付けてみると。
期待通り快適です。
90度でも、180度でも、開いた位置で扉が止まってくれます。
押せば、しゅーっと最後まで閉まってくれます。
物置に出入りする時って、手にモノを持っていることが多いです。
実に助かります。

今の季節、扉が開いていると虫が入ってくることがあります。
田舎では「すぐに扉が閉まる」というのは大切なんです。


| | コメント (0)

2024年7月22日 (月)

こんな日もあるさ

実家の母を医院に連れて行く日です。
車を運転していると、携帯が鳴りました。

カミさんからLINEです。
クルマが壊れたとのこと。
私が駆けつけるほどではありませんが、珍しいトラブルではないかと思います。

次は、電話です。
なんと、神奈川で教員をしている弟の勤務先からです。
これは、ただごとではありません。
でも、路側帯のない名二環を走っていたので、電話に出られません。
後でかけ直しました。
自転車通勤で熱中症になって救急車で運ばれたとのこと。
弟は独身なので、何かあったら私が神奈川まで行くしかありません。
(以前にもそういうことがありました)

幸い、母の診察が終わった頃に、弟は入院せずに帰るという連絡がありました。
ひと安心です。

まあ、それにしても。
母、妻、弟が同時にいろいろあるなんて。
今日は、そういう日だったのでしょう。
そういう年齢なのでしょう。
(母はつい最近救急車で運ばれています)

また、自分が元気で家族を助けに行く立場だったことに感謝しました。
もう少し、元気がいなくてはなりません。
家族のためにも。
それができるというのは、ありがたいことです。

| | コメント (0)

2024年7月21日 (日)

わが子のビデオをDVDにする

20年以上前に作ったビデオを持ち出しまして。
業者さんに依頼してDVDにしてもらいました。
結婚して子どももいる長女の所に送るためです。

彼女が0~3歳頃の映像です。
私が撮影・編集して1本のビデオにまとめたものです。
全部で4本。

DVDになって戻ってきたものを、久々に見ました。
ああ。
しばらくの間、幸せにひたりました。
月並みな言葉ですが「宝物のような時間」だったなあ、と思いました。

そして、こんなことを考えました。
「子どもの誕生日には家族みんなでこれを見る、
 という習慣にしておけば良かったなあ」
「同時に、家族全員で写真を撮っておけば良かったなあ」

「宝物のような時間」のことを毎年思い出すのは、親にも子にも良いことだと思うのです。
今となっては、もう手遅れです。
残念です。

長女も、この映像を見るのは久々です。
自分の子どもと同じ年ごろの自分自身を見て、新しい発見があったことでしょう。
こんな感想が送られてきました。
「パパ似だと思ってたけど、だんだん私の小さい頃と似てきたね」
「我が家は毎年1冊アルバムを作ることにしたよ」
「子どもが大きくなってから見るのも楽しみ!」

ああ、いいねえ(^^♪。

| | コメント (0)

2024年7月20日 (土)

「或る賞鑑家の眼 -大久保裕司の蒐集品-」 ~豊田市民芸館 特別展~

●いち個人のコレクションです
展示物がちょっと変わっています。
陶磁器、ガラス、木工、金工、民間仏。
まあここまでは、普通でしょう。

Okubo_edited

でも、陶磁器の産地や種類は、かなり偏っています。

Img_0007_edited

小道具がたくさんあったのには、驚きました。

Img_0003_edited

全体をひと言で表すと「古美術・骨董」でしょう。
しかし、名のある作家の作品はわずかです。
大久保氏は、著書にこう書いています。
「世に名品と言われるようなものは一つもない」
「下品(げぼん)の品々」

●私もやって良いのです
私、ちょうど今、蚊遣り豚を家に飾っています。
花を活ける容器を、妙にたくさん持っています。
いろんな布を玄関に飾っています。
他にもいろんな小物をためこんでいます。
骨董屋さん的には価値のないものがほとんどです。
でも、それで良いのだ、と安心しました。
名品でなくても良いのです。
梅酒の容器でもかまわないのです。
100円で買ったモノでもかまわないのです。
自分が「美しい」と思うものを集めれば、それで良いのです。
それを身の周りに置いて愛でれば良いのです。

もちろん大久保氏とはレベルが全然違うのですが(^^;)。

(補足)
大久保氏の著書を2冊買いました。
氏の心に響いた品の写真と、氏の鑑賞文です。
ほとんどの品が、私のセンスにも響きます。
骨董品屋さんに行きたくなってしまいます…。

| | コメント (0)

2024年7月19日 (金)

ウチの店のEV

ウチの店には、1台だけEVがあります。

Img_6658_edited

バッテリーが24本!
今日は電解液を補給しました。
結構時間がかかります。
ブチュブチュと水を入れながら、昔舘内端氏が作っていたEVのことを思い出していました。

こういう、ローテクなEVで十分なユーザーもかなりいると思うのです。
我が家の軽トラも、その部類です。
「航続距離が短くてもOK。
 イニシャルコストが小さいことが大事」
「家庭用100Vコンセントで充電できることが大事」

昔、三菱がEVの軽商用車を作っていました。
売り上げは今一つだったようです。
どこかの会社が再チャレンジしないかなあ。
もっとローテクで安価な車で。

あ、写真のEVはフォークリフトですからね(^^;)。

| | コメント (0)

2024年7月18日 (木)

梅雨明けしたら寒冷紗 ~テラス屋根にも~

陽射しが強くなりました。
今年も寒冷紗の出番です。
畑ではなく、テラス屋根に張るのです。
今回は、ひとまずこうしました。

Img_6655_edited

Aテラス屋根に入れられる1×4材を用意
 我が家の場合、長さ2730ミリがぴったりでした。
Bテラス屋根の骨組みのすき間に1×4材を入れる
C1×4材に寒冷紗を留める
 主に洗濯物用ビンチをつかいました。

Img_6654_edited

テラス屋根への日照を減らせば、屋根下の植物が傷みづらくなります。
室温も少し下がるかもしれません。
洗濯物の乾きは少し悪くなるかもしれませんが、それには目をつぶります。
寒冷紗を掛けるのはほんの2か月ほどですが、その手間をかける価値があると思っています。

Img_6657_edited

| | コメント (0)

2024年7月17日 (水)

物置作ったら片づけなくちゃね

1.5畳物置は、園芸倉庫にするために作りました。
棚を作って、園芸用品を少しずつ片づけています。
これ、なかなか楽しい作業です。
スチール物置と違って、どこにでもネジを打てるからです。

Img_6569_edited

2×4工法なので、全ての壁に柱?が露出しています。
ここに棚板を打ち付けるだけです。
簡単・軽量・安価です。

棚ができたら、園芸用品を入れていきます。
蔵書と同じように「見える化」を心がけます。
「あれは、どこにしまったかな」
「ストックがあるのに買っちゃった」
今までは、そういうことがあったのです。

もう一つ心がけるのは「園芸用品をなるべく外に置かない」です。
家に接する場所にモノを置くと、湿気で建物が傷むそうです。
梅雨の時季が一番いけないでしょう。
外にモノを置くと、草が生えやすくなりますし。

大切なのは、これからです。
「置き場所を決める」
「決めた場所に戻す」
これができるかどうかが、決め手になります。
がんばらなくても片付くような環境を作りたいものです。

| | コメント (0)

2024年7月16日 (火)

小学校教員は「百姓」であれ、と思うのです

●「百姓」とは「百の仕事をする人」
真偽の程はともかく、この説明、好きです。

私の先祖は、犬山市の入鹿村の百姓です。
私、何度も感じるんです。
「オレは生まれながらの百姓なのだなあ」と。

いろんなことをやるのが、楽しいんです。
一つのことを突き詰められないんです。
あれもこれもやるのが、楽しいんです。

家庭菜園をやったり
庭仕事をしたり
裏山で木を切ったり
木工をしたり
ホームセンターで働いてみたり
バイクや自転車をかまってみたり
登山をしてみたり

●小学校教員も「百の仕事をする人」
私、学習塾と小学校と中学校に勤めてきました。
職場が学習塾から小学校に変わった時に、こう思いました。
「小学校って、勉強も教える所なのだなあ」
現在の小学校4年生の場合、国数社理の時間は1日平均3.3時限です。
時間にして、約150分です。
8時間学校にいて、残りの5時間半は他のことをしているわけです。
学習塾とは別世界なのです。
万歩計を付けてみると、私は毎日1万歩以上歩いていました。

職場が中学校に変わると、私は基本的に社会科の授業だけをすることになりました。
これはこれで楽しかったです。
深掘りできます。
1日の歩数は、ぐっと減りました。
でも私としては、社会科・道徳・学活以外の授業をしないのが物足りなく感じました。

中学校の教員は、いくつもの学級を渡り歩いて授業をします。
生徒とは「広く浅い」関わりです。
同じ授業を8回繰り返したりします。

小学校の教員は、朝から帰りまで児童と一緒に過ごします。
「狭く深く」関わるわけです。
あれも、これも、します。
どれも、担任している学級相手に1回限りです。

小学校教員には
「これって、教員がやるべき仕事なのか?」
ということが多々あります。
でも、私はそれが楽しいのです。
ムダではない、と思うからです。

児童と一緒に給食の準備をするとか
児童と一緒に掃除をするとか
児童と一緒に遊ぶとか
机やロッカーの中を片づけられない児童の世話をやくとか
児童の作品を教室にキレイに掲示するとか
児童が帰った後に教室をキレイにするとか
げた箱に入っている上靴の入り方を見るとか

児童と多面的に関わることって、大切なのです。
それは結局、学力の向上にも寄与します。
授業以外の場面で児童に影響を与えられるのが、小学校教諭の醍醐味なのです。

●ちょっと心配してます
近年「教員の多忙化改善」の必要性が説かれています。
でも「授業だけやれば良い」という方向になるのかも、という危うさを感じます。
幼稚園や保育園の保育士さんはお判りですよね。
勉強を教えるだけが教育ではないのです。

減らすべきなのは、事務仕事なのです。
児童に関わる仕事は、たとえ雑務であっても減らすべきではないと思うのです。
この先、教員の仕事が妙な方向に向かうのではないかと勝手に心配をしています。

(余談)
「授業以外の場面」は、中学校の先生にも大切な問題です。
担任している生徒に対して、1日で0~1時間程度しか授業をしません。
1日に一瞬しか接しない、ということが珍しくありません。
ですから、デキる中学校教員はその一瞬にどんな声かけをするかを大事にします。

中学校教員の過労働の主因が、部活動です。
上記の事情と関係しています。
部活動では(熱心な顧問は)授業よりも長い時間生徒と接します。
しかもそれが3年間続きます。
すると、こうなったりします。
「担任の言うことは聞かないが、部活の顧問の言うことは聞く」
まあ、無理もありません。

生徒がそれだけなつくと、顧問の方も力が入りますよね。
「授業よりも、部活動のために学校に来ている」
というのは、生徒だけの話ではないのです。
中学校の教員が部活動をやり過ぎてしまうのには、そういうケースもあるのです。
(もちろんイヤイヤやっている人もいます)

私は「百姓」なので、そこまで部活動にのめりこみませんでしたけどね(^^;)。

| | コメント (3)

2024年7月15日 (月)

傾いたら立て直すのだ ~コートハンガー修理~

自宅のコートハンガーです。

Img_6643_edited

コートだけでなく、いろんな服をかけていました。
「安物に服をたくさんかけると、壊れる」
これは、学校のハンガーで経験済みです。
私の使い方が悪いんです。

学校のハンガーは、土台だけ木材でがっちり作り直しました。
今回は、まず応急措置をしてみます。

Img_6646_edited

土台にベニヤ板を留めて補強しました。

Img_6648_edited

プラスチックの部材が裂けていたので、アルミテープで補強しました。

Img_6644_edited

この程度では、完全な垂直にはなりません。
服をかけていなくても、グラグラします。
まあしかし、応急措置にはなりました。

やっぱり土台を作り直す必要がありそうです。
でもその前に、このハンガーにかかっていた休眠衣服を処分するべきでしょうね。

(余談)
教員を退職してから、スーツを全く着なくなりました。
そろそろ処分した方が良さそうです。
カッターシャツも、ベルトも、ネクタイも、靴下も、靴も…。
ああ、木工の方がラクだあ(^^;)。

| | コメント (0)

2024年7月14日 (日)

生き物と押しくらまんじゅう ~ハチとか、イノシシとか~

●またハチの巣!
今度は新築した物置の中です。
扉から侵入したようです。

Img_6642_edited

ラティスの裏に板を張ってあったのですが、少しすき間があったのです。
それを見逃さず入り込み、あっという間に巣を作ったのです。
いやあ、お見事です。

以前はブルーシートの下に巣を作られました。
軒下よりも、周囲を囲まれた場所の方が好きなようです。
人間と同じですねえ(^^;)。

そうは言っても、ここに巣を作られては困ります。
スプレーで退治します。
ごめんよ。

●イノシシは不耕起がお嫌い?
ウチの前の道です。

Img_6641_edited

今年になってから、イノシシがこの場所をほじくりかえすようになりました。
それも、複数回です。
私は、夜中にイノシシの声を何度も聞いています。
カミさんは、直接目撃したそうです。

それだけなら、まだ良いのです。
ウチの敷地にも入ってくるようになりました。
畑ではなく、草ぼうぼうの地面に穴を開けていくのです。
私が掘っても、ミミズなんてほとんど出てこないんですけどねえ。

むかーしむかし。
田畑を耕すのに牛を使っていた時代がありました。
今、イノシシに困る人があちこちにいます。
(ウチの店にはそういうお客さんが毎日のように来ます)
耕作放棄地も増えています。
イノシシに田畑を耕させることができたら、一石二鳥なのですが。
無理でしょうかねえ、やっぱり。

(蛇足)
里山には、生き物がいるのです。
ハチやイノシシがいるのは、当たり前のことです。
かれらを絶滅させるのではなく、折り合いをつけて共存していきたいと思います。
ですから、私は「戦い」とか「せめぎ合い」という言葉を使いたくありません。
今後も「押しくらまんじゅう」を続けていくつもりです。

| | コメント (0)

2024年7月13日 (土)

30年前に読んでた本が面白い(3)~イワシと地図と料理~

●『イワシと逢えなくなる日』(河井智康)
1988年初版です。
この時代にすでに魚の減少を予測していた?
そう言えばそうなのですが、ちょっと違います。
乱獲とか温暖化とかの話ではないのです。

Img_6640_edited

本書のテーマは「魚種交替」です。
日本近海では、数十年ごとにたくさん採れる魚が変わってきたというのです。
サンマ→サバ→マイワシ といった具合に。
そして、そのたびごとに、他の魚は減少してきたというのです。
著者はその原因について、いろいろなデータを挙げながら説明します。
(水産庁で研究の仕事をしていたという人です)

この本を今読むと、意味合いが違ってきます。
「〇〇という魚が最近採れない原因は、何なのか」
「たくさん採れる時代は、また来るのか」
そんなことを考える上で「魚種交替」は欠かせない視点でしょう。
残念ながら、今では絶版です。
古本は格安で売られています。

●『地図の風景 中部編2 愛知・岐阜』(堀淳一・山口恵一郎・籠瀬良明)
1981年初版の、ちょっと変わった本です。
34か所の特徴的な場所を「立体空中写真」と地形図を載せつつ紹介しています。
今の時代、この本の価値は昔の写真や地形図とともに、昭和の各地の事情を伝えてくれていることでしょう。
この本も絶版ですが、今の方が資料的価値が高いように思います。
古本が安く売られているので、愛知・岐阜以外の地域の本も揃えたくなってきます。

●『料理の起源』(中尾佐助)
1972年初版の名著です。
中尾佐助と言ったら『栽培植物と農耕の起源』『照葉樹林文化』です。
大家です。
ですからこの本は絶版になっていません。

世界各地の食材と調理法を文化として紹介しています。
あの時代に、世界を股にかけた大著を何冊も書き上げたことに改めて驚嘆します。
西丸震也氏の本と併せて読むと、どんな料理に出くわしても冷静に受け止められるような気がします。

ところで、今どきの大学生たちって、こういう昭和の名著をちゃんと読んでるんでしょうか。
ちょっと気になります。

| | コメント (0)

2024年7月12日 (金)

30年前に読んでた本が面白い(2) ~幸福、こやし、食物~

実家には、私がため込んだ本がまだいっぱいあります。
捨て難い本を、少しずつ自宅に持ち込んでいます。

Img_6639_edited

●『人間を幸福にしない日本というシステム』(カレル・ヴァン・ウォルフレン)
1994年初版の本です。
この本には、今でも賛否両論があります。
でも、こういう事実があります。

日本の幸福度ランキング(2024年 国連調べ)
世界51位
日本の自殺率ランキング(WHO調べ)
G7各国の中で1位

著者が挙げている問題点は、今でも変わっていないように思います。
「失われた30年」は「50年」「100年」になるのかもしれません…。

●『こやしと便所の生活史』(楠本正康)
1981年初版です。
もう絶版のようです。
アマゾンでは古本が51円で売られています。
そういう評価なのでしょう。

しかし、この本は有機農業を志す人なら必読書だと思うのです。
「持続可能な農業」を志す人にも必読書だと思うのです。
今の日本は、大量の肥料分を下水道に捨てています。
そして、化学肥料のほとんどを輸入しています。
この状況は、全く改善されていません。
発展途上国でも読まれるべき本だと思います。

●『ネコと魚の出会い』(西丸震也)
1970年初版です。
これも今では絶版のようです。
私が高校生の時、角川文庫から出ていたこの人の本は、全部買いました。

この人の特徴は、ニューギニアの「原始社会」に入り込んで、食事の生態を研究したことでしょう。
題名が秀逸です。
「お魚くわえたどらネコ…」という歌があります。
でも、ネコは本来肉食動物です。

「(人間と同居する)以前の全てのネコは、自分の最大の好物に行きあたらなかったわけだ」
「われわれ人間も…(中略)…まだ出会っていないのかもしれない…」

ここから進んで、著者は「食べず嫌い」についての調査と考察も行っています。
実に面白いです。
視点がユニークです。
21世紀の食糧不足を見通した上での数々の提言には、耳を傾けるべきものがあると思います。
再版が望まれます。

(余談)
私が若かった頃は、まだアナログの時代でした。
知識人(を志す者)にとって、蔵書量は決定的に重要でした。
私が尊敬するS先生はこう言いました。
「背表紙が見えることが重要」

蔵書を書庫にしまいこんでは、ダメなのです。
デジタル蔵書も同様なのです。
それは「死蔵」と同じなのです。
検索しなくても目に入ってくる、ということが大切なのです。
だからこそ、若い頃にためこんだ本を捨てきれないのです(^^;)。

| | コメント (0)

2024年7月11日 (木)

CO2対策には規格統一? ~園芸トレーのお話~

まずは、この惨状をご覧ください。

Img_6638_edited

店で売る鉢物植物が載っていたトレーです。
キレイに重なっていないという点に注目していただきたいのです。

園芸トレーには、いくつもの種類があります。
まあそれは仕方ないでしょう。
ところが、左側のような単純なトレーでさえ、何種類ものサイズがあるのです。
大差ない大きさなのに。

すると、ホームセンターの店員は、ちょっと大変になります。
 いろんな大きさのトレーを、まず仕分けする
 同じ大きさのトレー同士を重ねる
 各種のトレーを重ねて片づける
効率が悪いったらありません。

問題は、むしろこの後です。
園芸トレーは、再利用やリサイクルのシステムが完成されていないのです。
この問題は、私なんぞが軽々しく語れません。
ただ、規格が統一されていないことが障害のひとつであることは間違いないでしょう。
園芸トレーが、物流パレットや空き缶のように再利用またはリサイクルされれば。
日本全体で、かなりのCO2削減になるはずなのですが。

(余談)
物流パレットも、再利用はされていますが、規格が統一されていません。
中日新聞では、最近この問題を複数回採り上げています。
私も、これには少々困っています。
もっと困っている関係者が、あちこちにいるそうです。
日本って「無い方が良いじゃん」という規制がたくさんあるのに、
「必要なのに、なぜ縛りが無いの?」ということも多々あります。
議会もお役所も、たのんまっせ。

| | コメント (0)

2024年7月10日 (水)

小さな棚を作る ~丸ノコはトリマーを兼ねられるか~

家の収納棚に入れる小さな棚です。
端材でちょいちょいと作りました。

Img_6635_edited

どうということもない工作です。
あえて言うと、棚板を収めるための溝が特徴でしょうか。
今までなら、トリマーで溝を掘っていました。
今回は、トリマーの代わりに丸ノコで溝を掘ってみました。

Img_6636_edited

現在の私のメイン丸ノコは、マキタの充電集塵丸ノコです。
電源コードも、集塵ホースもありません。
準備も片付けもトリマーよりラクチンです。
(私のトリマーはリョービのMTR42です)
5ミリ幅の溝を掘るのに、3カットする必要があります。
それでもトリマーよりラクチンなのです。

私がトリマーを使う場面は、今までほぼ二つの場面だけでした。
A ベニヤ板を収めるための溝を掘る
B 面取りビットでエッジを丸める
今後は、Bだけになるかもしれません。

でも「充電集塵トリマー」が出たら、買ってしまうと思います。
マキタさん、もちろん開発中ですよね(^^;)。

| | コメント (0)

2024年7月 9日 (火)

正面がダメならサイド攻撃だ ~三着目の空調服~

一昨年買った空調服が使えなくなってしまいました。
職場の制服が変わってしまったのです。
吸い込みファンが横に付いている空調服なら使えます。

Img_6628_edited

安心してください、ちゃんと売ってますよ(^^;)。
数社から出ているということは、少なからぬ需要があるのでしょう。

Img_6629_edited
(村上被服の「鳳凰」です)
(後ろの正面には穴が開いていません)

去年まで使っていたものほど涼しくありません。
これは、空調服のせいではないと思います。
空調服の上に着る制服のせいでしょう。
これで空調服がなかったら、本当に死んでしまうかもしれません。
ありがたい服です。

Img_6630_edited
(フードは私には不要です)

一つ感心したのが、今や空調服は「ファンなし」が珍しくないことです。
つまり、空調服の穴も、そこに入るファンも、互換性があるのです。
サイズがほぼ統一されているからです。
ですから、私が今回新調したのは服だけです。
ファンとバッテリーは一昨年買ったものを付けて使っています。
こういうのって、ユーザーにとってはありがたいですよね。
(バッテリーは3種類に分かれているそうですが)

Img_6633_edited

あちこちの作り込みに感心します。
「さすが日本メーカー」と口走りそうになります(^^;)。
バッテリー用のポケットにはマチがとってあります。
コードを出すためのすき間まで作ってあります。

Img_6634_edited

ファンの横には、ケーブルを支えるパーツが付いています。
これがあると、ケーブルが垂れ下がらないのです。
現場の声に応えた製品だなあ、と感じます。

(余談)
「互換」と言うと、私は「IBM PC/AT互換機」を連想します。
昔は、NEC・富士通・東芝・アップル等が互換性のないパソコンを売っていました。
ソフトもOSも周辺機器も、そりゃもう不自由な時代でした。
PC/AT互換機が業界標準になった後は、夢のような展開になりました。
電動工具のバッテリーとか、EVの充電ケーブルとかもこうだといいのに、ねえ。

| | コメント (0)

2024年7月 8日 (月)

今どきのオーバーホールにびっくり ~E601が退院~

自転車修理の際に、オーバーホールも依頼しました。
(もちろん自費ですよ)
驚きました。
CAAD9の時とは大違いなのです。

ブレーキやシフトのワイヤー交換 なし
 →ブレーキは油圧、後ろシフトは電動、前ギヤはシングルですから
ベアリング整備はホイールとペダルだけ
電動ユニットは分解しない
 →BBの整備なし

こうなってくると、逆にどこを分解・整備するんだ?という話になってきます。
事故の整備を含めても3万円台で収まりました。
(ただしSTIは未入荷なので交換していません)

バーテープ交換のこの機会に、ハンドルも変えました。
なんと、私好みの日東のハンドルが店に在庫していました。
ハンドル交換については、稿を改めますね。

E601の次回オーバーホールは、どうしましょうかねえ。
今回の内容なら、自分でやれば良いような気もします。
しかし、凝り性の「人力車」さんにお願いしたらもっと違う内容になるかもしれません。
(金額も…)
まずは、それまで元気でいなきゃ、ね。

「人力車」さんでのCAAD9オーバーホールの記録
その1
その2
その3

| | コメント (0)

2024年7月 7日 (日)

赤水出たのでポット型浄水器買った ~ブリタ アルーナXL~

●仕事帰りに職場で買いました
口に入る水全てを浄水器経由にしたかったので、容量1.75Lの本機にしました。

Img_6620_edited

驚きは、ありません。
普通の水が出てくる、という感じです。
水道水との味の違いは、私にはわかりません。

我が家は、もともと水道水の質が良いのです。
源水は、矢作川の水ではなく山の水です。
水質データを見ると、電気伝導度が低いです。
以前住んでいた名古屋市の水(定評あり)よりも更に上質です。

●購入までの経緯
近所で漏水があったようでして。
水道管工事がありました。
その日の夜のこと。
風呂にお湯を張ったら、うっすら茶色になっていました。
わわわ。
これでは洗濯ができません。
蛇口の水を口に入れるのも怖いです。

我が家の台所蛇口には、カートリッジ型浄水器が内蔵できるようになっています。
(タカギです)
源水が良いので使っていませんが、良い製品だと思います。
でも「今日欲しい」という時に、買えません。
そこで、場所をとるポット型浄水器を買ったという次第です。

●使い勝手
水道の水を上からドバドバと入れると、ちょろちょろと浄水が下にたまります。
ちょっとだけ、待つ必要があります。
また、塩素が除去されるので室温での保存はちょっと怖いです。
しかも、1.75Lの水が入ったポットはちょっと重いです。
(カミさんは文句を言ってません)

そういうわけで、タカギの蛇口浄水器の方が使い勝手が良いです。
ただ、短期的コストはブリタの方が低いです。
今回の私のように緊急・一時的・応急というケースでは、ブリタで正解だったと思います。

赤水が出たのは、2日間だけでした。
でも、その後も念のために口に入る水は全部ブリタを通しています。
せっかくなので、カートリッジの寿命まではブリタを使うつもりです。
その後は蛇口の水に戻します。
ただ、将来、井戸水や雨水をブリタでろ過して使う日が来るかもしれません。
その日のために新品カートリッジはストックしておくつもりです。

(補足)
ブリタの浄水カートリッジは4週間で交換するよう推奨されています。
1個1000円ちょい。
タカギのカートリッジは、我が家の使用量だと3か月で交換。
1個4000~5000円程度です。
タカギのカートリッジも用意しておくことにします。

| | コメント (0)

私が選ぶ日よけウェイトNO.1

酷暑には、日よけシェードです。
ウチの店でもよく売れています。

Img_6625_edited

以前書いたように、シェードの下側は重石(ウェイト)に固定すると便利です。
この重石、最近はいろいろな物が売られています。

Img_6626_edited

シェードを通年使うなら、私は断然これを使います。
これしか買いません。
シンプルで、使いやすく、安価です。
数年経っても、同じものが手に入ります。
重石界の「無印良品」です。
私は「DCMカーマ」で買っています。

外観にこだわらないなら「半切りコンクリートブロック」が良いと思います。
横向きに倒して、穴にヒモを通して使います。
圧倒的に安価です。

重石を数か月使うだけなら「注水ウェイト」も良いと思います。
特にマンション住まいの方にはおススメです。
使わない間、コンパクトに保管しておけるからです。
外観もシンプルです。
オートキャンプでも、ペグを打つよりこちらを使った方がスマートだと思いますよ。

今日も暑くなるそうです。
あなたの家に、もう一枚いかがですか。

| | コメント (0)

2024年7月 6日 (土)

アンヌ先生との最後の会話(2)~教員編~

「ダン、私は、私はね、もう先生なんかじゃないの。
 ブラック学校の、定額働かせ放題労働者なのよ!」

Seven_edited

「一学期が終わった頃、退職して新幹線で実家へ帰る女。
 それが私なのよ」

「アンヌ、働く環境が悪かろうとも、教員は教員にかわりないじゃないか。
 たとえブラック学校であっても」

「戦時中の日本の学校なんて、今よりはるかにブラックだった。
 それでも、良い教育が成立していた学校はあったんだよ」
(注)

「教員が自分でブラックだなんて言ったら、笑われるよ。
 自衛隊はどうなんだい。
 能登で復興作業をしている人たちはどうなんだい。
 みんな厳しい労働環境で自分のやるべきことをして、社会の役に立っているよ」

「バカなマスコミに踊らされてはいけないよ。
 教員って、本来ラクな仕事ではないはずだ。
 余計な仕事が増えていくのは腹立たしいけど、それは教員だけのことじゃない」

「胸を張ろう。
 ブラックだと言われても、笑い飛ばそう。
 こんな時期でも4月に教員となって入ってくる人たちと一緒に、がんばろう。
 苦しい時は、戦時中よりマシなんだ、と自分に言い聞かせていい教育をしよう」

「ダン、ありがとう」

(注)
「戦時中の学校でさえ、…」という話は「魔術師」A先生から聞いたものです。
若き日のA先生は、管理職の対応に絶望し「もう辞めたい」と感じました。
尊敬するM先生に相談したところ「戦時中の…」と諭されて思いとどまったそうです。

(余談)
何度も書きますが、この件についてのマスコミの報道には腹が立つばかりです。
その報道で、何をどうしたいのですか。
そんなに教員志望者を減らしたいのですか。
そんなに教員たちを退職させたいのですか。
あなたたち、単に有害情報を垂れ流しているだけじゃありませんか。

コメントを求める「識者」がいつも「あの教授」なのも、気に入りません。
あの人は、マスコミを使ってのし上がりました。
いつも教育界の一部にケチをつけて商売しているアジテーターです。
もっとまともに教育を語れる識者は、たくさんいるはずです。
あの教授を選ぶということに、マスコミの志の低さが表れているのです。

| | コメント (1)

2024年7月 5日 (金)

どん欲はいかんぜよ ~投資のリターンから寄付~

「(株主優待券を)当社が株主さまに代わって、社会貢献活動団体へ寄付させていただきます」
これ、ダイワハウスから届いた書簡です。
寄付先は「吉野山の桜を保全する会」だそうです。
ご丁寧に、株主優待券を返送する封筒が同封されています。

Img_6611_edited

「優待券を送っておいて、また返送?」
「寄付先は選べないのか」
そんな声が聞こえてきそうですが、まあ、まあ。
私は、この企業姿勢に好感を持ちました。

かといって、この優待券は返送しません。
寄付するには金額が小さすぎますし、別の団体に寄付したいからです。

私は現在、投資のリターンを半年分確定させている最中です。
私の半年分の給与収入より多いです。
(不労所得なのに!)
そのリターンの一部を、4つの団体に寄付します。
たいした金額ではありませんが、株主優待よりは大きな金額です。
自己満足と言われれば、そうかもしれません。
でも、やらないよりはマシでしょう。

Img_6612_edited

折も折、以前寄付をした団体から寄付を募る書簡が届きました。
「30年以上にわたり、占領や攻撃と言った困難な状況の中で、パレスチナの人々と共に歩み、支援活動を通して繋がりを築いてきました」
「スーダンやイエメン、コリアを含む世界各地で報道されない紛争が続いていることも忘れてはなりません」
「ラオスでは開発の波が目に見えるように押し寄せ、広大な自然の森が人工的なプランテーションに置き換えられています」

私が現地に行って活動したいくらいです。
彼らは、私がやれないことを代わりにやってくれている、と思っています。
「寄付」というより「欠席代」のような感じです。

(暴走します)
新型自動車を見ていると、時々感じます。
「この車も、どん欲資本主義の産物だなあ」と。
今の時代に、あんなに速く、豪華で、高価な車が必要なのでしょうか。
儲けたアブク銭の使い方が、間違っていると思うのです。
(客も悪いけど、作るメーカーも浅ましいよね)

ああいう車が「狂乱の1920年代」のデューセンバーグと重なって見えるのは、私だけでしょうか。
この先は再び世界大恐慌、そして世界大戦…?

| | コメント (0)

2024年7月 4日 (木)

アンヌ先生との最後の会話(1)~ホームセンター編~

「アンヌ先生、ぼくは、ぼくはね、もう縄文人先生なんかじゃないんだ。
 ブラック店舗で働くブラック星人なんだ!」

_edited

この春以来、私の職場ではいろいろありまして。
「いつ辞めようか」と考えることが増えています。
今の季節は、なんといっても熱中症が問題です。
外売り場で働く従業員のことを全く考えていない、としか思えないのです。
(去年は違いました)

「夏の太陽が真上に上がる頃、熱中症になって売り場の隅で倒れている。
 それが僕なんだよ」

今日は外売り場の他の店員たちに「顔色が悪いよ。大丈夫?」と心配されました。
倒れた後に私が向かうのは、他の会社でしょうか。
病院でしょうか。
ひょっとして、墓場かもしれません。
冗談抜きで。

(余談)
今回の元ネタは「ウルトラセブン」なので、私より若い方には話が通じないでしょうね。
興味のある方、もしくはもう一度見たい方は、動画をご覧ください。
一例としてこちら

| | コメント (0)

2024年7月 3日 (水)

そんな薄着じゃ危ないってば ~性犯罪の話じゃないよ~

こんな服を新調しました。

Img_6622_edited

向こうが透けて見えるの、わかりますか。
商品名は「プロテクトライディングメッシュパーカ」です。
これを着てバイクに乗ると、風がよく通ります。
でも、要所(7か所)にはプロテクターが入っているのです。
これからの季節のバイク乗りには欠かせない道具と言えるでしょう。

もちろん、停車していると暑いです。
まして、私のGB350は空冷なので、エンジンからも熱気が来ます。
でも、動いてさえいれば涼しいです。
ですから、田舎では気持ちよく使うことができます。

Img_6624_edited

「パーカ」という名前なので、フードが付いていました。
私には不要なので、すぐに外しました。
キレイに外せるように作られています。

今や私には「夏休み」はありません。
でも、夏ってなんだか旅に行きたくなるじゃありませんか。
この服と共に、短い旅を楽しみたいと思っています。

(余談)
どこへ行くにもバイクだった、あの頃。
私も半袖でバイクに乗ることがありました。
その結果、身にしみてわかりました。
「半袖で長時間走ると、疲れる」

長袖でも、安心はできません。
私、プロテクターのない服で舗装路で転んだことがあります。
(鈴鹿スカイラインでした)
あちこち、すり傷だらけになりました。
もちろん服はズタズタです。
皮手袋にも、穴が開きました。

今でも、あの転倒のことは忘れられません。
老人になった今だからこそ。
プロテクター入りの服や、しっかりした手袋に守ってもらいたいのです。
夏だからといって薄着で走るなんて、怖いのです。
最悪の場合、命にかかわりますからね。

| | コメント (0)

2024年7月 2日 (火)

ひさしの雨どいは厄介 ~工房入口にひさしを付ける(3)~

75ミリ雨どいを付けます。
ひさしのような小さい屋根には、ぴったりです。

Img_6606_edited

下から見ると、こんな感じです。
ひさしをもう5センチ出した方が良かったかも。

Img_6610_edited

問題は、この雨どいの水をどうやって排水するか、なんです。

Img_6609_edited_20240702202001

普通にたて樋を付けると、赤線のようになります。
扉と干渉します。

Img_6608_edited

たて樋の代わりに、「くさり樋」を使うことにします。

Img_6613_edited

こうなります。
横樋に18ミリのフォスナービットで穴を開けました。
このひさしの雨量なら、これで問題ないでしょう。

Img_6615_edited_20240702202201

こんな感じです。

Img_6617_edited

扉を開けると干渉します。
でも、自在に曲がるのでなんとかなります。
地面に落ちる雨水は少量なので、垂れ流しで大丈夫でしょう。

Img_6616_edited

これで今年の梅雨は快適に過ごせそうです(^^♪。

| | コメント (0)

2024年7月 1日 (月)

壁の上に後付けっていいんかい ~工房入口にひさしを付ける(2)~

ひさしのワクを壁に取り付けます。
本来なら、外壁をカットするべきです。
しかし、この場所は軒下で雨がかからないのです。
手抜きして、外壁の上からビス留めしました。
(もちろんビスは外壁ではなく壁本体に届く長さです)

Img_6600_edited

ポリカ波板を載せると、こんな感じです。
本来は波板と外壁の間に防水テープを貼るべきですが、ここも手抜きします。

Img_6602_edited

上の写真を見ると、ひさしが水平のように見えます。
大量の雨が落ちてくる場所ではないので、傾斜は5度にしてあります。
下から見ると、こんな感じです。
東屋の屋根と工房の屋根の間に落ちてくる雨をさえぎってくれます。

Img_6601_edited

ポリカ波板をワクに留めて完成!でも良いでしょう。
しかし、このままだとひさしの先端から雨がポタポタ落ちてきます。
私はそれがイヤなので、もうひと手間加えます。
(続く)

| | コメント (0)

« 2024年6月 | トップページ | 2024年8月 »