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2024年7月24日 (水)

人口減少と耕作放棄地を解決!? ~非農家だって農地が欲しい~

回覧板で、こんな文書が回ってきました。

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「農家の方が分家住宅を建築しようとする場合に、一定の条件の下で農振除外(農用地区域からの除外)できるよう審査を緩和して、農用地の住宅地利用をしやすくします」

えっ…?
私、この文書を読んで、二つの点で驚きました。

●人口流出対策なの?
私の実家は尾張地方にあります。
農地がたくさんあります。
分家住宅もたくさん見ます。
でも、農振除外審査で苦労したという話は聞いたことがありません。
まだ緩和の必要があったの?と驚いたのでした。

「石野・藤岡・松平地区における」
ここがポイントかも、と感じます。
街に近い、人口減少地区なのです。
農家の子どもが街に転居しないように、という狙いなのかな、と思いました。
農業をしなくても良いから。
あわよくば、将来農地を受け継いでね。
…ということかな、と想像しました。

●農家の分家だけが相手なの?
私が今の場所に引っ越して来た時は、耕作放棄地はほとんどありませんでした。
それが今では、あちこちが草ぼうぼうです。
農地を受け継ぐ人が、どんどん減っているのです。

私は小さな家庭菜園を作りましたが、本当はちゃんとした畑が欲しいです。
でも、私のような非農家が農地を買おうとすると、えらくハードルが高いのです。
豊田市の場合、このようになっています。
要は「本気で農家になろうとしている」
「ちゃんとした技術や知識がある」
「3年以上農業をした実績がある」
そういう人だけが農地を買うことができる、という仕組みです。

これ、ハードルが高すぎませんか。
「農業はしたいけど、出荷までする気はない」
「農業はしたいけど、専業になる気はない」
街には、そういう人がたくさんいると思うのです。
「小さな農地が買えるなら、田舎に引っ越したい」
そういう人も少なからずいると思うのです。

豊田市には「山村地域等定住応援補助金」という仕組みがあります。
山村地域で住宅を取得して定住すると、最大100万円を補助する、というものです。
そこまでするなら「非農家が農地を取得する条件を緩和」すれば良いのに、と思います。
人口減少が著しい地区では
「農地を手放したい」
「誰かが引き継いで欲しい」
という人がたくさんいるはずです。
買いたい人と売りたい人がいるのに、時代遅れの法律のためにそれができないのです。
農地取得条件を緩和すれば、農家の子ども以外の定住が期待できると思うのです。
しかも今の豊田市なら、車で少し走れば仕事はたくさんあります。
「半農半X」を実現しやすい環境なのです。

豊田市さん、一部の地域だけでも農振法と農地法の規制緩和できませんかねえ。

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