サウイフモノニ ワタシハナリタイ ~屏風山登山道整備~
「瑞浪山の会」の高齢行事、じゃなくて(^^;)恒例行事です。
参加者は8名です。
今年は3班に分かれて作業をしました。
私の担当は笹刈りです。
軽量な充電草刈機にチップソーを付けて登りました。
快適に作業することができました。
切った笹は、登山道の外に捨てます。
(道に放置すると、歩く際に滑ります)
そういえば、先日登った大日ヶ岳もキレイに笹刈りがされていましたっけ。
(天竜川と豊川の流路争奪みたいだ!と私一人が盛り上がっていました)
この日のもう一つの仕事は、登山道の水切りの整備でした。
去年も水切りの整備をしましたが、時々手を入れないと、水の流れが変わってしまいます。
上の写真は、登山道が川になってしまいそうになっていた場所です。
これを放置すると、登山道が歩きにくくなります。
すると、登山者が登山道をそれて歩くようになって、植生が破壊されます。
ですから、ここは水が道のわきへ流れて行ってほしいのです。
しばし、年寄りが寄ってたかって土や石や木で砂遊び(^^;)をしました。
他の2班は、それぞれ倒木処理と笹刈りをしました。
倒木処理は、チェーンソー仕事になります。
危険な上に、力と時間が必要な作業です。
こうして自分で登山道整備をすると、感謝の念がわいてきます。
「今まで自分が歩いていた登山道も、こうして整備してもらっていたのだ」と思います。
登山道を快適に歩けるのは、当たり前のことではないのです。
そして、登山道を整備しているのは、しばしば無償のボランティアなのです。
私にとっては、3回目の登山道整備でした。
私としては、ボランティアというよりも「恩返し」という気持ちでした。
今まで私が享受してきた恩を、近郊の山で返そうというわけです。
いや、相手が違うので「返す」じゃありませんね。
「恩送り」と言うのかな。
「恩送り」は登山道に限った話ではありません。
代表例は「親に受けた恩を子に送る」でしょう。
残念ながら、世界では「恨み送り」が絶えません。
「恩送り」という考えは、日本だけのものではありません。
「恩送り」が世界に広まれば、もっと平和で幸せな世になるはずです。
「自分の受けた恩を意識する」
そういう人が、もっと増えて欲しいなと願う今日この頃です。
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