美しすぎて、買ってしまいます ~紀平佳丈 木の器展~
私、この人のファンなんです。
こういう作品を作る作家さんです。
どうということのない形です。
でも、私はひと目見て、ホレました。
理由は、自分でも分かりません。
「シンプル」「ミニマル」「ナチュラル」
そういういう言葉だけで片づけられない魅力があるのです。
(これ、ひと固まりの木から彫っています)
紀平氏の作品の特徴は「ろくろを使っていない」ことです。
彫刻科卒業だそうですから、手で掘ってるのでしょうか。
もちろん、カンナやサンドペーパーは使っているだろうと思うのですが。
(粉塵でエアコンが壊れるからエアコン無しで作っている、とのことでした)
(白木だけじゃなくていろんな表面処理がありました)
氏の作品を私が初めて見たのは「棒の手会館」での展覧会でした。
工房はなんと我が家の近所だそうですが、どうも訪問できそうにありません。
今回、再び肉眼で作品を見られるということで、飛んで行ったのです。
今回は個展なので、作品を購入できます。
「紀平さんは東京で個展をすることが多いです」
「ミシュランガイドに載るような店が買いにくるそうです」
ああ、なるほど。
この皿にそういう料理、似合うでしょう。
しかも、そういう店にとっては、この皿はむしろ安いでしょうね。
(左は杉素地 右は杉に拭漆)
しかし、私にとっては安くありません。
買うかどうか、かなり迷いました。
最後は、こういう結論になりました。
「この皿を見るたびに幸せになれるぞ」
安い皿を1枚買って帰りました。
「ゼロが一つ多いな(^^;)」
そういう値段でした。
「小鳥ちゃん」以来の高額(^^;)コレクションとなりました。
7月に見た展示会の影響もあったと思います。
あれ以来、こう思っています。
「自分がイイと思ったものを買い集めて、幸せになれば良いのだ」
ただの開き直りですね(^^;)。
この個展、「豊田画廊」で9月16日まで開かれています。
ただし、良いモノからどんどん売れて行ってしまいます。
見たい方は、お早めに!
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