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2024年10月

2024年10月31日 (木)

にほんが好き ~ディズナ・アークシートポスト~

E601のシートポストを変えました。

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この違い、わかりますか。

上が今回のシートポスト、ディズナの「アークシートポスト」です。
オフセットは35ミリです。
下はE601に付いていたシートポスト、日東の「S65」です。
オフセットは24ミリです。
どちらの写真も、サドルを目いっぱい後退させてあります。
上の写真の方が、下より10ミリ後退しています。
これで、今までよりも少し後ろに座ることができます。
おそらく、その方が私に合っています。

もう一つの違いは、サドルを固定するボルトの数です。
今回のポストは「2本締め」です。

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今までは「1本締め」でした。
現在の主流はこちらだと思いますが、私には合いません。
長く乗っていると、サドルの先が上がってくるのです。
私の体重が重いためか、サドルの後ろに体重をかけるためでしょう。
CAAD9に乗っていた時も、途中から2本締めポストに変えました。

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本当は同じ日東の「S84」が欲しかったのです。
オフセット37ミリで、2本締めです。
しかし、この品番の黒は現在手に入りません。
中古品はほとんど出回らない上に、高価で取引されています。
ディズナはほぼ半額ですが、日東と比べてもあまり見劣りしません。
ステムもディズナを使っているので、色は揃います。

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私に合ったサドル位置は、これから距離を乗りながら探っていくつもりです。
当分の間、大きなアーレンキーとメジャーを携帯して走ることになるでしょう。

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2024年10月30日 (水)

折り合いに悩むのは総理だけじゃない ~バイク携帯工具の話(1)~

今度は、こんなものを買いました。

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●「俺の携帯工具」
バイクで出かける時の携帯工具です。
一番右は、短いモンキーレンチ。
GBを買ってすぐに買いました。
「SK11」です。
右から二番目と三番目は、プラスドライバー(2番)です。
昔買ったベッセルの「ファミドラ」から抜き出しました。

中心は、今回新たに買った物です。
ソケット 8~14ミリ
ヘックス 4~8ミリ
T型スライドハンドル
エクステンション
いずれも「4分の1インチ」角です。
アストロプロダクツです。

その下は、3ミリのアーレンキーです。
バックミラー(デイトナの「ハイビジ」)の調整用です。
一番左はプライヤーです。
昔乗っていたヤマハTY250Rスコティッシュの車載工具です。
車載とは思えないクオリティなので、気に入って残してあります。

●折り合いを付ける
ちょっとこだわる私にしては、安めな工具たちです。
携帯工具って一度も使わない可能性があるので、費用を抑えました。

GB350SやXTZ125の付属工具は、驚くほど貧弱です。
何かあっても、直せません。
上記くらいの工具を持って行けば、ちょっと安心です。
お守りと言うより、保険ですね。

もちろん、もっと高級な工具をもっとたくさん持って行けば、もっと安心です。
しかし、費用もカサも重さも増えてしまいます。
どこかで折り合いを付けなくてはなりません。
党内や他党との折り合いに苦労しているであろう総理の気持ちが、ちょっとだけ解ります(^^;)。

●余談
実は、これを買おうと思って店に行ったのです。

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コンパクトで安価で、必要なものは入っています。
しかし、現物を見てから気がつきました。
このT型ハンドルのエクステンション、外せないのです。
これでは狭所に突っ込めません。
そこで、バラで買い揃えることにしました。

ヘックスとプラスは、ビットにしようかちょっと悩みました。
でも私、あの小さいビットを抜き差しするのが苦手なんです。
それで、ヘックスはソケットにして、プラスはドライバーにしました。
ここに関しては、後で換えるかもしれません。
また、プラスの1番を追加することになるかもしれません。

●余談その2
3000円クラスの携帯用工具って、各社から出ています。
構成が各社それぞれ違っていて、実に面白いです。

ラチェットを入れるか否か
スパナを入れるか否か
プライヤーを入れるか否か
プラスをドライバーにするかビットにするか
ヘックスをアーレンキーにするかビットにするか

「キタコのラチェット無しにしてモンキーとアーレンキーを追加しようかな」と思っていました。
工具袋も付いてくるので、こちらの方が正解だったかもしれません。
袋、どうしようかな…。

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2024年10月29日 (火)

梨が好き! ~ピカピカしない道具の話~

果物の話ではありませんよ(^^;)。

●T型ハンドル
最近、これを買いました。

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TONEの「T 形スライドハンドル」SL30です。
工具の世界には「ピカピカ派」と「サラサラ派」がいます。
私は、後者です。
工具の表面をサラサラの「梨地仕上げ」にしたものが好きです。
ですから、このハンドルの見た目と感触が気に入っています。
買ってしばらくの間、ずっと見とれたり触ったりしておりました(^^;)。

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このように「エクステンションバー」と組み合わせて、T形ハンドルにします。
先端には、各サイズのソケットをはめて使います。

実は私、コーケンのT形ハンドルも持っています。
(それも梨地仕上げです)
でも、T形ハンドルって、工具箱の中でかさ張るんです。
何本も欲しいのですが、むやみに増やせません。
スライドハンドルとエクステンションの組み合わせなら、工具箱にすんなり入ります。

●自由錐

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カンザワの製品です。
写真ではわかりづらいのですが、これも目盛り部分が梨地仕上げになっています。
刃を固定する丸い部分もピカピカしない仕上げになっていて、コントラストがステキです。

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私、木工も艶消しウレタンニスで仕上げるのが好きです。
艶のない人生です(^^;)。

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2024年10月28日 (月)

選挙を見てゲバラの言葉を思い出した

選挙運動で、いろんな党首が、いろんなことを語りました。
「こいつ、本当にやれると思って言ってるのかな」
私は、そう思いながら聞いていました。

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そこで思い出したのが、チェ・ゲバラです。
NHK「映像の世紀」で紹介された、彼の言葉を思い出しました。
---------------------------------------------------
もし私たちが空想家のようだと言われるならば、
救い難い理想主義者だと言われるならば、
できもしないことを考えていると言われるならば、
何千回でも答えよう、「そのとおりだ」。

すべての人が、おのれの卑しさを越えて、前へ進むことが可能なのだと答えよう。
---------------------------------------------------
彼は、キューバ革命という奇跡を、カストロと共に実現したのでした。
ゲリラだった頃には「空想」「できもしないこと」と言われていたことでしょう。

今年はNHKの朝ドラ『虎に翼』が話題になりました。
男女同権は、100年前には正に「空想」「できもしないこと」だったのです。
もし女性差別に「そんなもんさ」と言っていたら、どうでしょう。
男女同権は、今でも実現していなかったかもしれません。
スイス全土で女性参政権が認められたのは、1991年になってからのことです。
バチカン市国では、今でも女性参政権がないそうです。

今回当選した議員さん方。
「できやしないよ」と言わないでください。
「そんなもんさ」と言わないでください。
今すぐ、でなくても良いのです。
ぜひ、日本社会を前に進めてください。

【補足】
上記のゲバラの名言は、前半と後半に分かれます。
前半は、あちこちで紹介されています。
しかし、後半の原典が私には分かりません。
私、ゲバラの本を2冊持っていますが、載っていません。
ネットで検索しても、後半だけ出てきません。
後半のこの一言があると、前半の言葉がぐっと活きると思うのです。

後半の原典をご存じの方。
原典を示して、この二文をセットで紹介してください!

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2024年10月27日 (日)

富岡鉄斎展で考え込みました ~碧南市・藤井達吉現代美術館~

いろんな刺激を受けた展示でした。

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●「文人多癖」
まず、この言葉に目が行きました。
鉄斎は、さまざまなことのマニアだったそうです。
今回の展示では、数多くの印(はんこ)が並んでいました。
数多く行った旅行でのスケッチ帳?もいっぱい見られました。
他にもいろんな趣味?やコレクションがあったそうです。

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私は「趣味が多いね」とよく言われるので、失礼ながらちょっと近しく感じました。
ただし、鉄斎のコレクションの中には国宝もあるそうなので、レベルが違いますけどね(^^;)。

●書も、画も
鉄斎は「文人画」の作者として知られます。
書と絵は必ずセットになっています。
今風に言うと「マルチアーティスト」ということになるのでしょうか。
でも、昔は書も画もできる文化人なんて、いっぱいいたのです。
私の若い頃には、書を習いにいっている先生が職場に複数いました。
私の母でさえ、年配になってから書や画のおけいこに通っていました。
(毎年展覧会に出品していました)
今は、どうなんでしょう。
私は思わず自分の手をじっと見つめてしまいました。

●掛け軸とスマホ
文人画の多くが、掛け軸になっていました。
見ていると、縦画面で写真を撮る際の構図の勉強になります。
私はトリミングで「捨てる」ことが足りないなあ、と反省しました。
スマホ用に縦画面の動画を撮る人は、掛け軸の画をたくさん見ると良いのでは、と感じました。
縦画面用のマンガの作者は、必見でしょう。

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●碧南市大浜という場所
この一帯には、カミさんと遊びに来たことがあります。
レトロな建物が並ぶ、特別な場所です。
その中に「九重みりん」の蔵もあります。
かつてこの会社の社長が鉄斎にアトリエを提供したのが縁で、今回の展示になっているそうです。
実業家が芸術家のパトロンになる、という話も、昔はいっぱいありました。
今って、どうなってるんでしょうね、そういうの。

「大浜てらまち」はこちら

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●藤井達吉も気になる
今回の場所、本来は藤井達吉の展示がメインです。
藤井達吉について私は無知ですが、図録を見てビビビと来ました。
この人もマルチアーティストであり、民芸とも関わりがあるようです。
藤井達吉の展示になったら、再訪しなきゃと思いました。

●君たち老人は、どう生きるか
…ということを何度も考えさせられました。
趣味で作っている家具等は、もっと丹精込めて作らねば、と思いました。
書や画を習いに行くのは難しいですが、もっと自分を磨きたい、とも思いました。

藤井達吉現代美術館はこちら

●余談
GB350Sで行きました。
行きは高速道路、帰りは下道を走りました。
「1時間程度なら、高速道路を80km程度で走るのがベスト」
そう感じました。

服装は上下とも春秋ウェア、手袋は全面皮を使いました。
もうじき11月だというのに、これだと少々暑苦しいです。
いやはや。
(メッシュの夏ウェアは、今日洗って片づけました)

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2024年10月26日 (土)

養老山地一周 ~二つのサイクルトレインを使って~

●養老鉄道に乗る

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養老鉄道石津駅から電車に乗りました。
自転車のまま乗れるのです。
自転車持ち込み料は、ゼロです。

養老山地の東側は、断層が走っています。
その断層の上には、東に向かって扇状地が並んでいます。
養老鉄道は、この扇状地を次々と横切るように走ります。
私が乗った4区間で、風情のあるトンネルをいくつも見ることができました。

もちろん、目を横に向けると養老山地が間近に見えます。
東側は断層崖なので、見事な山容です。
私は高校時代に、この山地の谷を自転車で順番に訪れたものです。

電車の中は、ぱらぱらと乗客がいました。
自転車を持ち込んでもジャマではないだろうと感じました。
私の他にも、ママチャリを持ち込んだ若者がいました。
好奇の目は、全く感じませんでした。
電車の中に自転車が乗ってくるのは当たり前のことになっているのでしょう。

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(観光地である養老の駅舎は、さすがに絵になります)

●養老と鈴鹿の間を走る
養老駅で降りて、養老山地の西側へと走ります。
この道、私は大好きです。
大学生時代にバイクで何度も何度も走りました。

右に鈴鹿山脈、左に養老山地。
その間を牧田川が流れています。
「ここに住みたい」といつも思います。

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アップダウンは、少々あります。
坂が苦手な私にとっては、電動アシストなしで走るのは遠慮したい道です。
ロードバイクと何度もすれ違いました。
養老山地周辺には、激坂である「二ノ瀬越え」、「TOJコース」などがあります。
私のように山地を1周すると100km弱です。
車も信号も少ないので、良い練習場所なのでしょうね。

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(切符は「硬券」です!)

●三岐鉄道三岐線に乗る
西藤原から乗りました。
セメント輸送の機関車や貨車があちことで見られます。
そのためか、駅周辺の線路の数も驚くほど多いです。
ローカル線ですが、地域の産業振興に役立っているなと感じます。
しかし登山者としては、セメントのために鈴鹿の山が削られていくのは残念です。

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(沿線には「貨物鉄道博物館」もあります)

こちらでも、車内の様子は養老鉄道と似たようなものでした。
自転車料金を取らないのも同じです。
平日に乗れる列車が少し違います。

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●感想
養老山地を一周すると、100km足らずです。
それくらいなら全部自分で走れよ、という距離ですね。
「せっかくサイクルトレインがあるから一度乗ってみよう」
というのが今回の目的でした。

養老線については、全く不満を感じません。
しかし養老線沿いの田舎道は、私の好きな道なのです。
ここを走らず電車に乗ってしまうというのは、もったいないと思います。

三岐鉄道についても、この場所は自分で走った方が気持ち良いだろうなと感じます。
養老山地からだんだん離れていくのもちょっと残念です。

今回は反時計回りで走りました。
サイクルトレインを使うなら、時計回りの方がよいかも、という気もします。
機会があったら試してみたいものです。
初心者と一緒に行くと喜ばれるかもしれません。

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2024年10月25日 (金)

蛇口をちょっとカンタンにする ~新たな職場での誘惑(2)~

買ったのは、これです。

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今までの蛇口ハンドルを外します。

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三角ハンドルのネジを外すには、ペンチやプライヤーでなんとかなるでしょう。
私は「ウォーターポンププライヤー」を使いました。
この方が快適です。

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私が若い頃にバイク整備用に買ったものです。
「クニペックス」ではなく「スリーピークス」ですが、不満なく使っています。

4種同梱されているアダプターの中から、合うものを付けます。

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レバーを挿します。

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これだけ回せば、十分に水が出ます。

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「今までと大差ないじゃん」
そう思う方もおいででしょう。
しかしこの蛇口、地面の高さにあるのです。
それを「回す」のと「上げ下げする」のとでは、ちょっと差があるのです。
新しい住宅には「回す」蛇口ハンドルは一つもないと思いますよ。

ウチの店には「スイングレバー」だけでも10種以上の商品が並んでいます。
金属製でも千円台です。
施工時間は5分程度でしょう。
「回す」蛇口ハンドルをお使いの貴方、いかがですか。

【蛇足】
以前も書きましたが、日本の水回りのネジ規格は、メチャクチャです。
こんな蛇口の軸ひとつでも、4種のアダプターが必要なのです。

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素人が新しく水回りの部品を買う際には、よく調べてから店に行きましょう。
可能なら、現物を持って行くと良いですよ。

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2024年10月24日 (木)

美しい軽自動車を残したい ~私がやりたいコレクション~

美しい軽自動車を、後世に残したいと願っています。

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(初代eKワゴンです)

初代と二代目の「eKワゴン」
初代と二代目の「ワゴンR」
「セルボモード」
「エブリイバン」
初代と二代目の「ミラ」
「ミラココア」
「ザッツ」
二代目「アクティ」
二代目と三代目の「ライフ」
初代「N-ONE」
初代「N-BOX」 等々。

えっ、「ビート」がないだろう、って?
そういう車は、大事に残してくれる人が何人もいるでしょう。
えっ、「フロンテクーペ」がないぞ、って?
古すぎて、入手が難しいです。
上記の車は、こんな条件で選んであります。
「美しいのに、スクラップにされるであろう」
「今なら、まだリーズナブルな価格で手に入るであろう」
そういう車たちです。
このコレクションなら、億万長者でなくても可能だと思うのです。

あと10年経ったら、このリストに現行車種が入ってきます。

「ラパン」
「ムーヴキャンバス」
「N-VAN」
三代目「N-BOX」

問題は、置き場所です。
美しい車を残しても、倉庫でホコリをかぶらせては意味がありません。
それなりの建物の中で、それなりの管理をしなくてはなりません。
こちらは、私程度の財力では困難です。
1億円くらい使える貴方、やりませんか。

【補足】
なぜこんなことを書くかというと。
昨日NHKで「熱中時間のあとしまつ」という番組を見たのです。
消防車のコレクションとか、クモの巣のコレクションとか、千種類以上の木で自作した千セット以上の将棋の駒とかが紹介されていました。
そういう膨大なコレクションを、自分の死後どうするか、という番組なのです。
特に消防車コレクションは、後世に残す価値があると思いました。
私はかねがね
「ありふれた、それでいて美しい軽自動車がつぶされていくのは惜しい」
と思っておりました。
今のうちにコレクションして、後世に残せたら、と夢想しておりました。
それで、今日ここに書いた次第です。

【さらに蛇足】
ですから、普通車の中でもそのての車を残せたらいいな、と思うのです。
その最たるものが、いすゞの「ファーゴ」です。
あのジウジアーロのデザインだそうです。
日本の歴史上、最も美しいワンボックス車だと思います。
今、日本に何台残っているのでしょうか。
いすゞ本社では、これを保存しているのでしょうか…。

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2024年10月23日 (水)

甘柿はなんとか収穫

甘柿が、いい色になってきました。

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ひとまずこれだけ収穫しました。
すでに鳥に食べられたものが3つほどありました。
さすがによく見てますねえ。

もうひと山くらい収穫できそうです。
でも30個採っても、老夫婦2人では食べ切れません。
かと言って、ひと様にさし上げるには見ばえが悪すぎます。
まあ、残りは鳥に食べてもらうことにします。

今年の渋柿は、結局1つも収獲できませんでした。
毎年の楽しみだった干し柿作りができません。
甘柿でやってみようかな。
それとも、渋柿を買ってこようかな。

まあ、ひとまず甘柿だけでも収穫できて良かった!

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2024年10月22日 (火)

汗かきじいさん、ザックを新調する ~マムート・デュカン24~

「汗かきなら、ドイターじゃないの?」
「うん、比較検討したよ」
「背中とザックの間に空間を作るザックって、今では数社が作ってるよね」
「うん。モンベルも実物を見たよ」
「なぜマムートを選んだの?」

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(ザックと背中を離す構造です)

●軽さ
「軽いんだよ」
「なるほど。ドイターのあのタイプって、ちょっとだけ重いよね」
「ドイターのフューチュラ23メンズは公称1200g、マムートだと910gなんだ」
「軽いっちゃ軽いけど、たった300g、とも言えるね」
「それが老人にとっては、疲れ方の差となって出てくると思うんだよね
その割に背面はがっちりしていて、ザックの形が崩れにくいんだ」

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(軽量なのにフレームが入っているおかげできっちりしています)

●収納
「これ、今どきのザックにしちゃ、ポケットの数が少なめだよね」
「正面に大きなポケットがないだけさ。
たった24Lなんだから、僕にはこれで十分だ」
「ポケットが少ないというのは、軽さにもつながっているんだろうね」
「本当は、ヒップベルトのポケットも無い方が良かったと思ってるんだ。
なんなら、ヒップベルトが外せれば一番嬉しかった」
「ヒップベルトのポケットが片方だけって面白いな」

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(三つ折りのストック限定でしょうね)

「反対側のヒップベルトには、ストックホルダーが付いてるんだ。
必要な時にさっとここに差せる、という作りだね」 
「ポケットが少ない割に、ショルダーにスマホポケットが付いてるね」
「そう、これはポイント高いよね。
しかも両側にあるんだ。
ただ、大きいスマホはヒップベルトのポケットじゃないと入らないだろうね」

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(落下防止のファスナー等がないという割り切ったつくりです)

●安価
「これ、マムートにしちゃ安いよね」
「黒だと、アマゾンで1万2000円台で売られてることさえある。
まあ、フューチュラ23もちょっと高いだけだけどね」
「これの前にザックを買ったのは、いつ?」
「えーっと、27年前かな」
「それじゃあ、ザックの値段の差に驚いただろ」
「そうそう、30Lで2万円超えるのがあって、びっくりしたよ」
「これさ、軽くて安いから耐久性はどうなのかな」
「使ってみないとわからないね。
ただ、僕はヘビーユーザーじゃないし、先は長くないし(^^;)。
まあ、生きてる間は大丈夫じゃないかと期待してるんだけど」

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(内蔵のザックカバーは蛍光赤です。イイと思います)

「これの真価が判るのは、来年の夏だね」
「そうだね。
今のところ快適に使えているけど、もう涼しいからなあ。
来年の8月に、また使い心地を報告するよ」
「お前、登山の後に『あせも』ができるって言ってたよな。
それがなくなるといいな」
「そう願いたいもんだね。
下山直後に風呂に入れる山ばかりじゃないからな」

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2024年10月21日 (月)

屏風山で「山祭り」 ~笹平道~

意外な喜びが、3つありました。

●笹平口、いいね
こちらから入山するのは初めてでした。
登山口までの景色に驚きました。
ダムとゴルフ場より更に山奥に入ります。
その先に開けた場所があり、集落がありました。
この集落の雰囲気が、私好みだったのです。

笹平口の標高は600m近くあります。
ここから屏風山までの標高差は、約200mにすぎません。
ですから、道はなだらかです。
しかも、大草道と違って荒れていません。
黒の田湿地へのアクセスが良いのも嬉しいポイントです。

●整備された人工林
笹平道では、樹木観察の楽しみは乏しいです。
しかし、よく間伐された人工林を見ることができます。

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(木々の間隔がちゃんと取られています)

間伐のおかげで、明るいです。
気持ち良く歩けます。
人工林は皆こうあって欲しいなと思います。

●思わぬ交流
「山祭り」は岐阜県勤労者山岳連盟の行事です。
6つの山岳会から約60人が集まるというものでした。
私、心配していました。
だって、他の登山者にとっては迷惑じゃないですか。
10人の行列でさえ迷惑だというのに。

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ちょうどこの日、湿地の保全活動をしている皆さんが来ていました。
作業をしているかたわらで山岳会の集会をしました。
「良い機会なので」ということで、保全団体の方にも話をしていただきました。
湿地の由来、動植物、保全活動等について話していただけました。
山岳会の皆さんは話に聴き入っていました。
この湿地の貴重さと、保全活動の大変さを知らない方が多かったのではないでしょうか。

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「今日、一番良い時間かもしれない」
そう思って、写真を撮ることにしました。
保全活動をしている皆さん、ありがとうございました。

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2024年10月20日 (日)

GB350Sのサイドカバーには、このステッカーでしょ

このステッカーにしました。

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GB350(Sじゃない方)の純正部品です。
この少し横長のフォントが、このサイドカバーにぴったりです。

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このステッカー、タンクの色に応じて4色あります。
芸が細かい!
Sには、この色が合うと思います。

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(新車時)

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(エンブレムだけにした状態)

あと4か所、カスタムする予定です。
(パーツ待ちなのです)
全部完成するのは、いつのことやら(^^;)。

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(タンクのエンブレムもステッカーにしたいですね)

(蛇足)
今の車やバイクのメッキエンブレムって、私の趣味に合いません。
ステッカーの方がずっとイイと思います。

むかーし昔、あのAE86が出た時のお話です。
リアには、エンブレムではなくステッカーが採用されました。
ステッカーだと、固形ワックスをかけた後できれいに拭き取れます。
「これからの時代、もうメッキエンブレムはなくなる!」と喜んだのですが、ぬか喜びでした。
ステッカーエンブレムは、続かなかったのです。
不評だったのでしょうね。
私には、メッキエンブレムの方が安っぽく見えるのですがね。
(個人的趣味を語っているだけですよ)

ハチロクが出た頃、他の車でも虚飾が減っていました。
それまであちこちに付いていたメッキ部品が激減していました。
フロントグリルとか、窓周りとか、テールランプ周りとかがスッキリしたのです。
「ああ、いい時代になったなあ」
当時、私はそう思って見ていました。 

それが、どうでしょう。
今の車たるや、エンブレム以外にもメッキの部品があちこちに付いています。
(私のNBOXにも少し付いています)
時代が逆戻りしている、と感じます。
嘆かわしい、と思っているのは私だけでしょうか。

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2024年10月19日 (土)

今の自動車デザイナーは全員見に来い! ~「陶磁器デザイナー日根野作三」展~

この急須が中日新聞で紹介されていたのです。

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私は日根野氏の名前を知りませんでした。
でも、この急須を見て「これは行かなきゃ!」と思ったのです。

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多治見市美濃焼ミュージアムの特別展は、いつもひと部屋だけです。
それでも、私にとっては密度の濃い展示でした。

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氏が自分で作ったものではありません。
氏が指導した陶芸家が作ったものです。
高級品には見えませんよね。

氏の、こんな文章が残っています。
「この状態では安く美しい焼き物が人々の手で使われる日が何時になればくるのであらうか」
氏は、一部の裕福な人々のための陶器ではなく、安く使いやすい良品の普及を目指したのでした。
そして、美濃で数多くの陶芸家にデザインの指導を行ったのです。

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目がくらみそうな図です。
これだけの数、指導したり、デザインを提供したり、機関を設立したりしたのでした。

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●常設展示も見てね
美濃焼の多治見市ですから、常設展示も質が高いです。
中世、桃山期、江戸期、戦時中、現代等、各時代の美濃焼が並んでいます。

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(桃山期の瀬戸黒)

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(江戸期の徳利)

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(戦時中の陶器アイロン)

【余談】今の自動車デザイナーを何度でも非難するぞ
企画展の小冊子を買って帰りました。
こんな言葉が並んでいます。

「実生活に役立つ美しい陶磁器を人々に届けるという使命感」
醜い車を世に出し続ける今の自動車デザイナーたちに、使命感はあるのでしょうか。

「そのデザインの特徴は、オリジナリティーとフォルムの追求にあり」
「オリジナリティーは歴史や伝統から学び新たな想像を行う姿勢」
「陶磁器デザインの美をフォルムに見出し形態美を追求するという考えは機能主義デザインに繋がる」
「デザイン後進国、日本」

日本の自動車デザイナーさん。
(外国でデザインしていることもあるそうですが)
未だに外国車のマネをしたり、他社のデザインをマネしたりしてますよね。
伝統から学ばない醜いデザインが多いですよね。
見た目のために使い勝手を犠牲にしたデザインも多々ありますよね。

「こうしなきゃ売れない」って?
それ、売り上げのためならウソでも低俗な内容でも流す、一部のマスゴミと同じですよね。
売り上げのために最悪の手段に頼っているということですよね。
あなたたちの没後40年に展覧会をやったら、後世の解説は何と書くのでしょうかね。

私が恐れているのは、子どもたちの美意識の歪みです。
彼らは、生まれた時から醜い車があふれているのを見て育ちました。
「車って、ああいうもの」
「醜くない車は、ヘン」
「車の絵を描かせると、醜い車しか描かない」
大人がそう考えている時代が、来るのでしょう。
(たぶんもう来ています)
今の自動車デザイナーは、未来の美意識までも汚染しているのです。
マツダとホンダは意識的に今のデザイン潮流と戦っているようですが、戦況は厳しいようです。

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(日根野氏のスケッチ帳です)

今の自動車デザイナーって、いったい何を学び、何を作ろうとしているのでしょうか。
まさか自分たちの醜い製品を
「これ、カッコいいでしょ」と本気で思ってたりしませんよね。
イヤイヤながら、仕方なくやってるんですよね。
せめて、そう信じたいです…。

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2024年10月18日 (金)

新たな職場での誘惑(1) ~天然木の手すり~

これ、イイでしょ。

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目に見える場所全部が天然木なんです。
ネジを隠す部分も天然木です。
手すり、もしくは扉の取っ手として使うものだそうです。
色も幅も選べます。
「無塗装」なんてものまであって泣かせます。

「タオルハンガーとして使うのもいいな」
と思いましたが、タオルを掛けると天然木が隠れてしまいますね(^^;)。

価格は、意外にお手頃です。
おーい、ばあさんや、そろそろウチにも手すり付けようかあ?


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2024年10月17日 (木)

転職後2週間 ~新たな誘惑がいっぱい~

職場恋愛とか、使い込みとか、じゃなくて。

ちょっと大きな店なので、珍しいものがいっぱいあるんです。
前の職場と違って、私の持ち場が広いんです。
ネジとか工具とか服とかも扱うんです。
毎日「こんな商品があるんだ!」という驚きの連続です。

それに加えて。
前の職場と違って、職員割引があるんです。
ますます「これ、買いたい!」と思ってしまいます。

ああ、また不要不急の買い物をしてしまうのでしょう…。

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2024年10月16日 (水)

他県から来る価値あり! ~「旅するジョウモンさん」豊田市博物館~

●多様な土器にびっくり
100点以上の縄文土器が展示されています。
しかも、青森から鹿児島に至る各地の出土品です。
これだけの縄文土器を見られる機会って、少ないんじゃないでしょうか。

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縄文土器って、小学校の教科書にも載っています。
しかし、縄文土器がみんなあんな形かというと、全然違うのでした。
「火焔型土器」は縄文土器の中でも特異な例なのです。
では他の地域の縄文土器はどんな形だったのかというと。
驚くほど多様なのでした。

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ミュージアムショップは広くありませんが、面白いものが並んでいます。
今回私が買ったのは、図録です。
全ての展示資料がカラーで載っており、しっかり解説してあります。
すべての小中学校図書室に置かれるべき図録だと感じました。

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建物も見事です。
さすがに今の豊田市は金持ちだなあ、なんて思ってしまいます。
庭も一味違います。
自然風の植栽がされているので、きちんと手入れすれば5年後には見事な森になっているだろうと感じました。

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(古墳弁当箱です)

●アイヌとの関係性に思いをはせる

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アイヌの人々は、縄文人のDNAと文化を受け継いでいると言われます。
つい先日見た「アイヌの手仕事」と縄文土器には、共に渦巻文様が見られます。
それは、現代人には不可解なほどの凝った装飾でもあります。
モノに深く祈りを込めるという精神性も共通なのでしょう。

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(どうやって作ったのか考えこんでしまいます)

ヤマト人にも、縄文人の遺伝情報は1割程度受け継がれているそうです。
これには地域差と個人差があります。
もしかすると貴方、縄文土器とアイヌ工芸を見てDNAが震えるタイプかもしれませんよ。

●この秋は豊田市に行きましょう
そういうわけで。
現在豊田市では縄文土器とアイヌ工芸品が同時に見られるという状態です。
「旅するジョウモンさん」は12月8日まで。
「アイヌの美しき手仕事」展は12月15日まで。
あと2か月、奇跡のコラボが続きます。
好きな方なら、この二つだけで1日終わるでしょう。

美術愛好家なら、豊田市博物館の隣にある豊田市美術館は必見です。
園芸愛好家なら、NHKによく出てくる「花遊庭」にも寄りたいですね。
自動車好きなら、もちろんトヨタ博物館(隣の長久手市です)に行かねばなりません。
この5か所は、遠方から来る価値があると思いますよ。

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(土器の装飾です。トヨタさん、新型車の顔はこれでいかが?)

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2024年10月15日 (火)

かわいそうな いし ~ハサミとスコップとタワシを新調~

●残念な山頂

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一昨日登った横川山の山頂にあった標石です。
二等三角点のはずなのですが、文字が笹に覆われて読めません。
おそらく、登山道整備の際にチップソーで笹刈りをしたのです。
標石と刃が当たるのを防ぐために、標石付近は笹を刈らなかったのでしょう。
まあ、標石は国土地理院の持ち物ですからね。
チップソーでなくナイロンコードでも、標石にバチバチ当たるような笹刈りは遠慮するべきでしょう。

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こんなのも、ありました。
これ、御料局の標石ではないかと思われます。
こちらも、笹に覆われて文字が読めません。
(赤スプレーではなく赤テープが付いているのも気になります)
単なる「マル宮」標石ではないかもしれません。
でも、それを確かめるには笹をかき分け、地面を少し掘らねばなりません。
この日は、写真を撮るだけにしました。

●標石愛好家、立ち上がる
横川山には大いに満足したのですが、標石だけは残念でなりません。
翌日、さっそくダイソーに行きました。

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笹を切るためのハサミ
土を掘るためのスコップ
笹の根を切るためのカマ
埋もれていた標石を掃除するためのタワシ
それらを入れる袋 

これらを買い揃えました。
今後は、このセットを持って山に行こうと決めました。
今回のように標石が埋もれていることは、ちょくちょくあるのです。
標石周辺を整備することで、見知らぬ人との交流が始まることもあるでしょう。

(余談)
今回のセットは「不要不急」です。
でも「あれば便利」でもあります。
登山って「なくても良いけど、あれば便利」との戦いです。
ガスストーブとか、保温水筒とか、大きなカメラとか。
前に紹介した折り畳みイスも、その類でしょう。
そして私は「あれば便利」にとても弱いのです。
本ブログの「買い物」カテゴリーは、そんなものがゾロゾロと並んでいます(^^;)。

ハサミもスコップもタワシも、すでに家にあるのです。
山に行く際に、それらをまとめて持って行けば良いのです。
でも、それでは重いし、かさ張るし、面倒です。
そのため、余計な買い物をしてしまったという次第です。
60歳過ぎても、どんどんモノを増やしている未熟な私です…。

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2024年10月14日 (月)

アイヌ文化に驚く ~「アイヌの美しき手仕事」展~

豊田市民芸館まで行って、見てきました。

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アイヌの人々による刺繍、装飾品、実用品等が展示されていました。
驚愕しました。
失礼な言い方ですが、レベルが高いのです。

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今の時代でも通用するセンスです。
仕事は細やかで丁寧です。
アイヌの人々は、身の周りのモノ一つ一つに祈りを込めていたのでしょう。
それは、今の日本人からほぼ失われた感覚でしょう。

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「タバコをすってたんだ!」
「縫い針を使ってたんだ!」
「ガラス玉がある!」
「木綿の生地だ!」
こういったことにも、いちいち驚いてしまいました。
アイヌの人々は、交易によって外部からいろいろなものを取り入れて、使いこなしていたのでしょう。

私は社会科教師なので、アイヌについて基本的な知識はあるつもりでした。
北海道旅行の際にいろんな展示を見たこともあります。
しかし、私の知識はどうも偏っていたようです。
「アイヌは自給的な生活をしていた」
「自然と共生していた」
そこから導き出されるイメージは「原始的」でした。

しかし、今回の展示は全く原始的ではなかったのです。
私が特に目を奪われたのが、木彫品でした。
現代の職人が作るものにまったくひけを取りません。

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この写真は、団子べらだそうです。
こんな所にまで模様が彫ってあります。
3番目の写真に出ている椀も、底にこのような模様が彫ってありました。
こんな所にも「祈りを込めた生活」の様子がうかがえます。

このような文化や精神性を持っていた人々を、ほぼ絶滅させてしまった日本人は、なんと罪深いことをしたのでしょう!
今さらながらに、そのことに思いをはせました。

今回の展示は、民芸運動の祖である柳宗悦と芹沢銈介の収集品が基になっています。
私が高校生の時、教科書に柳宗悦の文章が載っていました。
日本が朝鮮を併合した時代に、光化門の保護を訴えた文章でした。
柳氏は、朝鮮だけでなく、沖縄や台湾の文化の保護も訴えています。
アイヌの工芸品を収集したのは、氏にとっては自然なことだったのでしょう。
氏は、偏見や先入観にとらわれず「美しいものは美しい」と判断することができたのです。

いろんなことに興味関心が広がる展示でした。
いろんなことを考えさせられた展示でした。
豊田市民芸館で、12月15日まで開かれています。

(余談)
芹沢銈介氏もアイヌ工芸品を収集していたそうです。
実は、以前から芹沢氏の染色に興味がありました。
芹沢銈介美術館は静岡市という微妙な距離にあるので、今まで行けずにおりました。
しかし、今回のアイヌ展でふんぎりがつきました。
これは、ぜひ静岡市まで行かねばなりません。

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ノートPC故障!

先日、パソコンからネジが落ちまして。
外から見ても、どこのネジだか判りません。
フタ(液晶画面)を開閉すると「バキッ」と音がします。
フタのヒンジがグラグラです。
何かが外れているようです。
電源ボタン付近の筐体が開いて、内部が見えます。
開け閉めが、スムーズにできません。
そこを強行すると、バキバキバキッと筐体が割れそうになります。

開け閉めしなければ大丈夫かと思ったら、いやいや。
開けたまま動かすと、ヒンジ部分が動いて外れそうになります。
もう書斎に置きっぱなしにした方が良さそうです。
(書斎にはデスクトップPCがあるのに…)

物理的故障なので、動作はしています。
でも、この調子だと内部に損傷が及ぶ可能性もあります。
メーカー(マウスコンピューター)や修理受付店舗に相談してみました。
「新しく買った方が安上がりですよ」という返答でした。
なんてこった。

保証期間は過ぎていますが、全く問題なく使えていたのです。
この状態で買い替えるなんて、悔しいなあ。

このノートPCは、専らブログや山行計画書や長いメール等の作成に使ってきました。
その作業をデスクトップPCでやろうとすると、いろいろと移行作業が必要になってきます。
そういう訳で、本ブログは毎日更新しておりますが、いつ中断するかわかりません。
全国3000万の読者の皆さま、ご容赦ください<(_ _)>。

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2024年10月13日 (日)

ちょうどいい横川山 ~25年ぶりのストック山行~

●展望がイイんです

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秋晴れでした。
隣の恵那山、木曽川の向こうの笠置山。

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更に中央アルプス、御嶽、北アルプス?まで見渡せました。

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●距離がイイんです
展望だけなら、富士見台から歩くのがお手軽です。
しかし、私はそれでは物足りません。
南沢尾根コースから入って、歩行4時間半でした。
今の私には程よい距離です。

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(横川山まであと少し)

●走行時間がイイんです
私の自宅から登山口まで、車で1時間半弱です。
私にとって、これくらいが気軽に行ける距離なんです。

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(4種の木が並んでいます)

●森がイイんです
この山を選んだ最大の理由は、落葉広葉樹です。
植林の森を歩く時間は、わずかでした。
落葉広葉樹、常緑広葉樹、常緑針葉樹、落葉針葉樹が程よく入り混じります。
気持ちの良い森歩きを楽しむことができました。

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●道がイイんです
歩きやすいんです。
急坂や階段も少しあるのですが、あまり苦になりません。
路面や斜度や道幅が優しいんです。
登山口で「入山協力金」200円を払うのですが、これだけ整備された道なら文句ありません。

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●25年ぶりのストック登山
そのために、歩きやすいと定評のある山を選びました。
ストックを片づける場面は一度もありませんでした。
登りでは、ストックのおかげで良い姿勢で歩くことができたと思います。
下りでは、よろけたりスリップしたりせずに歩くことができました。
この道なら、ストックを使うのも悪くないなと感じました。
コースタイムよりも1時間早く帰ることができたのは、ストックのおかげかもしれません。

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●その他
駐車場はキャンプ場内にあって、舗装されています。
近くには、ちゃんとしたトイレがあります。
駐車料金が500円かかりますが、これなら文句ありません。

私の車の隣にはフリードが停まっていました。
「ちょうど良い」山に「ちょうど良い」車!
完璧な組み合わせですね(^^)。

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2024年10月12日 (土)

昔も今も要衝なのだなあ ~瑞浪市・鶴ヶ城~

展望の良い城でした。

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●立派な城だったようです
最初は、急な登りです。
しかし、道はしっかり整備されています。
急な登りも長くは続きません。

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急坂の上に曲輪(まがりわ)があったので、驚きました。
馬にあの坂道を昇り降りさせたの?!

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「伝 御殿場」もありました。
こんな所に住んだのでしょうか。

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●3つの展望ポイント
冒頭の写真は、本丸跡からの展望です。
下界がよく見渡せます。

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本丸跡は意外に広くて驚きました。
ところが、この城の特徴は他の展望ポイントなのです。

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「西の出丸」「東の出丸」
この双方からも、下界を見張ることができます。

「かつてはこの西出丸と東出丸が大きく当方に張り出し、鶴が羽を広げたように見えたことが本城の名称の由来」

『岐阜の山城』にはそんな記述があります。
ところが、このあとにこんな記述が続くのです。

「しかし、この両出丸は昭和48年の中央自動車道の建設に伴って大きく削り取られ、現在は両翼をもがれた状態」

残念な話ではありますが、この場所の重要性を物語る話でもあります。
この城のすぐ下に、中央自動車道。
その向こうには、JR中央線。
更に、国道19号線。
この地は、信濃と美濃を行き来するには必ず通る場所なのです。

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昔も、事情は同じだったのでしょう。
本丸跡の看板によると、この城は鎌倉時代に作られたそうです。
「美濃国統治の本拠とした」と書かれています。
現代以上に、この地は要衝だったのでしょう。

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●隣の城も気になります
鶴ヶ城は、なんと隣の城まで周遊できるそうです。
案内看板によると、所要2時間です。

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木々の葉が落ち切った季節には周遊も良いかもしれない、と思いました。
ただし、せっかくの山城なので、最初は下から攻めたい(^^;)とも思います。
次の機会に、また自転車で来るとしましょう。

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(実に行き届いた案内看板です)

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2024年10月11日 (金)

カギ紛失?でいやはや

「玄関のカギがない」
母が、そう言うんです。
少し前から、そういうことが続いていました。
そこで、私は数個スペアキーを作りました。
それをことごとく失くして、ついに最後の一つを失くしたと言うのです。

仕方ありません。
カギ屋さんに来てもらって、玄関の鍵を交換しました。
カギは5つ付属してきます。
これを失くしたら、番号だけでカギを作ってもらえるそうです。

新しく母に渡したカギには、キーホルダーと鈴を付けました。
ちょっとかさ張って、落とした際に音が出る、というねらいです。
でも、前のカギはそれでも失くされたのです。
5つのカギであと何か月、もつのでしょうか。
いやはや。

(蛇足)
実家の母は「要介護2」です。
訪問介護の方々に支えられて、一人暮らしをしています。
(施設には行かない、と言うのです)
認知症です。
カギだけでなく、補聴器も二つ失くしています。

しかしです。
カギと補聴器、合計7つは、出てこないのです。
家の中で失くしたら、出てくるはずですよね。
こうなると「失くした」という言葉は素直に受け取れません。
問い詰めても仕方ないので、私も何も言いませんけどね。
いやはや。

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2024年10月10日 (木)

エッジが大切なんです ~端材でトレイを作るのだ(3)~

ひとまず2枚、切り出しました。

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角を丸めます。
トリマースタンドと金属テンプレートを使います。

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上面のへりは丸面ビットで丸めます。
まあこれは普通ですよね。
ただし、底面のへりはサジ面ビットを使いました。

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重ねられるようにしたいのです。
上面の内側のエッジを丸めて、サジ面にハマるようにする予定です。

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2024年10月 9日 (水)

ディッシュビットで大失敗 ~端材でトレイを作るのだ(2)~

今度は四角に、より深く掘りました。

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ここにたどりつくまで、何回も失敗しました。

【失敗その1】
今回の掘り込みの大きさは、10cm四方です。
ところが、これはトリマーのプレートと同程度の大きさだったのです。
この組み合わせで掘ると、トリマープレートが掘った溝の中に落ちることがあります。
そうすると、せっかくの滑らかな底面が見苦しく削られてしまいます。

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これを解決する方法として私が考えつくのは、3つでした。
A 大きなトリマープレートを特製する
B トリマースタンドを使う
C ルーターを使う

【失敗その2】
私、板にキレイな四角形をくりぬくのが苦手なんです。
ええ、ジグソーの使い方がヘタなんですね。
テンプレートがキレイな四角形になっていないと、溝の形もキレイになりません。
ああ、バンドソーを買わないとダメなのでしょうか。

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【失敗その3】
マキタの8ミリルーターを使ってみることにしました。
ベースプレートが大きいので、10cm四方の溝掘りならなんとかなります。
ところが。
気がつくとテンプレートが削られているではありませんか!
ビットの出とテンプレートの厚みをよく考えないと、こうなってしまいます。
何度もテンプレートを作り直すハメになってしまいました(^^;)。

【私の結論】
パワーの強いルーターなので、こんな削り方をしました。
最初からビットの出を深くセットします。
そして、掘る溝の中心付近をまず削ります。
ルーターのプランジ機能を使います。
フォスナービットで大穴を開けるような感じです。
その後、少しずつ溝を外に広げていきます。
こうしてようやく、ディッシュビットのコロがテンプレートにしっかり当たるようになりました。

いやー、ディッシュビットを甘く考えておりました。
これでようやく外側を削ることができそうです。

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2024年10月 8日 (火)

端材をトレイにするのだ(1) ~まず円形~

まずまず、ちゃんと掘れました。

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こんなトリマービットを使います。

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「ディッシュビット」というやつです。
私、「コロ付き」のビットを使ったことはあります。
でも「テンプレート」を併用してトリマーを使うのは初めてです。
先人の動画やブログを見て「こりゃ練習しないとダメだ」と思いました。

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まず、テンプレートを作ります。
ホールソーとボール盤を使いました。

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部材が動かないように、端材やガムテープで留めます。
両面テープを使う先人が多いようでしたが、あいにく使い切っておりまして(^^;)。

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部材+テンプレートを作業台にしっかり固定します。
トリマーの深さを変えて、3回に分けて削ります。
いいんじゃないでしょうか。
ちょっとけば立っていますが、サンディングすれば問題ないでしょう
外側をカットすれば、トレイとして使えるでしょう。
ネジやビットの置き場所として使えそうです。
さて、次は四角のテンプレートを作ってみましょうかね。

【失敗談】
実は、最初に作ったテンプレートは、厚みが足りませんでした。
根元にコロが付いたビットの場合、薄いテンプレートだとビットが出過ぎるのです。
そういう訳で、途中でもう一枚テンプレートを追加して重ねております(^^;)。

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【余談】
中途半端な端材が、たまってきたんです。
小さい端材なんて、ゴミに出してしまえば良いのですが、私は貧乏性でして(^^;)。
農閑期になってきたので、端材をトレイにしてみようと考えました。
ウッドカービングを始める前の練習でもあります。
ディッシュビットで満足してしまうかもしれませんが(^^;)。

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2024年10月 7日 (月)

倒れる彼岸花を見ながら「ごんぎつね」について考える

我が家の彼岸花は、倒れて枯れ始めています。
これを見ると「ごんぎつね」を思い出します。

●「ごんぎつね」の中の彼岸花
彼岸花は「ごんぎつね」の中でこんな風に登場します。

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「兵十の家のだれが死んだんだろう。」
 お昼が過ぎると、ごんは、村の墓地(ぼち)に行って、六地蔵(ろくじぞう)さんのかげにかくれていました。いいお天気で、遠く向こうには、お城の屋根がわらが光っています。墓地には、ひがん花が、赤いきれのようにさき続いていました。と、村の方から、カーン、カーンと鐘(かね)が鳴ってきました。そう式の出る合図です。
 やがて、白い着物を着たそう列の者たちがやってくるのがちらちら見え始めました。話し声も近くなりました。そう列は墓地へ入っていきました。人々が通った後には、ひがん花が、ふみ折られていました。
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これだけです。
物語の中で重要な役割を果たしているわけではありません。
なのに、彼岸花に強い印象を抱く読者が少なくないようです。
ネットで「ごんぎつね 彼岸花 意味」と検索すると、…あらまあ。
いろんな人が、いろんな自説を述べています。
面白いことに、てんでばらばらのようです。

彼岸花が登場するのは、2回だけです。
1回目は、美しい場面です。
2回目は、その美しい彼岸花が踏み折られるという無残な場面です。
特に2回目の描写が皆さん気になるようです。
「わざわざこの描写をするのは、作者に何らかの意図があるに違いない」
というわけです。

「踏み折られた彼岸花は、兵十の母を象徴している」
「彼岸花は、母を亡くした兵十の気持ちを表している」
「彼岸花は、ごんのその後の運命を暗示している」
「彼岸花は、ごんの善意が踏み折られるという悲劇の前兆」等々。
なるほど、なるほど。
小学校4年生の授業では、ここまで突っ込めません。
(「ごんぎつね」は長年4年生の教科書に載っています)

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(愛知県半田市矢勝川です)

●南吉の言葉が気になる
10月6日付けの「中日新聞」朝刊に、こんな記事がありました。
新美南吉の日記の中の言葉を紹介するものです。

A「人間は皆エゴイストである」
B「常にはどんな美しい仮面をかむっていようとも、ぎりぎり決着のところではエゴイストである」
C「(エゴイストである)ということをよく知っている人間ばかりがこの世を造ったらどんなに美しい世界が出来るだろう」
D「自分は正義の人間であると信じ込んでいる人間程恐ろしいものはない。かかる人間が現代の多くの不幸を造っているのである」
(楳山正樹氏による紹介)

私、この言葉は知りませんでした。
吸い寄せられました。

「ごんぎつね」で一番問題になるのは、最後にごんが兵十に撃たれる場面です。
相手が4年生だと「最後にわかり合えた」という落とし方になりがちです。
「ごんが助かって兵十と仲直りする」なんていう授業まであるそうです。
でも、上記の言葉を知っていると「ごんぎつね」の読み方が変わってきませんか。
「魔術師」A先生は「人と人はわかり合えない」と小学生に説いたそうです。
教育的にそれはどうかと思うのですが、上記の言葉を知ると「なるほど」と思います。

ごんは、罪滅ぼしだと思って兵十の家にいろんな食べ物を届けます。
しかし、その中には盗んだイワシも含まれていました。
ごんは、罪滅ぼしという正義を行おうとしたのですが、それはエゴイスティックだったのです。
始まりも、ごんが軽い気持ちで兵十のうなぎ捕りを邪魔したという行動でした。
そもそも「兵十の母はうなぎを食いたいと思いながら死んだ」
というのはごんの勝手な思い込みだ、という指摘もあります。
ごんは、正にエゴイストでしょう。

兵十は、善意で食べ物を届けるごんを「またいたずらをしに来たな」と思い、撃ちます。
ですから、撃った後に、まず家の中を見ます。
この時まで、いたずらぎつねを退治するという正義を行ったつもりでいるわけです。
上記のDの言葉そのものの結末です。
現在のパレスチナ等が重なって見えてくる言葉でもあります。

かつてA先生は、こう言っていました。
「この話は、南吉の不遇な人生の反映なんだ」と。
ううむ。
そうかもしれません。

しかし私は、上記のCの言葉が気になるのです。
南吉は現世を呪うばかりではなかったのでしょう。
彼が考えた「美しい世界」はどんなものだったのでしょうか。
彼の作品の中に、Cを表すような作品があったでしょうか。
図書館に行って、全集にあたってみたくなってきました。

今日のNHKニュースで半田市矢勝川の彼岸花が紹介されていました。
ここは南吉の生家が近く、今は南吉の記念館まで建っています。
そして矢勝川は、一面彼岸花が咲く美しい場所として愛されています。
それはもう「曼殊沙華」と呼びたいほどの美しい光景です。
南吉が今、あの光景を見たら何と言うでしょうか。
今や曼殊沙華が一面に咲き、自分の作品が評価されているのです。
それを見て「考えが変わった」と言うでしょうか。
それとも「もっと美しい世界があるんだ」と言うでしょうか。

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2024年10月 6日 (日)

E-bikeで行く知多広域農道

ここをE-601で走るのは初めてです。
期待通り、ラクチンでした。
私の場合、ロードバイクより速いわけではありません。
「上りで疲れがたまらない」が利点です。

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(半田運動公園周辺はごんぎつねがいそうな風景)

知多広域農道は、知多半島の中心部を縦断するように走る道です。
海岸沿いの道と違って、アップダウンが続きます。
上りも下りも長くはありません。
「ツアー・オブ・ブリテンのような」と言えば良いでしょうか。

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(この景色になると、終盤です)

豊田市に引っ越してから、知多が遠くなってしまいました。
もう5年以上、広域農道に来ていません。
久々に来て「草が増えたなあ」と感じました。
これ、道の端を走る自転車にとっては大きなポイントです。

この日は出発が遅かったので、抜くことも抜かれることもありませんでした。
ただ、すれ違う自転車は何台もありました。
もしや、広域農道を往復しているのでしょうか。
速い人たちにとっては、手ごろな練習かもしれません。
私はCAAD9でこの道を往復したことはありません。
往路でクタクタになるからです。

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(海が見えたらもうじき岬)

でも今回E-601で走ってみて、こう思いました。
「E-bikeなら、広域農道を往復しても良いかな」
トレーニングのためでは、ありません。
(意味ないですよね)
車や信号に煩わされないからです。
途中で買い物や休憩をする店がほぼないのが難点ですけどね。

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2024年10月 5日 (土)

スルーアクスルでいやはや ~あさひ・サイドディスプレイスタンド~

こんなスタンドを新調しました。

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E-601用です。
本当は左側に付けたいのですが、ディスクブレーキが邪魔をします。
右側に付けられたのは幸いでした。

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こんな具合に、チェーンステーを支えるスタンドです。
店の方に訊きました。
「ディスクブレーキでも大丈夫ですか?」
「一部のMTBなど、フレームの形が変則的な自転車には使えません。
 でも、それ以外は大丈夫です」
確かに、その通りでした。

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5月に、スキュワーが変わりました。
そのため、それまで使っていたスタンドが使えなくなりました。
スルーアクスル用のスキュワーは、それぞれ形が違うんだそうです。
なんてこった。
今まで5か月、なんとかごまかしてきましたが、足が回復すると、もういけません。
それで、今回の新調となったわけです。

今回のスタンドは、重くてしっかりしています。
あさひさんが言う通り、軽い整備ならこのスタンドで十分でしょう。
ただし日常の使い勝手となると、事故前に使っていたスタンドが一番です。
ハブ軸に付けたまま動かすことができました。
そのまま車に積むこともできました。
今回のスタンドと違って、いちいちスタンドの位置を調節する必要もありません。
こんなの、リムブレーキの時代には当たり前の話だったのに、ねえ。
DAVOSのスキュワーが手に入れば、即刻前のスキュワーとスタンドに戻すつもりです。

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2024年10月 4日 (金)

仕込み時は来ているのか? ~株価暴落後2か月~

長い夏になりました。
その夏のさなかに、暴落が来ました。
2か月経って、どうなっているでしょうか。
私の手持ち資産のいくつかを見てみます。

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「インド消費関連ファンド」です。
ほぼ回復したと言って良いでしょう。
それに、5年スパンで見ると今回の暴落は大事件ではないように見えます。

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NTTです。
回復していません。
もちろん個別株の中には、回復した銘柄もあります。

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一世を風靡した?「米国成長株」です。
回復したとは言い切れない状態です。

そういう訳で、3通りに分かれています。
この後の値動きも、各自ばらばらになるかもしれません。
私のような素人には見極めが難しい局面になっています。

「sell in May」(5月に売れ)という格言があります。
今年も、正にそういう相場になりました。
ならば、いつ買えば良いのでしょう。
上記の格言は、こう結びます。
「don't come back until St Leger day.」
(9月後に株を再開しろ)
これが正しければ、今は仕込み時です。
これからが、再び上がる時期です。

しかし、それは過去数十年の結果から導き出された経験則にすぎません。
今の時代に「今までこうだったから」が通用するのでしょうか。
再び大暴落が来ても不思議ではない世界になっています。
さて、どうしましょうかね。

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2024年10月 3日 (木)

30年ぶりのストック(1) ~限定使用は吉と出るか~

●いまどきのストック

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上に映っているのは、レキのストックです。
下が、今回買ったものです。
どうです、この短さ。
たたんだり伸ばしたりする用途には、断然こちらです。
デイパックの横でも収納できます。
しかも、レバーロックなので緩むことがありません。
アマゾンではこのてのストックがたくさん売られています。
もちろんレキよりもチャチです。
でも、私程度の使い方では問題ないだろうと思います。

●賛否両論
レキを買ったのは、30年前です。
まだストックが珍しかった時代でした。
膝が傷むので、サポーターと併せて使いました。
私を助けてくれましたが、その後使わなくなりました。

ストックに対しては、賛否両論あります。
私はどちらかと言うと「否」の方です。
山で、こんな人をよく見るからです。
「ストックに頼るあまり、よいしょ、という歩き方になっている」
「ストックに頼るあまり、体が垂直になっていない」
「ストックに頼るあまり、前足に乗り込んでいない」
つまり、ストックを使う事で歩き方が崩れているのです。
若い人がストックを使っているのを見ると、なんだかなあ、と思ってしまいます。

●転倒防止なのです
そんな私が、近ごろ平地でもよろけるようになってきました。
転ぶことさえあります。
低い脚立でさえ、登るのがちょっと怖いです。
加齢と運動不足で筋力と平衡感覚が衰えているのでしょう。

登山中に転ぶと、命にかかわります。
ですから、少し前にヘルメットを買いました。
今後はストックも使ってみようと決めたのです。

もちろん、使い方には気をつけます。
歩き方が崩れないように使います。
「転ばぬ先の杖」として使います。
体重をかけず、ちょんちょんと地面に置きながら使うつもりです。
さて、そんなにうまくいくものでしょうか…?

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2024年10月 2日 (水)

転職2日目 ~同じホームセンターでもここが違った(1)~

まだ2日目ですが、今の時点での感想を記しておきます。

●安全への意識の違い
例を一つ挙げます。
今度の職場では「カッターナイフは禁止」です。
労働災害の原因になるからです。
その代わりとして、開梱用の安全なカッターがたくさん用意されています。
会社が用意するから、これを使いなさい、ということです。
不特定多数が使うことになるので、消毒用のスプレーも用意されています。

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前の職場では、カッターナイフは必携品でした。
(刃の大きい方です)
ある時、上からこんな文書が流れてきました。
「カッターナイフでの事故が多いから気をつけるように」
ちょうどそのタイミングで、滅多に来ない部長さんが店に来ていました。
私は自費で「カイコーン」を買って使っていました。
カッターナイフによる事故を避けるためです。
部長さんにそれを見せて、こう訊きました。
「こういうのを職員に配るというのはどうでしょう?」
部長さんは、即座に否定しました。
「検討する」とさえ言いませんでした。
「労働災害の責任は、本人にある」という考えが透けて見えたように思いました。

カッターナイフひとつでも、これだけ態度が違うのです。
同じホームセンターだというのに。
他の例をいちいち挙げてここに書くと、1週間くらいかかるでしょう。

●健康への意識の違い
これも、一つだけ例を挙げます。
今度の職場では、夏用の制服はポロシャツです。
初日に2着渡されました。
まあ、当然ですよね。

しかし前の職場では、夏用の制服は1着しか渡されませんでした。
(ポロシャツの上に着る制服ではありますが)
少し前までは、2着渡されていたのに、変わったのです。
私は空調のない場所で働いていたので、毎日汗びしょになります。
仕方ないので、1着の制服を毎日洗濯して使っていました。
私は、まだマシなのです。
4時間働いて帰るので毎日洗濯することができます。
でも、もっと長く働く人たちはどうしていたのでしょうか。
「2着目は間に合わなかった。後で配る」
そういう説明でしたが、9月になっても2着目は配られませんでした。

●前の職場の良さもあるのですが
私が転職した理由は、安全と健康への不安でした。
今のところ、その点では期待通りです。
この職場なら65歳を過ぎても働けるかもしれません。
(原則70歳まで働けるそうです)

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2024年10月 1日 (火)

ペシャワール会報に涙する ~水といのちと希望~

「ペシャワール会」から161号の報告が届きました。

●昔の日本もこうだったのでしょう

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用水路は、作ったら終わりではありません。
洪水やら、水位変化やら、漏水対策やらがあるそうです。
そうした報告を読むと、先日見てきた六把野井水や枝下用水のことが思い浮かびます。
どちらの用水路も、日本がもっと貧しかった時代に作られました。
最初から今のような立派な用水ではありませんでした。
今のアフガニスタンでの苦労の報告を読むと、思うのです。
昔の日本も、こうだったのだろうな、と。

●「こんな日が訪れるなんて」
こんな話が紹介されています。
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アフガニスタンから来日した技師が、用水路や農地の様子を見せた。
すると、通訳をしていた在日アフガニスタン人女性が泣き始めた。

「私の国に‥こんな日が訪れるなんて‥夢にも思わなかった」
「(中略)あなたたちは私のヒーローです。ほんとに‥本当にありがとうございます」

そう言って、彼女は泣き続けた。
翌日、中村哲氏(故人)に、このできごとを伝えた。
中村氏は、涙を浮かべて押し黙り、最後にこう言った。

「…きもに‥めいじます…」

この話を書いた樋口孝氏は、こう書きます。

「それまでの先生(中村氏)は私が想像すらできない辛い事、悲しい事、苦しい事などの経験や思い出が沢山ありながらも、歯を食いしばり、現地のか弱き人々を守っていきておられたのでしょう」
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●いつの日か アフガンだって

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(なんとサツマイモです)

六把野井水が最初に作られたのは、江戸時代初期のことです。
江戸時代の人口については諸説ありますが、こう言って良いと思います。
「江戸時代には、人口は停滞していた」
原因はいろいろ挙げられますが、要は「十分な食料がなかった」のです。
そして、その後の日本はその状態を脱したのです。
用水路の整備は、それに貢献していたことでしょう。

アフガニスタンは、何十年も困難な時代が続いています。
しかし近年の日本では、ほぼ報道されません。
そんな中でアフガニスタンを援助し続けるペシャワール会は、貴重な存在です。
私は、細々とではありますが、同会を応援し続けています。
いつの日か、アフガニスタンが立ち直ったと言える日が来るのを信じて。

ペシャワール会の活動報告はこちら

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