養老山地一周 ~二つのサイクルトレインを使って~
●養老鉄道に乗る
養老鉄道石津駅から電車に乗りました。
自転車のまま乗れるのです。
自転車持ち込み料は、ゼロです。
養老山地の東側は、断層が走っています。
その断層の上には、東に向かって扇状地が並んでいます。
養老鉄道は、この扇状地を次々と横切るように走ります。
私が乗った4区間で、風情のあるトンネルをいくつも見ることができました。
もちろん、目を横に向けると養老山地が間近に見えます。
東側は断層崖なので、見事な山容です。
私は高校時代に、この山地の谷を自転車で順番に訪れたものです。
電車の中は、ぱらぱらと乗客がいました。
自転車を持ち込んでもジャマではないだろうと感じました。
私の他にも、ママチャリを持ち込んだ若者がいました。
好奇の目は、全く感じませんでした。
電車の中に自転車が乗ってくるのは当たり前のことになっているのでしょう。
(観光地である養老の駅舎は、さすがに絵になります)
●養老と鈴鹿の間を走る
養老駅で降りて、養老山地の西側へと走ります。
この道、私は大好きです。
大学生時代にバイクで何度も何度も走りました。
右に鈴鹿山脈、左に養老山地。
その間を牧田川が流れています。
「ここに住みたい」といつも思います。
アップダウンは、少々あります。
坂が苦手な私にとっては、電動アシストなしで走るのは遠慮したい道です。
ロードバイクと何度もすれ違いました。
養老山地周辺には、激坂である「二ノ瀬越え」、「TOJコース」などがあります。
私のように山地を1周すると100km弱です。
車も信号も少ないので、良い練習場所なのでしょうね。
(切符は「硬券」です!)
●三岐鉄道三岐線に乗る
西藤原から乗りました。
セメント輸送の機関車や貨車があちことで見られます。
そのためか、駅周辺の線路の数も驚くほど多いです。
ローカル線ですが、地域の産業振興に役立っているなと感じます。
しかし登山者としては、セメントのために鈴鹿の山が削られていくのは残念です。
(沿線には「貨物鉄道博物館」もあります)
こちらでも、車内の様子は養老鉄道と似たようなものでした。
自転車料金を取らないのも同じです。
平日に乗れる列車が少し違います。
●感想
養老山地を一周すると、100km足らずです。
それくらいなら全部自分で走れよ、という距離ですね。
「せっかくサイクルトレインがあるから一度乗ってみよう」
というのが今回の目的でした。
養老線については、全く不満を感じません。
しかし養老線沿いの田舎道は、私の好きな道なのです。
ここを走らず電車に乗ってしまうというのは、もったいないと思います。
三岐鉄道についても、この場所は自分で走った方が気持ち良いだろうなと感じます。
養老山地からだんだん離れていくのもちょっと残念です。
今回は反時計回りで走りました。
サイクルトレインを使うなら、時計回りの方がよいかも、という気もします。
機会があったら試してみたいものです。
初心者と一緒に行くと喜ばれるかもしれません。
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