昔も今も要衝なのだなあ ~瑞浪市・鶴ヶ城~
展望の良い城でした。
●立派な城だったようです
最初は、急な登りです。
しかし、道はしっかり整備されています。
急な登りも長くは続きません。
急坂の上に曲輪(まがりわ)があったので、驚きました。
馬にあの坂道を昇り降りさせたの?!
「伝 御殿場」もありました。
こんな所に住んだのでしょうか。
●3つの展望ポイント
冒頭の写真は、本丸跡からの展望です。
下界がよく見渡せます。
本丸跡は意外に広くて驚きました。
ところが、この城の特徴は他の展望ポイントなのです。
「西の出丸」「東の出丸」
この双方からも、下界を見張ることができます。
「かつてはこの西出丸と東出丸が大きく当方に張り出し、鶴が羽を広げたように見えたことが本城の名称の由来」
『岐阜の山城』にはそんな記述があります。
ところが、このあとにこんな記述が続くのです。
「しかし、この両出丸は昭和48年の中央自動車道の建設に伴って大きく削り取られ、現在は両翼をもがれた状態」
残念な話ではありますが、この場所の重要性を物語る話でもあります。
この城のすぐ下に、中央自動車道。
その向こうには、JR中央線。
更に、国道19号線。
この地は、信濃と美濃を行き来するには必ず通る場所なのです。
昔も、事情は同じだったのでしょう。
本丸跡の看板によると、この城は鎌倉時代に作られたそうです。
「美濃国統治の本拠とした」と書かれています。
現代以上に、この地は要衝だったのでしょう。
●隣の城も気になります
鶴ヶ城は、なんと隣の城まで周遊できるそうです。
案内看板によると、所要2時間です。
木々の葉が落ち切った季節には周遊も良いかもしれない、と思いました。
ただし、せっかくの山城なので、最初は下から攻めたい(^^;)とも思います。
次の機会に、また自転車で来るとしましょう。
(実に行き届いた案内看板です)
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