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2024年11月

2024年11月30日 (土)

ライトがなくたって ~土岐市・曽木公園のモミジ~

当地では香嵐渓に次ぐモミジの名所です。

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今年から、ライトアップが行われなくなりました。
出店もなくなりました。
そのためかどうか、人出が意外に少ないと感じました。
渋滞しなくなったことは、ありがたいんですけどね。

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今が見頃ではないでしょうか。
まだ赤くなりきっていないので、来週の土日も大丈夫でしょう。

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この公園は、池や小川があるのがイイんです。
ライトアップしていた頃は、逆さモミジを撮るのが定番でした。

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イロハモミジだけではなく、数種のモミジが植えられています。

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皆さんあちこちで写真を撮っています。
右やら、左やら、上やら、下やら。

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ライトアップがなくたって、やっぱりここは名所だと思います。
天気が良くても渋滞しないようなら、今年はチャンスかもしれません。

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曽木公園の紅葉も良いのですが、もう一つ楽しみなことがあります。
横を走る国道363号線もなかなか良いのです。
主に黄色の方ですが、美しく色づいています。

まあしかし、今日は寒かった(^^;)。
自転車で行ったのですが、下りはブレーキをかけながらゆっくりと走りました。
上2枚では足りないかな…。

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2024年11月29日 (金)

日本「MM」カーオブザイヤー ベスト4発表!

「MM」は「最も真っ当な」という意味です。
今年は真っ当な新型車が少し増えました。
喜ばしいことです。
今年の候補は、次の4車です。
車名の50音順に紹介します。

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●ホンダ アコード
「世界で最もクリーンで美しいセダン」と呼んで良いでしょう。
余計なことをしないだけでなく、華もあるのが素晴らしいです。
後席のヘッドスペースが狭い点が残念です。

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●マツダ CX-80
いつものマツダスタイルですが、より美しく磨き上げられています。
「世界でも数少ない、オーナーの美的センスを疑われない高級車」と呼んで良いでしょう。
リアバンパー下部の処理が今風のごちゃごちゃになっているのが惜しまれます。

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●スズキ スペーシア(除 カスタム ギア)
先代に引き続き、マジメで真っ当で使いやすいです。
NBOX同様、ノーマルのターボが用意されていないのが惜しまれます。
それが解消されれば「世界でも稀な、全てを備えた車」と呼んで良いでしょう。

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●ホンダ フリード エアー
NBOXに引き続き、余計なことをしないデザインです。
華がないのが残念です。
「中味に自信があるから、奇抜な服装や行動は選ばない」
そんな大人の貴方に向いた車、と言って良いでしょう。

以上4車の中から、更に吟味をして今年の大賞受賞車を決めます。
もうしばらく、お待ちください。

昨年の「MM」カーオブザイヤーはこちら

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2024年11月28日 (木)

ちょっと大きい8本組 ~教室用工具~

8本組ドライバーセットです。
グリップは赤のスケルトンですが、PBではありません。

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「TOOLMATE」印です。
よく見る8本組セットと違って、単独で使える太さです。
更に太くするグリップをはめると、もう普通のドライバーです。
安価ですが、しっかりしています。
昔の『オートメカニック』で高い評価を得ていたような記憶があります。
教室に常備して長年使いましたが、プラスの先端は今でも痩せていません。

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正統な?ドライバーセットと違って、穴を開ける道具が2本入っています。
これが、教室で重宝します。
掲示板に下穴を開けてヒートンをネジ込む、なんて場面にぴったりなんです。

ドライバーセットが入っていたケースだけは、長もちしませんでした。
100円ショップで買ったケースに入れました。
ラジオペンチとペンチも入れました。
これだけあれば、学校でのたいていの作業には事足りました。
実によく働いてくれました。
「こんな安物を買うんじゃなかった」と後悔したことは一度もありません。

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退職してから、使っていません。
今は自宅用の工具しか使わないからです。
他の先生にあげれば良かったですね。
教員をしている貴方、これを教室に置いておくと何かと便利ですよ。

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2024年11月27日 (水)

幼児化が過ぎませんか ~干支の置き物を買う~

今年も「瀬戸蔵」に買いに行きました。

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(赤とか金とかもありましたが、これにしました)

まあ、解りますよ。
ヘビ年ですから。
リアルにしちゃ、ダメですよね。
かわいくしないと、売れませんよね。
でも、今年だけじゃありませんよね。
今や干支の置き物というと、ぬいぐるみのようなカワイイものだらけです。

まあ、解りますよ。
日本の「カワイイ」は今に始まったものではありません。
今東京で開かれている「はにわ展」でも、カワイイものがたくさん見られます。
日本には「カワイイ」の歴史があるのです。

でも、と思うんです。
全国各地の「ゆるキャラ」は「カワイイ」ばかりです。
全部同じ会社が作ってるんじゃないかと思うくらい似通っています。
オリンピック等のイベントのキャラクターも同様です。
やり過ぎじゃないでしょうか。
日本人全員が幼児になったわけじゃないでしょう。

私が何度も非難している車のデザインだって。
かわいくはありませんが、あれって、日曜朝の幼児向け番組そのまんまですよね。
ベタベタと無意味な装飾を付けて、強そうに見せるんですよね。
車は、いつから幼児向け商品になったのでしょうか。

あちこちで問題行動を起こしている大人たちだって。
「あんたは判断力や自制心がないのか」という話が増えてますよね。
ひと言で言うと、大人が(老人までもが)幼児化してますよね。
(だから車のデザインが幼児化しているのでしょうか)

日本には「カワイイ」とか「マンガのような画」の伝統があります。
でも「静謐」とか「幽玄」という伝統もあるはずです。
今の日本、いろんなものが幼児化し過ぎていませんか。

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(玄関のこの場所に飾る予定です)

そういうわけで「今年の干支飾りは、かわいくないものを買おう」と決めていました。
幼児化する日本社会に少々抵抗した次第です。
(大げさ?)

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2024年11月26日 (火)

壁掛け扇風機の次はこれだ ~コルクボードでミニギャラリー~

補強板も外して、コルクボードを掛けました。

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このコルクボードは、ダイソーで300円で売っているものです。
裏板は、ベニヤ板ではなく段ボールです。
そこが、イイんです。
軽いので、地震の際には何かと安心です。

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ひとまず、こんなものを貼りました。
川瀬巴水展で買った絵はがきと、メゾチント美術館でもらった佐藤暢男の絵はがきです。
冬なので、温かみを感じるものを飾りたかったのです。
画びょうを使うと地震の際に心配なので「きれいにはがせる両面テープ」で貼りました。

コルクボードを支えているのは、L字型の「洋折」です。
地震に強いとは言えません。
ここは、まだ工夫の余地がありますね。
まあ、このコルクボードなら落ちても大したことにはならないでしょう。
これで、ひと安心です。

次の課題は、掛時計の地震対策です。
ずっと考えているのですが、良い案が思い浮かびません。
うーむ。

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2024年11月25日 (月)

壁掛け扇風機片付け さてその後は

寒くなりました。
壁掛け扇風機を片づけます。

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去年の夏に地震対策をしたので、こうなります。
このままでは、ちょっと、ねえ。

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手許にある掛け物の中で、これが一番良さそうです。
4月に買った有松絞です。
タペストリー棒を作って、夏の間玄関に飾っておりました。
寒くなって片づけたのですが、再登場です。

ひとまず、こんなもんでしょう。
改善したい点が二つありますが、それはまた次の機会に。

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2024年11月24日 (日)

田舎の真珠と言いたい ~土岐細野メゾチント美術館&ガーデンズ~

素晴らしい施設が誕生しました。

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●作品
何が素晴らしいって、本来は作品でしょう。
しかし、ど素人の私には、よくわかりません。

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「メゾチント」とは銅版画の技法だそうです。
版画とは思えないような作品が多々あります。
特にガラスのコップの質感の描写には驚きました。

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●建物が素晴らしいんです
申し訳ありませんが、私が一番しびれたのは建物でした。
私のセンスにどんぴしゃなのです。

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使われているのは、国産材なのでしょう。
それに白い壁を合わせてあります。
建物は八角形になっており、部屋からは中庭を見ることができます。

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(細部に至るまでそのセンスに共感してしまいます)

●カフェもイイんです
最後の部屋は小さなカフェになっています。
これがまた、実に良いのです。
ホットコーヒーは8種類から選べます。
私が選んだものは、味も濃さも私にどんぴしゃりでした。
ジュースもケーキもランチもあります。

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(おしぼりまで良いものでした)

珍しい食器だなと思ったら、フランス製でした。
イスにもテーブルにも満足しました。
席からは、庭を眺めることができます。

●庭もイイんです
ロケーションが素晴らしいんです。
ほぼ、山と林しか見えません。
しかも、植林ではないのです。
以前私が植生をホメた鶴岡山のふもとなのです。

そこを広く切り開いて、庭作りをしている最中です。
完成すれば、四季折々見事な景色になるでしょう。
庭のセンスだけは私とちょっと違いました。
しかし、植える木や道の付け方などには共感しました。
私には、刺激になりました。

●みなさん行きましょう
土岐市は芸術の街です。
美術館やギャラリーやショップがたくさんあります。
しかし、鶴里町細野地区は土岐市の辺境です。
(鶴岡山は土岐市の最高峰です)
よくぞこんな場所に美術館を作ったものです。
今後の経営は厳しいと思います。
私は、大いに応援したいと思っています。

Googleマップで検索したら、細く入り組んだ道を指示されました。
場所もちょっとズレており、隣の民家に入りそうになりました。
後から見たら、国道363号にちゃんと看板が出ていました。
この看板で曲がれば簡単に到着できます。

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私のおススメは、鶴岡山ハイキングをして、下山後にここのカフェに寄ることです。
満ち足りた半日を過ごせると思いますよ。

土岐細野メゾチント美術館&ガーデンズはこちら
紹介記事はこちら

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2024年11月23日 (土)

その呼び名、そろそろやめませんか ~VTR、SUV、アルプス等々~

●TVを見ていると苦になります
「VTR、スタート!」
これを聞くたびに「あーあ」と思います。
若い人は、VTRなんて見たことないでしょ。
「ビデオテープレコーダー」という意味です。
スタートさせたら、ビデオテープに録画が始まる器械です。
NHKまでもが平気でこの言葉を使います。

「NHK放送文化研究所」のサイトに「最近気になる放送用語」というコーナーがあります。
「汚名挽回」
「味あわせると味わわせる」
「丁字路とT字路」
そんな話題が並んでいて、小学校教師には興味深いです。
しかしこの中には、NHK自身も使っている「VTR」は登場しません。

NHKに質問しても、逃げるでしょうね。
「本来は誤用ですが、慣例として広く使われています」とか言って。
「新語・流行語」に賞を与えても、ほとんどは消えてなくなるじゃありませんか。
ならば、「VTR」に代わる新語を作るべきだと思うんですけどね。

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ちなみに今「VTR」で検索したら、真っ先にホンダのバイクがヒットしました。
これも生産されていない機種なんですけどね。

●SUV
今や乗用車の主流ですよね。
しかしですよ。
「スポーツユーティリティビークル」という意味ですよね。
それなのに、大して荷物が積めない車(ユーティリティに欠ける)とか。
最低地上高が全然高くない車(それでスポーツなのかよ)とか。
今売られているSUVの最低地上高を調べると、面白いですよ。
「この車は、外見だけの車」
「この車は、きちんとしたSUV」
という各メーカーのねらいが透けて見えます。
買って初めて「思っていたのと違った」というお客さん、けっこういるんじゃないでしょうか。
名ばかりのSUVは「クロスオーバー」と呼んで、きちんと区別すべきではないでしょうか。

「家族4人(または2人)が乗って、オートキャンプ道具を満載できる」
「荒れたオートキャンプサイトや砂浜近くに、易々と出入りできる」
最低でもそれくらいのことができないと、SUVと呼ぶべきではないと思うんです。
私が思うに「クルーガー」とか「トリビュート」とかは、清く正しい?SUVでした。
今、ああいう車は売れないんでしょうかねえ。

●日本アルプス、日本ライン等
これは、古くからある問題ですね。
「日本アルプス」は「飛騨山脈」「木曽山脈」「赤石山脈」です。
「日本ライン」は「木曽川」の一部です。
まあ、ヨーロッパの有名な観光地の名前を持ってきた気持ちは解ります。

しかしですよ。
時代は変わったんです。
今や日本は「観光立国」とまで言われる時代です。
外国から来た観光客に「これは日本アルプスです」ってどんな顔して言うんですか。
日本人にとって恥ずかしい呼称じゃないですか。
相手も、がっかりするんじゃないですか。
今こそ、外国人に胸を張って言える呼称を新しく考えるべきじゃないかと思うんです。

(余談)
私は本来、物事に厳密にこだわらないタイプです。
教員時代には、会議の書類に間違いを見つけても、いつも黙っておりました。
他の先生がそれを指摘すると「あーあ」と思っておりました。
そんな私でも、上記の問題は苦になるのです。
間違いを指摘するタイプの人々の意見を聞いてみたいものです。

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2024年11月22日 (金)

桜の季節です ~小原以外でも四季桜~

今年も「四季桜まつり」の季節になりました。
豊田市小原地区で行われています。
毎年、かなりの人出があります。
渋滞が隣の藤岡地区まで続くことさえあります。

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「桜と紅葉が同時に楽しめる」
しばしば、そう表現されます。
良いタイミングで行けば、見事な光景を楽しむことができます。

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四季桜が見られるのは、小原地区だけではありません。
小原周辺でも、ちょくちょく見られます。
小原の隣であるウチの近所でも。

隣にモミジはありませんが、単独でも十分キレイです。
ソメイヨシノほどの華やかさはありません。
しかし、四季桜の方が花期は長いです。
そして何よりも、春と晩秋の二回咲くというのが魅力です。
見ていると、私も自宅に植えたくなってきます。
四季桜は、ソメイヨシノほど大きくならないのです。
あまり売られていないというのが難点です。

「草ぼうぼうの耕作放棄地に四季桜を植えられないかなあ」
そんなことを思う今日この頃です。

「小原四季桜まつり」はこちら

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2024年11月21日 (木)

カナクギノキの黄葉

今年の庭では、シラキとカナクギノキだけがキレイに色づいています。

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(カナクギノキという名ですが、堅くはありません)

この木たちを庭に植える人は珍しいと思います。
当地に自生する木だというだけの理由で植えました。
ところが、どちらもすくすくと育つのです。
カナクギノキなんぞは、早くも大きくなりすぎています。
この木は、落葉樹なのにクスノキ科なんだそうです。
なるほど。
「植木ペディア」によると、3~15mの高さになるんですって。
ひええ~。

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(シラキはもう枯れ始めています)

一昨年のシラキはこちら

(余談)
期待通りに色づかない、期待通りに育たない木なら、いっぱいあります(^^;)。
最近では、ヤブツバキが消滅寸前です。
マルバノキも、さっぱりです。
「お庭に雑木林」計画は、なかなか思うようにいきません…。

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2024年11月20日 (水)

すきま風には発泡ウレタンですぜ ~新たな職場での誘惑(4)~

寒くなってきました。
DIYで作った小屋に、すきま風が入ってきませんか。

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こんな製品、いかがでしょう。
大きなすき間や入り組んだすき間を、簡単に一発で埋められます。
屋根下の「面戸板」とか妻壁の周りのすき間にぴったりじゃありませんか。

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小さいものだと、1本1000円もしません。
もちろん、シリコンよりは高価です。
でも、体積も施工性も性能もこちらの方が上でしょう。

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本来は、今どきの高気密高断熱住宅に使うものです。
断熱材を張った小屋なら、このスプレーですき間を完全にふさぎたいですね。

この色が気になる方も、おいででしょう。
小屋の場合、このウレタンがむき出しになることもありますからね。
シリコンのように各色揃えてくれないかなあ。

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2024年11月19日 (火)

70年前の山根先生の予言は当たるのか ~初代「ゴジラ」の話~

●予言のその後
初代のゴジラは、秘蔵されていた装置により退治されます。
周囲が喜びにわく中で、山根先生は、こうつぶやくのです。

「あのゴジラが最後の一匹とは思えない。
もし水爆実験が続けて行われるとしたら、あのゴジラの同類がまた世界のどこかへ現れてくるかもしれない。」

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この映画が公開されたのは、1954年です。
アメリカの水爆実験成功は、1952年。
ソ連の水爆実験が、1953年。

初代『ゴジラ』は、こういう時代に公開されたのでした。
当時の人々にとって、山根先生の予言はフィクションと片づけられないものだったことでしょう。

実際には、米ソの水爆実験は続けられました。
さらに1955年には、英仏が水爆製造計画を発表。
中国も、1967年に水爆実験に成功。
北朝鮮は、2016年に水爆実験に成功したと発表しています。
これが原爆となると、更にリストが長くなります。
しかも最近の世界情勢は、実験どころか核兵器が使われる恐れが高まっています。

●「ゴジラの同類」とは何か
山根先生の予言の前半は、現実となったのです。
では、後半はどうなのでしょう。
私は「ゴジラのような怪獣が現れる」と言いたいのではありません。
ゴジラのような国や指導者が現れることを問題にしたいのです。

「すでに現れている」という見方もあるでしょう。
「まだゴジラにはなっていない、これからだ」
そういう見方もあるでしょう。

核兵器を使う恐れがある国は、核実験をして、核兵器を持っています。
だからこそ、強気に出られるのでしょう。
これこそ正に「核実験が生んだ、ゴジラの同類」ではありませんか。

彼らは、本当に核兵器を使うのでしょうか。
その後、報復の核攻撃はあるのでしょうか。
ゴジラによる被害の何十倍、何百倍もの被害が、出てしまうのでしょうか。

●余談その1
先日『ゴジラ-1.0』がTV放送されました。
初代『ゴジラ』を踏まえた内容ではありますが、山根先生の予言はスルーされています。
『-1.0』は続編が作られるそうです。
初代のように、今の世界情勢を踏まえた作品になって欲しいと思います。

●余談その2
初代も『-1.0』も、最後は1人が命がけ、もしくは命と引き換えにゴジラを退治します。
私がここで想起するのは、先日訪れた郡上八幡城です。
城の工事が難航したので、若い女性を人柱にしたという話があります。
近代になっても、宮沢賢治の『グスコーブドリの伝記』なんてのがありますね。
こういうのって、日本人のハートに訴えるものがあるのでしょう。
外国の人々、どう受け止めているのでしょうね。
私としては「次作は違う解決方法をとって欲しいな」と思っています。

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2024年11月18日 (月)

まだまだ努力です ~稲盛和夫日めくりカレンダー~

玄関扉に、今度はこれをかけることにします。

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今の時代、従業員にこういうことを言うと非難されてしまうのでしょうね。

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今の日本では、こういう言葉って、経営者や自営業者だけのものなのでしょうか。

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「残業」とか「過労死」とかに気をつける時代になりました。
しかし、はき違えが起きている場合があるような気がします。

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禅語の日めくりよりも厳しい、と感じる人もいるでしょう。
(受け止め方の問題でしょうが)
退職後でも、日々こういう言葉を念頭に置いて生きていこうと思います。

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2024年11月17日 (日)

秋の郡上を満喫

同級生たちと旅行に行ってきました。

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慈恩禅寺の庭園です。
素晴らしいの一言に尽きます。

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紅葉以外も。

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郡上八幡城は、紅葉の名所でもあります。

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郡上八幡旧庁舎記念館です。
郡上八幡は、町全体がレトロです。
(街中にはコンビニがありません)

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大乗寺です。
コンパクトで手入れの行き届いた見事な庭でした。

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夜の郡上八幡の路地もステキでした。

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高山に向かって「せせらぎ街道」を走りました。
見事な紅葉が続いていました。
来年はバイクか自転車で走りたい、と思いました。
上の写真は「道の駅 パスカル清見」で撮りました。

Mくん、Tくん、ありがとう!
今度はどこへ行こうかね。

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2024年11月16日 (土)

PBのビットホルダーに大満足 ~バイク携帯工具の話(3)~

「あの」PBの製品を買いました。

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こんな具合に使います。

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ビットの取り出しが、簡単にできます。
かと言って、ゆるくてビットが落ちるということもなさそうです。
単純な品物ですが「さすがPB!」と言いたくなってきます。

上の写真で入っているビットは、ベッセルの製品です。
かなり前に、木工用に買ったものです。

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本来は、上のようなホルダーに入っていました。
これ、キツいんです。

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ペンチでつまんで上から引っ張り出したり。
尖ったもので下からつつき出したり。
不思議なことに、他の会社も軒並み同じようなつくりです。
アマゾンのレビューを見ると、私と同様「キツい」「抜けない」という感想が数多く見られます。

他社がPBのマネをして安く売るとか。
他社がPBと違った工夫をするとか。
そういうことが起きていないのが不思議です。

新調したビットホルダーは、ここで働いてもらいます。

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先日新調した、バイクの車載工具です。
ビットを使うと、もう少しコンパクトにできます。

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六角のソケットをビットに変えます。
今までプラスの2番だけだったのが、5種に増えます。
六角の8ミリだけはソケットを残して、工具袋のポケットに入れます。

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ちょっとだけ、コンパクトになりました。
ちょっとだけ、ね(^^;)。
イイんです。
今回の投資は500円です。
これで工具がコンパクトになるんです。
しかも、あの「PB」が入っているんです。
店長、このホルダー、ウチの店にも置きましょうよ!

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2024年11月15日 (金)

グラスと呼んでちょうだい ~道ばたの雑草を愛でる~

こういうのが道ばたにあって、困るんです。

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道路わきの「雑草」です。
でも、今の季節はとてもキレイなんです。

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この道、ひどいんです。
雑草が繁茂しているのに、草刈りをしていないように思います。
春には、オオキンケイギクが咲き誇ります。

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でも、今の季節だけは素直に「キレイだなあ」と思います。

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園芸の世界では、こういう種類の植物をわざわざ庭園に植えることがあります。
そういう植物は「グラス」と呼ばれます。
なんのことはない、日本語にすると「草」です(^^;)。
草刈りをしていないからこそ、ここまでの見事な株になっているのでしょう。

まあしかし、これはイカンでしょう。
歩行者や自転車の通行の妨げになっています。
何よりも、秋になると私がわき見運転します(^^;)。
1か月したら、勝手に切ってやろうかな。

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(雑草ではありませんが、これも道ばたによく生えています)

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2024年11月14日 (木)

売り場を信じちゃいけないよ(2) ~ホームセンターの棚~

「欲しい品物があったと思ったら、品切れ!」
そういうこと、ありますよね。
ところが「その品物が上とか下とか横とかにある」
今の職場では、そういうことが珍しくありません。

つまり、お客さんが品物を手に取った後、元の場所に戻さないんです。
そして、今の職場では「在庫数1」という商品がいっぱいあるんです。
そういうわけで「品物があるのに、品切れのように見える」
ということが起きてしまうのです。

前の職場では、こういうことはほとんど起きませんでした。
最低発注数が「5」とかに決められているので「在庫数1」なんて事態は、あまり起きません。
ところが今の職場では、大半の商品が自社の配送センターから発送されて来ます。
「在庫0」になると、センターから1つだけ送られてきます。
在庫を最小限にする、効率の良い商売をしています。

しかし、それは「1つしかない在庫が正しい場所にある」という前提で成り立っています。
お客さんが、一つしかない商品を正しい場所に戻さないと、こうなってしまいます。
「見かけ上は、売り切れ。帳簿上は、在庫1」
私たち従業員は、それを見つけると商品を正しい場所に戻します。
それが、毎日のようにあるのです。
現状の売り場システムでは、商品が違う場所に置かれても検知できません。
私たちが品出しの際に見つけるしかないのです。

私は1年半前に「売り場を信じちゃいけないよ」という一文を書きました。
あの時は、一つの棚の中に違う商品が混在しているという事態を取り上げていました。
今回私が言いたいのは、こういうことです。

「売り切れのように見えても、その商品は他の間違った場所にあるかもしれない」

今度ホームセンターに行ったら、品切れだからといって簡単にあきらめないで下さいね。


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2024年11月13日 (水)

「浮世絵おじさんフェスティバル」に思う ~中山道広重美術館~

●伝統を感じます
風景画に点景として添えられている人々に着目した展示です。

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「彼らの表情や仕草を注視してみると、実に個性豊かで生き生きとしており、愛嬌たっぷりな魅力に満ちているのです」
(パンフレットより)

なるほど。
しかし、ど素人の私には、こう見えました。
「これって、もっと古い時代の絵巻物の延長線上にある表現だなあ。
先週ミホミュージアムで見た絵巻物も、一人一人が違っていて見事だったものなあ」

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●的外れ?な感心
学芸員さんには申し訳ありませんが、私が感心したのは別のポイントでした。
「200年近く経っているのに、色が鮮やかだなあ。
その点、今のカラー印刷よりも優れているのかも」
「このクオリティが手書きではなく版画だというのがスゴいなあ。
これ、絵巻物と違って、彫った線だものなあ」
「風景画の構図が実に素晴らしいなあ。
ウチにも飾りたいなあ」等々。

●外国人たち
美術館から出ると、リュックを背負った外国人の団体に出くわしました。
おお、これって「中山道を歩く外国人」ですよね。
(この美術館は中山道大井宿にあります)
こういう方々は、おそらく広重も北斎も見ていますよね。
日本人も「東海道五十三次」と「富嶽三十六景」くらいは見ておきたいものです。
来年のカレンダーに、いかがですか?
今の日本はキレイかもしれませんが、昔はもっともっとキレイだったのです。
たぶん。

中山道広重美術館はこちら

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2024年11月12日 (火)

ついにAI登山アプリが登場!(ウソ)

●おススメ機能1(ウソ)
山行履歴から、あなたに最適な山をアプリがおススメします。
しかも、時期も考慮します。
「あと1か月で〇〇山のカタクリが見頃です」
「あと1か月で△△山の紅葉が見頃です」という具合です。

Reko_edited_20241112201901

●おススメ機能2(ウソ)
山への行き帰りに立ち寄るポイントも、アプリがおススメします。
これも、履歴からあなたに最適なポイントをアプリが選び出します。
あなたが気に入りそうなお土産やメニューなども紹介しますよ!

●おススメ機能3(ウソ)
登山用品は、どんどん進歩しています。
山行履歴から、あなたに最適な登山用品をアプリがおススメします。
あなたが現在使っている用品の写真を撮れば、あなたの嗜好をアプリが判断します。

●おススメ機能4(ウソ)
山行履歴から、あなたと話が合いそうな登山者をアプリが選び出します。
山行中にその方が近くに来たら、お知らせします。
あなたがSNSをフォローしている人なら、重点的にお知らせします。
山の中でステキな出会いが期待できますよ!

●山座同定機能(ウソ)
カメラを向ければ「これは〇〇山、あれは△△山」とアプリが教えてくれます。
方角と位置から割り出しているので、曇っていても大丈夫です。

●ペースメーカー機能(ウソ)
(注:腕時計型端末が必要です)
あなたの脈拍数(心拍数)をチェックして、アドバイスをします。
「ペースを落としましょう」
「休憩しましょう」
「山行計画から考えると、もう無理なので下山しましょう」
「もう少し速くしても大丈夫です」等々。
あなただけではありません。
複数の端末を登録できるので、グループの中で一番弱い人の状態を見守ることができます。
グループ登山のリーダーになる方、ぜひ!

●食事アドバイス機能(ウソ)
山行後の食事の写真を撮ると、アプリがカロリーや栄養素を概算します。
時には「今日の山行で消費した以上のカロリーです」なんてことも(^^;)。
普段の食事に活用すれば、山でバテない体づくりに役立ちますよ。

技術的には、今でも実現可能ですよね。
あと数年したら、上記の機能が当たり前になっていたりして。
ううむ(^^;)。

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2024年11月11日 (月)

栗きんとんの季節です

おせち料理じゃありません。
東濃地方の郷土料理?です。
岐阜や愛知の方はご存じですよね。

農水省のサイトでは、こう説明しています。
「東濃地区を中心とした地域の栗きんとんは、一度蒸した栗の実を、砂糖と炊き上げて、布巾で栗の形にかたどるシンプルな和菓子で、栗そのものの風味を存分に味わえる。」

当地では、栗きんとんと言えば「川上屋」が有名です。
シンプルなレシピだけに、素材と鮮度にこだわっています。
賞味期限はたったの3日。
しかも、5か月限定販売です。
秋になると、客が殺到します。
本場中津川の川上屋本店なんて、とてつもなく混みます。
私は行列が嫌いなので、入りませんが。

そういうわけで、恵那川上屋の瑞浪店に行きました。
中津川→恵那→瑞浪と外しまくっても、店の中は行列になっています。
店の裏にあるカフェに行きました。
少し待って、座れました。

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カフェなので、洋菓子風のメニューです。
上の写真は、栗パフェです。
パフェなので、味がどんどん変化していきます。
カミさんも私も大満足でした。
秋になったら、一度は栗きんとんを食べないとね!

恵那川上屋はこちら

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2024年11月10日 (日)

Aランクのゆる山! ~貝月山~

●景色がイイ!
天気が良ければ、山頂から360度見渡せます。
剣岳、立山、白山、北アルプス、乗鞍、御嶽、伊吹山、鈴鹿。
名古屋港も琵琶湖西岸も見えます。
山頂は広く平らなスペースがあり、テーブルや展望台まであります。

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(「1234m」の表示がないのが残念)

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(冠雪した剣岳が見えたそうです)

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(伊吹山です)

●道がイイ!

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今回は揖斐高原から登りました。
「ヒフミ新道」という道です。
野蛮な尾根直登ルートかと思ったら、大違いでした。
実に歩きやすいのです。
道幅が広く、傾斜がゆるやかで、路面も平らです。
トライアルバイクなら楽勝で登れるでしょう。
(やっちゃダメですよ)
半分以上は、そういう道でした。
上に行くとちょっと厳しくなります。
でも、最後はちょっとアルプス気分を味わえる道です。

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(山頂に続く道は岩がゴロゴロ」

●植物がイイ!

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紅葉というより黄葉の山です。
かなりの区間、人工林ではなく黄葉の中を歩きました。
ふれあいの森ルートから登ってきたという人は、こう言ってました。
「黄葉は最高だった!」

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(こういう写真を毎年撮ってしまいます)

●他にも
入山ルートは、一般的には3つです。
最短は、ふれあいの森ルートです。
揖斐高原から入ってふれあいの森へ下りると、周回コースにすることができます。

冬はスキー場になるので、駐車場は広大です。
満車の心配は不要です。
(500円とられますが)

下山後は、近くに風呂が2か所あります。
これもスキー場のおかげかもしれませんね。

そういうわけで、初心者を連れてくるにはうってつけの山だと思いました。
標準歩行時間は2時間台~4時間台です。
(コースによって違います)
これはもう、Aランクのゆる山だと言って良いと思うのです。

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2024年11月 9日 (土)

えんける道具店を訪問 ~常滑を楽しむ(2)~

以前から、この店に興味があったんです。

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上の写真の甕(かめ)は、常滑産ではありません。
岐阜県多治見産です。
この店のオリジナル製品だそうです。

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私がこの店を知ったのは、三河七輪を扱っているからでした。
これも常滑ではなく碧南で作られています。
他にも、岐阜県土岐市産や福井県越前産の品物を扱っています。

常滑の急須も置いてあります。
でも、普通の急須ではありません。
上記の他産地の品物同様、今の時代にマッチしたレトロモダンなものばかりです。

いざ訪問してみると、実に小さな店でした。
NHK「美の壺」を見てここへ来た人は、きっと驚くでしょう。
(あの番組を見てえんけるさんだ!と分かる人は、ね)
私が更に驚いたのは、立地でした。
常滑市陶磁器会館の隣なのです。
ここには、観光駐車場があります。
観光客がぞろぞろ歩く場所です。
常滑観光の中心と言って良い場所です。
こんな場所で、常滑産でない陶器を売っているのでした。
こんな店を採り上げるなんて、NHK、やりますねえ。
(現地でのやっかみも心配ですが)

私にとっては、欲しいモノだらけの店です。
三河七輪、塩甕、酒燗器、みそ甕、等々。
この日は自転車で行ったので、手ぶらで帰りました。
後日、車で行こうと決めました。

ショップブログはこちら

【蛇足】
自転車のシートポストを変えてからの初走りでした。
サドルが10ミリ後ろに下がって、快適になりました。
もっと長い距離を走りたくなってきました。

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2024年11月 8日 (金)

彼岸花の花壇?

ウチの近所の田んぼの土手です。

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濃い緑に注目してください。
これ、彼岸花の葉なんです。
この写真から、いろんなことが読み取れます。

●草刈りのタイミング
この場所では、毎年一面に彼岸花が咲きます。
そのためには、彼岸花が雑草に埋もれないようにする必要があります。
8月下旬の草刈りが良いと説かれることが多いようです。
すると、普通は9月中旬に彼岸花が出てきて、咲きます。
周りに雑草が少ない状態だと、一層キレイです。

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次は、彼岸花が咲き終えた後で草刈りをします。
10月中旬以降が良いでしょう。
雑草は生えますが、もう勢いはありません。
その中で、彼岸花の葉が勢いよく出てきます。
雑草が刈ってあるので、日当たりをよく浴びて栄養を蓄えることができます。

この田んぼの管理者は、彼岸花に最適なタイミングで草刈りをしているのです。

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●人が植える
濃い緑色の並び方に注目してください。
花壇のようにキレイに並んでいます。
人が植えた、という並び方です。
この田んぼ、比較的新しく造成されたものです。
その後に管理者がびっしりと彼岸花の球根を植えたのでしょう。
救荒食という時代ではではないので、鑑賞、もしくはモグラ除けのためでしょう。
そして、毎年最適なタイミングで草刈りをしてきたのでしょう。

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今年、ウチの敷地では多くの彼岸花が咲きました。
でも、彼らに最適な草刈りをしたわけではありません。
来年は8月下旬と10月下旬に草刈りをしよう、と思いました。
そうすれば、来年も再来年も美しい彼岸花が楽しめるでしょう。

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2024年11月 7日 (木)

めり込まない?ビス ~新たな職場での誘惑(3)~

木材にビスを打ちこむ際に、めり込ませてしまったこと、ありませんか。
特にインパクトドライバーだけを使っている貴方。
特にスリムビスを多用する貴方(私はこれです)。
こういうビス、いかがですか。

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ビスの頭の裏側が平たくなっています。
めり込みにくい形です。
ビスのめりこみは、美観を損ないます。
家具では避けたい事態です。
また、構造用合板にビスをめり込ませると、締め付け力が落ちます。
特に屋根の野地板では避けたい事態です。

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インパクトを上手に使える方は、めり込ませたりしないのでしょう。
でも、私は今でもうっかりやっちまうことがあります。
(なるべくドリルドライバーを使うようにしていますが)
皿取錐を使えば、めり込みの防止効果があります。
しかし、皿取錐には「薄い板に使いづらい」という弱点があります。
皿取をすると、板が更に薄くなり、その部分が弱くなってしまうからです。

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薄板に対しては「スレンダースレッド」も便利です。
私は13ミリをしばしば使ってきました。
ただ、径が細いので締め付け力は強くありません。
しかも、頭はやっぱり皿型なので、板に少しめり込んで、板が弱くなります。

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めり込み防止ビスを使えば、締め付け力を確保しやすくなります。
美観も確保しやすくなります。
ビス頭が少し出るのが気になる場合もあるでしょう。
その場合は、ブラッドポイントのドリルで少しだけ掘り込むと良いかもしれません。
最小限のめり込みで、スレンダースレッドよりも大きな締め付け力を確保することができます。
スターエムさん、そういう皿取錐、作ってもらえませんか。

それから、ダイドーハントさん。
ワッシャーヘッドのスリムビスを作ってもらえませんか。
私の使い方では、13ミリビスで4.2ミリ径は太すぎるんです。
ワッシャーヘッドで35ミリスリムビスなんてのも、使ってみたいと思うのですが。

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2024年11月 6日 (水)

常滑焼の歴史を堪能しました ~常滑を楽しむ(1)~

常滑の「とこなめ陶の森 資料館」に行ってきました。
素晴らしい施設でした。

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すごいすごい!
大きな甕(かめ)がぞろぞろ並んでいます。

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古い常滑焼は、信楽同様、釉薬で飾らない焼き肌が魅力的です。
器のプロポーションにもしびれます。

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甕は、このように埋めて使われます。
これなら表面を美しく装飾する必要はありませんね。

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特別展「常滑焼と越前焼」も見ることができました。
常滑焼は、猿投古窯の技術を受け継いでいます。
越前焼は、その常滑焼の技術を導入して作られたそうです。
今回の展示では「こんなに似ている」というものが並んでいます。
どちらも鉄分の多い土だったので、技術がマッチしたのでしょうね。

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越前のすり鉢を見ることができました。
これは室町時代のものだそうです。
この時代、すり鉢は越前焼の主要製品の一つでした。

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常滑焼は大型の製品が多いのですが、その理由は海運です。
海が近いので、古くから大型の製品が遠くまで運ばれています。
これが、六古窯の中でも独特の道を歩んできた要因になっています。

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この資料館は、令和3年にリニューアルされたそうです。
行ってみて、驚きました。
大人にも子どもにもよく分かり、楽しめる展示になっています。
展示物も充実しています。
上の写真は、六古窯の土の色の違いの展示です。
瀬戸や信楽には、こういう展示は無かったと思います。
しかしこうして見ると、瀬戸の土の白さが際立ちますね。
瀬戸も常滑も同じ東海湖の粘土だったのに。

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常滑は、明治期から土管、タイル、植木鉢、火鉢等の産地になっていきます。

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(焼酎の容器です)

今や一般人にとって「常滑焼」とは「急須」のことではないでしょうか。
中国製に押されて苦戦しているそうですが。
それでも、常滑は今も陶磁器産業で栄えています。
「INAX」は常滑の会社です。
立派な資料館を新しく作ることができたのも、そのおかげでしょう。
「六古窯」と言えども、常滑焼は信楽焼とは全く違う道を歩んでいるのでした。

そうは言っても「やきものの街」としての観光整備も進んでいます。
私は「やきものの散歩道A」は歩いたことがあります。
「散歩道B」も訪れたいと思っています。

(余談)
自転車で行ったのですが、資料館の近くで「キング砥石」の工場に出くわしました。
調べてみると、本社も常滑なんですね。
いやあ、知りませんでした。
ウチにも御社の砥石がありますよ。
陶磁器産業と何か関係あるんでしょうかね。

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2024年11月 5日 (火)

「蹲」とタヌキと ~信楽を楽しむ(2)~

●「蹲」に会いに行く
「信楽伝統産業会館」に行きました。
ミュージアムが見たかったのです。

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ああ。
これです。
私が一番好きな信楽焼は「蹲(うずくまる)」です。
どうということのない、小さな花器です。
しかし、そのプロポーションがイイのです。
赤みを帯びた粘土の色がイイのです。
釉薬を使わない、信楽独特の地肌がイイのです。

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信楽は「六古窯」の一つなので、更に古い時代の陶器も展示されていました。
ただし「瀬戸蔵」のような各窯元の作品が並ぶ即売コーナーはありません。
後で調べたら「信楽産業展示館」にはそういう場所があるようです。

●タヌキに会いに行く
カミさんの要望で、タヌキの店に行きました。

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今や「信楽焼と言えばタヌキ」となった感があります。
駅周辺の店なんて、あっちもこっちもタヌキだらけです。
観光客に人気なのでしょうね。

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よく見ると、結構顔が違います。
同じ店の中でも違うし、店によっても違うのです。
自分の好みの顔に出会うまで店を巡るのも楽しいでしょうね。
カミさんは、2軒目で納得のいくタヌキに出会えて、購入しました。

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信楽は「蹲」のような渋い陶器を作る窯でした。
我が家の睡蓮鉢は、正にそんな品物です。
しかし、いつまでもそんなものばかり作っていたのでは食っていけません。
明治時代には、釉薬を使った火鉢で全国シェアの8割を占めたそうです。
タヌキを作るようになったのも、明治時代だそうです。
もう、火鉢が売れる時代ではありません。
かといって、タヌキだけでは先が見えないでしょう。
伝統ある古窯は、少しずつ変化しながら未来へ進んでいるのでした。

(余談)
私は「蹲」を買えれば、と思っていました。
しかし、信楽の店の大半は17時で閉店するのでした。
ミホミュージアムで時間を使ったので、タヌキだけで時間切れとなりました。
再訪して、店巡りできたらと思っています。

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2024年11月 4日 (月)

ミホミュージアムに、たまげる ~信楽を楽しむ(1)~

信楽の「MIHO MUSEUM」に行きました。
何度も、たまげました。

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美術館にたどりつくまでの道のりが、長いです。

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その道中で、すでに何回もたまげました。

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建造物、植栽、遠景など、目に入るもの全てが美しいのです。

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この中庭だけでもお客さんを呼べると思います。
しかもこの庭、ぐるりと回って見ることができるのです。

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もちろん一番たまげたのは、展示です。
この日の特別展は「うまし うるはし 日本の食事」でした。
食に関する絵巻物とか、食器とかが168点並びます。
「これだけのものを、どうやって集めたのだろう…!」
国宝とか、指定文化財とか、そんな代物が次々と現れます。
「こんな資料が残っているのか!」というものも多々ありました。

特別展だけでも満足でした。
しかし、ここは「コレクション」の展示もスゴいのでした。
紀元前の美術品が各地域ごとに別々の部屋に並びます。
エジプト、西アジア、ギリシア・ローマ、南アジア…。
こちらは、特別展と違って全部この施設の所蔵品です。
これだけのものを集めたことに、たまげます。
展示品のクオリティにも、たまげます。
日本が縄文時代の頃に、こんな高度なものを作っていたのです。
世界史を学ぶ高校生に見せたい、と思いました。

レストランで食事をしました。
これがまた、素晴らしいものでした。
「秀明自然農法」で作られた穀類や野菜を使っているとのことでした。
もちろん器も素晴らしいものでした。

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(「おむすび膳」です。左下は塩と素焼きの皿)

私、ここに行くと決めた前日まで、この美術館のことを知りませんでした。
行ってみると、悪天候なのに結構な数のお客さんが来ていました。
外国人も、かなりいました。
これだけの施設なのに、私は今までメディアでの紹介を見たことがありません。

「神慈秀明会」という宗教団体が設立した施設だというのが理由なのかな、と思います。
しかし、施設の中は宗教色は全く感じられません。
創立者の「美を求める心」は隅々まで感じられました。
安心して他人に薦められると思います。
カミさんも大満足でした。
また来よう、と思いました。

MIHO MUSEUM はこちら

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2024年11月 3日 (日)

小さく、小さく ~バイク携帯工具の話(2)~

ビットアダプターを買い足しました。

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トネの製品です。
梨地仕上げで、滑り止めローレットまで付いています。
使いやすく、美しいです。
これに、ベッセルのプラスビット(2番)を挿してあります。

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トネの小さい工具袋に、こんな具合に収まります。
前回のドライバーをビットに変えて、カサを減らしました。
丸めると、昔のバイクの車載工具より一回り大きいくらいです。

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もっと小さくするなら、ヘックスもビットにするところです。
でも、使い勝手は悪くなってしまいます。
当分、これくらいで運用するつもりです。

(余談)
つい先日、良さげなセットを見つけました。

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ベッセルの新製品「2WAYシリーズ」です。
ビットとソケットの両方使えるL型ハンドルが素晴らしいです。
これにソケットとビットを合わせると、コンパクトなバイク用工具になります。
ビットのセットだけを合わせると、自転車用の工具としても良いでしょう。
ベッセルなので、品質は安心です。

ただ、小さくて使いやすい専用バッグが発売されていないのが惜しまれます。
自転車用の携帯工具には、手ごろなものが売られています。
(一例としてこちら
でも、ベッセルのこのL型ハンドルは唯一無二ではないかと思います。
私、もう少し早く知っていたら、こちらを買っていましたね。
残念。


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2024年11月 2日 (土)

槍ヶ岳に涙する ~NHK「中部ネイチャーシリーズ」~

堪能しました。
NHK『中部ネイチャーシリーズ』の「知られざる槍ヶ岳後編 ~スリルと絶景の玉手箱」です。

●景色にしびれる
私、槍ヶ岳に行ったことがありません。
それどころか「日本アルプス」にも、もう14年も行っていません。
最大の理由は「木のない山に登る意欲がわかない」です。
ですから、この番組の前編での槍ヶ岳登頂の映像を見ても
「オレも登りたい!」と思いません。
アプローチが大変ですしねえ。

山の景色で好きなのは、カールです。
カールの中で周りを見回すと、もうここまでで良い、と思います。
ですから、今回の番組でしびれたのは、槍ヶ岳のカールでした。
カールの中から、槍ヶ岳を見上げるのです。
それはもう、TV画面でさえしびれました。
泣く場面ではないのに、涙が出ました。
(『となりのトトロ』の最初の5分で泣いたことを思い出しました)

●「芸人」より「YouTuber」?
今回の番組の主役?は「登山YouTuber」の「かほ」さんでした。
イイんじゃないでしょうか。
面白くもないギャグはありません。
的外れな発言もありません。
でも見せ方や紹介の仕方はよくわかっています。
出演料をどれくらいもらうのか知りませんが、安くても文句はないでしょう。
なにしろNHKで自分のチャンネルの宣伝ができるのですから。
そうなら、ドラマ以外で俳優を使う必要もないでしょう。

民放の旅番組とかグルメ番組とかバラエティ番組でも、いかがでしょう。
「芸人」よりも、各分野のYouTuberを使った方が良いかもしれませんよ。

(補足)
見たい!という方は「NHKプラス」で見られるそうです。
また、BSでも近々放送されるのではないかと思いますよ。
この番組についてはこちら

(余談)
我が家の景色については、以前にも書きました。
この景色、カールではありません。

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でも、ちょっと似ています。
晴れていても曇っていても、毎朝この景色に囲まれるのがとても嬉しいです(^^♪。

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2024年11月 1日 (金)

ぼくはカラフルでマットでちょっと汚れやすい ~作業用ヘルメットのお話~

私の職場の一角に、こんなヘルメットが並んでいます。

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これ、作業用品なんです。
安全帯の隣に並んでいます。
ヘルメットって、昔は白と相場が決まっていましたよね。
それが今や、こんなにカラフルなものがあるんです。
この写真で注目していただきたいのは、ヘルメットがテカっていないことです。
そう、つや消しなんです。
「マットカラー」ってやつです。

私が使っているバイク用と自転車用ヘルメットは、両方マット塗装です。
マット色のヘルメットは、今や珍しくない存在です。
その波が、作業用ヘルメットの世界にも押し寄せて来たのですね。

カッコいいでしょ。
若い職人さんは、しびれるんじゃないでしょうか。
60歳過ぎた私でさえ、買い足したくなってしまいます(^^;)。

そんなマット色も、良い事ばかりじゃありません。
「汚れやすい」
「汚れを落としづらい」というのが定評です。
まして、作業に使うとなれば、汚れも付きやすいでしょう。
大事に扱って、こまめにメンテナンスしないと、カッコ良さが損なわれます。
カッコ良くありたいのなら、ラクはできない、ということでしょうか(^^;)。

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