ミホミュージアムに、たまげる ~信楽を楽しむ(1)~
信楽の「MIHO MUSEUM」に行きました。
何度も、たまげました。
美術館にたどりつくまでの道のりが、長いです。
その道中で、すでに何回もたまげました。
建造物、植栽、遠景など、目に入るもの全てが美しいのです。
この中庭だけでもお客さんを呼べると思います。
しかもこの庭、ぐるりと回って見ることができるのです。
もちろん一番たまげたのは、展示です。
この日の特別展は「うまし うるはし 日本の食事」でした。
食に関する絵巻物とか、食器とかが168点並びます。
「これだけのものを、どうやって集めたのだろう…!」
国宝とか、指定文化財とか、そんな代物が次々と現れます。
「こんな資料が残っているのか!」というものも多々ありました。
特別展だけでも満足でした。
しかし、ここは「コレクション」の展示もスゴいのでした。
紀元前の美術品が各地域ごとに別々の部屋に並びます。
エジプト、西アジア、ギリシア・ローマ、南アジア…。
こちらは、特別展と違って全部この施設の所蔵品です。
これだけのものを集めたことに、たまげます。
展示品のクオリティにも、たまげます。
日本が縄文時代の頃に、こんな高度なものを作っていたのです。
世界史を学ぶ高校生に見せたい、と思いました。
レストランで食事をしました。
これがまた、素晴らしいものでした。
「秀明自然農法」で作られた穀類や野菜を使っているとのことでした。
もちろん器も素晴らしいものでした。
(「おむすび膳」です。左下は塩と素焼きの皿)
私、ここに行くと決めた前日まで、この美術館のことを知りませんでした。
行ってみると、悪天候なのに結構な数のお客さんが来ていました。
外国人も、かなりいました。
これだけの施設なのに、私は今までメディアでの紹介を見たことがありません。
「神慈秀明会」という宗教団体が設立した施設だというのが理由なのかな、と思います。
しかし、施設の中は宗教色は全く感じられません。
創立者の「美を求める心」は隅々まで感じられました。
安心して他人に薦められると思います。
カミさんも大満足でした。
また来よう、と思いました。
MIHO MUSEUM はこちら
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