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2025年2月21日 (金)

あとから来る人のために ~ホームセンターの棚に思う~

私にとって、週の初めの仕事は、これです。

Img_7879_edited

写真の右側が「ビフォー」です。
これを左のように直すのです。

右のようにするのは、一部のお客さんです。
ふたつのパターンがあります。

A「品物を棚の別の場所に戻す」
B「品物を棚に乱雑に戻す」

Aについては、以前も書きました。
これをやられると、他のお客さんが困るんです。
「品物の価格を間違えて認識する」
「同じ品物を数個買ったら、違う品物が混じっていた」
「品物はあるのに、別の棚に移されたので、欠品だと思う」

一部のお客さんは、なぜこういうことをするのでしょうか。
私の想像では「単純なミス」か「めんどくさい」のどちらかです。
時々「お前(店員)が直しておけ」と言われているように感じることがあります。
(目の前でやられることもあります)

そりゃまあ、直しますよ。
ユニクロの店員さんだって、いつも棚の服をたたみ直しています。
でもね。
ホームセンターの品数って、とてつもなく多いんです。
しかも、ウチの店員はまずまず忙しいんです。
ですから、売り場の棚に目が行き届かないんです。

全ての棚に異常がないか見回り
異常があれば(毎週必ずあります)正しい棚に戻す

こんなこと、毎日やってられないんです。
私は、週に2時間程度だけこの作業をしています。
ネジと金具の売り場だけ、です。
店内全部でこれをやろうとすると、かなりの人的コストが必要でしょう。

で、私は棚の中を直すわけです。
毎週毎週。
理由が、あります。

Img_7880_edited

きちんと並べると、お客さんが、違うものが混じっていることに気づきやすくなるからです。
きちんと並べると、お客さんが、戻し間違いに気づきやすくなるからです。
だから、Bも放っておけないのです。

●道徳教材の思い出
ちょっと昔の小学校での話です。
「道徳」の授業で使われていた本の中にこんな話がありました。
(うろ覚えですが)

山歩きをしていたら、無料のパンフレットが置いてあった。
主人公は、1人が1冊もらえば良いと思った。
しかし、父親はそうしなかった。
「あとから来る人のために残しておくんだ」
そう語った。

それだけの話です。
教材文としては面白味がありません。
しかし、なぜか私の心に残っています。
題名は「あとから来る人のために」でした。
おそらく、この話を書いた人は坂村真民氏の詩に感化されたのだと思います。

私が今、この話で授業をするとしたら、こうします。
1 教材文を読む
2 あなたが見た(またはやった)「あとから来る人のための行動」を書きなさい
3 グループ内で発表
4 グループ代表に1~3例発表させる
5 教師が「あとから来る人のための行動」の例を語る
6 各自感想を書く

ウチの店の棚を荒らしていく、ごく一部のお客さん方。
「あとから来る人のために」という意識、ないでしょ。
それ、仕事にも反映されてますよ、きっと。
身近な人たちも困ってますよ、きっと。

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