●やっぱりね
私の工房にあった構造用合板を測ってみたら、四つの角のうち、二つは90.0度でした。
あと二つは、0.4度と0.3度違っていました。
つまり、台形になっているということです。
短くて安物の角度計なので、精度は怪しいです。
でも、曲尺で測ってもやっぱり直角ではないのです。
数値はともかく、目安にはなると思います。

もちろん、この数値は合板によってまちまちでしょう。
正確な長方形になっている合板もあるでしょう。
しかし、そうでない合板があることは承知しておくべきです。

合板に正確な直角が出ていないとなると、どうすれば良いのでしょうか。
小屋作りの場合、という前提で話を進めます。
●気にしない
「家具じゃないんだから、1ミリくらいは気にしない」
私は、それでやってきました。
今まで小屋や物置を使って、何の不都合もありません。
でも、今でもちょっと残念です。
●切り直す
「そんなのはイヤだから、全部の合板を正確な長方形に切ってもらう」
まあ、それも一つの方法でしょうね。
ただしこれを20枚とかになると、ホームセンターの店員さんは嫌がるかもしれません。
(ホームセンターのカットは、たいてい赤字サービスです)
また、1820ミリ×910ミリの規格寸法より小さくなるので、不都合が出てくるかもしれません。
●何度も測る
特に2×4工法で壁を立てる工程です。
床の水平が出ていて、合板が正確な長方形なら、壁は垂直になるはずです。
しかし、合板を信じちゃいけないのです。
ですから、壁を立てる際には、何度も何度も垂直をチェックしながら組んでいくのです。
強引に曲げたり、あえてすき間を開けたりします。
壁を垂直にすることが最優先です。

私の場合「ポストレベル」と「下げ振り」という道具を使っています。
あ、レーザー墨出し器もあったな。
(私の持っている安物だと屋外で見づらいので水平出しにだけ使っています)
なお『小屋大全』(西野弘章著)には、こういうこともしっかり書かれていて感心します。
次は、私がやったことがない無責任な話になります。
●裏返す
「複数の合板を並べて使う時は、表と裏の両方を試す」
つまりですね。
長方形になっていない合板を並べると、キレイに並ばないことがあります。
その場合、合板を裏返すとマシになる可能性があります。
合板が台形になっている場合、特に効果的だと思います。
これが、一番手軽で現実的な方法ではないかと思うのです。
ただし、床ならともかく、屋根の上でやるのは難しいです。
そこでもう一つお勧めするのは、これです。
●まず測る
「合板を並べる前に、全部の角の直角を測っておく」
そして、角に書き込みをしておくのです。
「ここは直角」
「ここは90度より少し大きい」
「ここは90度より少し小さい」
事前にこういう手間をかけておくと、並べる時に作業が円滑に進むかもしれません。
角の直角を確かめるには、何を使うのが良いでしょうか。
私が持っている道具だと、思い浮かぶのは3つです。

(直角が出ていないことが判ります)
「曲尺」
まあ、王道ですよね。
DIYする人なら最初に買うべき道具です。

(大きい方が直角のチェックにより有効です)
「ラフタースコヤ」
約60cmの大きな曲尺です。
合板云々は抜きにしても、小屋を作るなら、1本あると良いと思いますよ。

「角度計」
デジタルの物が安く売られています。
たいてい20cmしかありませんが、その代わり0.1度単位で計測できます。
こんなので合板の角を測ると、精神衛生上良くないかもしれませんが(^^;)。
小屋を建てるような人なら、デジタル角度計はこの先もいろいろ役立つと思いますよ。
ああ、もう一つ小屋を作りたくなってきます(^^;)。
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