悪い時は どうぞ ぶってね♪ ~アサヒ・打撃めがねレンチ~
ウチの店の工具コーナーの中に、こんなメガネレンチがあります。
アサヒ金属さんの「打撃めがねレンチ」という製品です。
(アサヒさんは「メガネ」ではなく「めがね」と表記します)
30ミリ径の割に、短いですよね。
その名の通り、ネジを叩いて締める(又はゆるめる)道具です。
柄に、穴が開いています。
これ、ぶらさげるための穴じゃないんです。
「柄穴にロープを通し、締め付け方向に引っ張りながら叩部をハンマーで叩いて使用します」
(アサヒさんのWebサイトより)
工場等で使う「インダストリアル系」工具なのですね。
アサヒさんのインダストリアル系メガネレンチというと、これが有名?です。
「RSめがねレンチ」です。
これも、本来は工場等で使うための工具でしょう。
しかし、この姿と使い勝手と価格で、工具好きの間ではクルマ用として人気です。
(私も大好きです。時々店で鑑賞しています)
これ、パイプを突っ込んで長くして使える(一応メーカー非推奨)という優れものです。
ただ、その振り幅を取れない場所がありますよね。
かと言って、インパクトレンチも使えない場合もありますよね。
そこに、打撃メガネの存在価値があるのでしょう。
アマゾンのレビューを見てみると、やっぱり、いました。
打撃メガネをクルマやバイクの整備に使う人。
固くて回らないネジに、使いたくなりますよね。
好評のようです。
(締める方はトルクレンチを使いましょうね)
もちろん普通のメガネレンチだって、「RS」だって、その気になればハンマーで叩けます。
(Youtubeには、RSを叩く動画もあります)
でも、どちらも叩かれるようにはできていません。
叩いて変形したら、それは叩いた人の責任です。
その点、「打撃めがね」は違うのです。
「どうぞ、叩いてください」という道具なのです。
安心して、ぶっ叩けるのです。
なんて健気なんでしょう(^^;)。
「RS」と「打撃」では、同じ30ミリでもこれだけ長さが違います。
柄の仕上げや、太さや、メガネ部の厚さの違いが興味深いですね。
(私、RSの梨地メッキが大好きです)
打撃メガネがメッキでなく塗装なのは、叩くことでメッキがはがれることを嫌ったのでしょうか。
「RSめがね」は、10ミリから200ミリ(!)まであって、小さいサイズは驚きの安さです。
「打撃めがね」は、24ミリから200ミリまでです。
「RS」のように小さいサイズを作ったら、そこそこ売れるんじゃないでしょうかねえ。
(鍛造の型を作るコストが大変でしょうか)
なお「打撃メガネレンチ」は、他社も作っています。
アマゾンで探したら「24ミリ径 1521円」という製品がありました。
どうです、欲しくなったでしょ(^^;)。
アサヒさんには「打撃スパナ」「打撃六角棒レンチ」なんてのもありますよ(^^)/。
アサヒ金属の鍛造の様子はこちら
(余談)
表題は奥村チヨさんのヒット曲「恋の奴隷」からいただきました。
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だから いつも そばに置いてね
邪魔しないから
悪い時は どうぞ ぶってね
あなた好みの あなた好みの
女になりたい
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いやあ。
今の時代では、許されない歌詞ですねえ。
もう、TVやラジオで流される日は来ないかもしれません。
1969年には、こんな歌詞が堂々とまかり通ったのです。
昭和の歌謡曲には、そんな曲がたくさんありますよね。
「不適切」について語ると長くなるので、この話は別の機会に。
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