このパッケージデザインが素晴らしい! ~アネックス・六角レンチカラービット~
●優秀なパッケージ
これ、とても優れたデザインなんです。
品出し担当店員は、商品を棚に出す際に「JANコード」を確認します。
この場合「4962485402518」です。
これを、棚に書いてある番号と照らし合わせます。
見た目だけで判断すると、違う棚に入れてしまうことがあるのです。
アネックスのこの商品、JANが表に大きく表示されています。
品出し担当店員としては、とても助かります。
それだけではありません。
お客さんがこれを買うと、今度はレジ担当者が、バーコードを読み込ませます。
これも、表に大きく表示されています。
レジ担当者も、助かります。
「このパッケージ、店員のことを考えてくれているなあ」と感じます。
お客さんにとっても、わかりやすい表示だと思います。
必要な情報は、全部大きく表示されています。
余計な絵や字は、一切ありません。
かと言って、事務的でもありません。
美しくデザインされている、と感じます。
「このパッケージのデザイナーと会社は、立派だなあ」
と、いつも感心します。
●普通のパッケージ
表にJANとバーコードが表示されていること自体は、珍しいことではありません。
「袋にシールを貼っただけ」
「袋に印刷しただけ」
そういう簡素なパッケージでは、上の写真のようになります。
こういうの、私は好きです。
ところが、もうちょっと立派なパッケージになると。
●困るパッケージ
1枚目と同じ会社でも、こちらのパッケージデザインは全然違います。
我々店員は、これを手に取ると、裏返してJANやバーコードを探すことになります。
これが箱入り商品となると、もっと大変です。
最悪の場合、箱を何度もひっくり返して六面全部を見ることになります。
しかも、JANやバーコードがとても小さく表示してあることも、しばしばあります。
「お客さんには関係ないだろ」って?
あります。
レジ担当者がバーコードを探す間、お客さんをレジで待たせることになるんです。
それが複数あったら、待ち時間もどんどん増えていくんです。
そして、それはホームセンターだけでなく、いろんな店で同じことが起きているのです。
(セルフレジをやったことがある方なら、わかりますよね)
日本中の店のレジで、バーコード探しの時間を総合計すると、恐ろしい数字になるはずです。
それに、日本中の品出し作業でのJAN探しの時間も加えてみたら…。
その時間は、社会的損失と言って良いレベルになるでしょう。
●「スタイリストの魔手」
…という言葉が、昔の『CG』に時々登場していました。
三番目のようなパッケージデザインは、正にこれだなと思います。
「売りたい」
「目立ちたい」
そのために「デザイン」されています。
その過程で、しばしば、JANとバーコードがどこかに追いやられます。
その結果、店員とお客さんに迷惑をかけます。
「他者の迷惑を考えない、自分勝手なデザインだなあ」
私は、そう思って見ています。
一番目のアネックスのパッケージがお手本になって欲しい、と思います。
もし、全てのパッケージが一番目と二番目の写真のようになったら。
労働生産性やGDPの数字が変わるんじゃないでしょうか。
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