自民総裁選の党員票の変化を誰か解説してくれ
この党員・党友票って、大変化だと思うのですが。
2025年 高市119票 小泉84票
2024年 高市109票 石破108票
2021年 河野169票 岸田110票
2018年 安倍224票 石破181票
2012年 石破165票 安倍87票
(一次投票の結果。敬称略)
私が何を言いたいかというと。
ここ十年以上、党員・党友の間では「リベラル(党内では)」と目される候補の人気が高かったのです。
それが、今回は最も「右寄り」と目される高市氏が一番人気だったのです。
確かに、それ自体は初めてのことではありません。
2024年だって、2018年だって、右寄りの候補が一番人気でした。
でも、リベラル候補もなかなかの人気だったのです。
「石破氏で選挙に勝てなかったから」
そう考える人もいるでしょう。
本当に、それだけなのでしょうか。
私は今回の結果について、こう思うのです。
「日本でもリベラル派の凋落が本格的になったのかも」
アメリカでは、既にこんな本が出ています。
『リベラリズムはなぜ失敗したのか』
『リベラリズムへの不満』
『リベラリズムという妄想』
そしてもちろん、トランプ氏が2度にわたって大統領に当選しています。
欧州では、極右政党が勢力を伸ばしています。
そして日本でも、前回の選挙で参政党の躍進が話題になりました。
今回、高市氏に党員票が集まったのは、こうした流れが日本に及んだのかも、と思うのです。
今回の結果は、今後の日本の政治の流れを決定づけるのかもしれません。
社民党の福島氏が高市氏当選にキレているのは、それを感じ取っているのだと思います。
日本では、まだアメリカほどの分断は起きていません。
しかし今後、リベラルなマスコミと高市氏の間で激しい対立が予想されます。
それで次の選挙で自民党が勝ったら(負けた後なので普通なら議席が回復します)。
「この路線が正しいのだ」という党内評価になるでしょう。
そうなれば、日本もついに欧米と同じ潮流に乗ることになるのです。
私の見聞した範囲では「恒例の、自民党内の政権交代」という報道が多いように感じます。
この党員票の変化を問題にした論評は、ありません。
複数の専門家の解説が読みたいのですが、見当たりません。
誰か、お願いしますよ。
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