アジアに広がる日は来るか ~枝下用水旧用水路清掃(6)~
今回は奥(第二樋門周辺)を刈りました。
先月は清掃中止だったので、さすがに草も竹も川のゴミもいっぱいでした。
それでも人手もいっぱいだったので、みるみるキレイになっていきました。
私は草を刈りながら一番奥まで行きました。
この日は廃線路に砂利を敷く工事も行われていました。
こちらはもちろんプロの方々です。
自転車やバイクで走っちゃダメですよ!
資料室の前は、この有様です。
来月はこっちの片付けでしょうか。
【アジア諸国でも】
今回のトピックは、オイスカ中部日本研修センターの研修生が参加したことです。
アジアの各国から来た方々です。
アフガニスタンに用水路を造った故・中村哲氏は、こんなことを書いています。
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私たちが先進国の援助団体と異なるのは、井戸を掘るにも用水路を掘るにも、ボーリングやコンクリート工法という近代的な方法だけでなく、その地に残る伝統的な工法を主に採用していることです。それは、井戸掘削は手堀で用水路は蛇籠や柳工法という日本でいえば江戸時代の治水技術です。その理由は、外国人である日本人が去った後でも地元の人々が自分達で修復やメンテナンスできるように考えてのことです。近代工法だと井戸が涸れたり、用水路が決壊した後、技術的経済的に土地の人には修復が無理だからです。
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ですから、アジア各国の研修生たちが130年前に完成した用水路を見ることには、大いに意義があると思います。
資料室の前には「牛枠」と「蛇篭」の見本が展示してあります。
(かつて枝下用水で使われた技術です)
旧水路や旧取水口には、コンクリートではなく「人造石」(長七たたきとも呼称されます)が使われています。
(今でもしっかりしています)
彼らの国で同じことをしろ、とは言いません。
彼らの国でも、その土地で手に入る資材を使って工事ができると良いなと思うのです。
彼らの母国で、用水路を自分たちの力で維持していく日が来ると良いなと思うのです。
彼らのおかげで、枝下用水の遺構を残す意義が新たに一つ見えてきた一日となりました。
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