豊田市・旧今井貯木場施設を見る ~長七たたきの遺構(2)~
「百々(どうど)貯木場」と呼称されることもあります。
前回訪れた明治用水旧頭首工は、半分壊されていました。
ここは、そっくりキレイに残っています。
ただ、今の季節は草が茂って見学には向かない季節です。
見事なアーチも、この有様です。
あちこちのサイトで紹介されているので、そちらの写真を見ていただくのが良いでしょう。
在りし日の、貯木場としての景観はこちらの模型をご覧ください。
かつては上流から流されてきた材木をここに集め、筏に組み直して下流に流したのでした。
大正7年に完成して、昭和5年にはダムができて、使われなくなったそうです。
「長七たたき」と同じく、短い期間使われて終わってしまったのです。
そういう場所が、今でもそっくり残されているということに感心します。
100年近くの間、これだけ広い場所に手がつけられなかったのです。
その間にはいろんなエピソードがあったことでしょう。
令和7年に国指定重要文化財になったので、この先は大丈夫でしょう。
秋になったら、キレイに草刈りされることでしょう。
【余談】
壊されなかった一因は、長七たたきだったのかも、と思います。
明治用水旧頭首工には「壊し始めたけれどあまりに丈夫なので途中でやめた」という話が残っています。
この貯木場も、これだけの広さがあると壊すのは大変でしょう。
まあしかし、重要文化財となると、丈夫なのは維持管理が容易でよろしいんじゃないでしょうか。
末永く残って欲しい場所です。
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