国策か、自分の良心か ~家康ゆかりの鐘~
枝下用水資料室で草刈りをしてきました。
資料室の逵さんに興味深い話をうかがいました。
「静岡には徳川家康ゆかりの話がたくさん残っている」
「戦争中に寺の鐘は金属供出を求められた。
しかし家康ゆかりの鐘だと説明して供出を免れた、という話がある」
(磐田市宣光寺の鐘はその一例だそうです)
一昨日書いた話が、これにつながります。
「お国のために」と言って威張りちらして、あれもこれも供出させた人は、普通にいたようです。
家康ゆかりの鐘の話は、その反対だと思うのです。
当時の事情では、情け容赦なく供出させるべきだったことでしょう。
でも、その担当者は「家康さまゆかりの鐘を溶かしてはいけない」と判断したのではないでしょうか。
それはつまり、国策よりも自分の良心を優先させた、という話ではないでしょうか。
杉原千畝氏の「命のビザ」と同類の話ではないかと思うのです。
【蛇足】
杉原氏は、外務省に逆らってユダヤ人難民に日本通過ビザを発給しました。
戦後は外務省に冷遇されました。
死後14年経って、政府によって公式の名誉回復がされました。
日本は、再び「お国のために」と言って威張りちらす人が増えそうな気配があります。
しかし、今の時代は杉原氏のように自分の良心を優先させる人も多いのではないかと思うのです。
家康ゆかりの鐘の話を聞いて、ちょっと勇気が増した私でありました。
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コメント
今日はありがとうございました。そうそうこの鐘です。ぜひ見にいらしてください。戦争とどう向き合ってきたか、この夏のNHK「笹まくら」や「15歳の志願兵」も良かったですね。
投稿: 逵 | 2026年8月17日 (月) 22:39
「笹まくら」も「15歳の志願兵」も見ていません。
オンデマンドで見ることにします。
「笹まくら」の原作も読んでみます。
ありがとうございました。
投稿: 縄文人 | 2026年8月17日 (月) 22:57