完璧な美人か個性か ~CB500発表に思う~
●完璧な美人は印象に残らない
昔から、そう言われます。
最近だと、AIが画像生成した美人がそんな感じでしょうか。
車やバイクの世界では「完璧な美人」を見ることは滅多にありません。
新型が出るたびに「ここをこう直したい」と私は思います。
●完璧なバイクや車
ただ、まれに「直したい場所がない!」という機種が出てきます。
私の場合、ホンダの「NS250R」(1984年~)というバイクがそうでした。
色は私の趣味ではありませんが、カタチは完璧でした。
ライバルのスズキ・ガンマやヤマハTZRより断然カッコ良かったと思います。
しかし、売れ行きは芳しくありませんでした。
第一の理由は、中身で負けていたためでしょう。
しかし、外観が完璧すぎてアピール力で負けたという面もあったと思うのです。
車の世界では、同じホンダに「ロゴ」(1996年~)という車がありました。
私の目には「完璧に近い美人」でした。
しかし、この車もあまり売れませんでした。
派生車種として「キャパ」という車が作られました。
中味は改善され、外観はやっぱりほぼ完璧でした。
それでもやっぱり、あまり売れませんでした。
●個性的でないと売れないのか
この時代のホンダには、逆の車もありました。
初代CR-X(1983年~)
二代目プレリュード(1982年~)
三代目アコード(1985年~)
(プレリュードです)
変則リトラクタブルライト、それに加えて妙な黒塗りまでされていました。
「完璧な美人」どころではありません。
良く言えば「個性的」、私に言わせれば「不格好」でした。
しかし、3車種ともよく売れたのです。
「完璧な美人」は売れないのに「個性的な顔」で売れたのです。
(もちろん中身も良かったのでしょう)
こうした歴史のためもあってか。
近年出てくる新車種は、ことごとく「完璧な美人」であることを避けているように思えます。
必ずどこかを(または全体を)「個性的」にしているように見えます。
●ようやくCB500の話です
先日インドで「CB500」が発表されました。
私にとっては「ほぼ完璧な美人」です。
それはつまり、50年前のバイクとほとんど同じ姿です。
あの時代を知っていると、個性は感じられません。
しかし私は「個性的≒不格好」よりも「完璧な美人」の方が好きです。
私と同じような客は、世界中に結構いるはずです。
車の世界にも、こういうのがあって良いと思います。
私は四代目NBOXがそういう存在になって欲しいと思っているのですが、いかがでしょう。
| 固定リンク
「その他」カテゴリの記事
- マニアでない人にもイイかも ~可児市・明智城~(2026.10.12)
- 術後にひと苦労 ~白内障手術(1)~(2026.10.08)
- 廃仏毀釈の傷跡 ~中津川市・高徳寺~(2026.10.05)
- 外国人だらけじゃない宿場町 ~中山道・中津川宿を歩く~(2026.10.04)
- 昔の林業のスゴ技に感嘆する ~熱田白鳥の歴史館~(2026.09.30)






コメント