退職関連

2024年8月29日 (木)

転職します ~定年後の幸せって(3)~

この一節を、何度も思い出しました。

『(前略)このまま、この寒冷地獄の中を、ケルピュロスの吠える夜まで駆けぬけるのか、俺は死んでしまうぞ、死んでしまうぞ、大川悠の畜生め、と叫んだのだった』
(「北緯40度線探検隊、坂本正治)

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前に書いた通り、今の仕事は気に入っています。
職場の同僚も好きです。
それでも、もう一人の私が言うのです。
「もう、この職場にいてはいけない」と。

あまり詳しくは書けませんが。
今年に入ってから、いろいろありまして。
健康面と安全面での不安が増大しまして。
転職を決意しました。

働きたい職場は、ホームセンター一択です。
ウチから通えるホームセンターは、全部回りました。
求人をしている店は、なかなか見つかりませんでした。
年度途中でタイミングが悪いせいでしょうか。
求人を見つけるまで、少々時間がかかりました。

面接に行き、翌日採用通知がありました。
私の想像では、健康面と安全面では心配のない職場です。
ただ、今ほど私に合った仕事はもらえないでしょう。

ここ、悩みどころでした。
「定年後の幸せ」を左右する部分です。
乱暴に言うと、こういう選択になります。

「幸せ」対「健康・安全」

これが他人の話なら、私はこう言うでしょう。
「そりゃあ、健康・安全が第一に決まってるよ」
でもそれは、他人の話だからです。
今の幸せの度合いを分かっていないからです。

悩みましたが「健康・安全」の方を選びました。
今の職場で働くのはあと2日です。
最後まできちんと仕事をして終わりたいと思っています。

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2024年8月27日 (火)

ホームセンターならいいってもんじゃない ~定年後の幸せって(2)~

退職前の私は、いくつものホームセンターを利用していました。
退職後の職場として今の店を選んだのは、大正解でした。

●店の規模
今の職場は「中規模ホームセンター」と言って良いと思います。
私は、基本的に外売り場にしか関わりません。
扱う商品は、園芸資材・木材・土木・建築資材だけです。
私自身が田舎暮らしやDIYで使うモノなので、まずまず分かります。
分かるだけに、商品への愛もひとしおです。

従業員の数は、小学校と同じくらいです。
いろんな人がいますが、多すぎることもありません。
多くの人と、良い関係です。
全ての人と仲が良い訳ではありません。
でも、これだけの人数がいれば、苦になりません。

お隣の土岐市には、小さなホームセンターがいくつもあります。
店員さんは、5人もいません。
こういう店で働くと、何もかもやることになります。
それはそれで楽しいでしょう。
でも、今ほどお客さんの質問に詳しく答えることはできません。
また、人間関係が狭いので、合わない人が1人でもいると大変でしょう。

私の今の職場くらいのホームセンターって、私の生活圏には少ないです。
私にとっては、ベストな規模の職場でした。

●仕事がいろいろ
以前書いたように、私は「百姓」です。
いろんな仕事をするのが楽しいです。
4時間ずっと何かをする、というのは基本的に苦手です。

園芸資材売り場に行ったり
木材に行ったり
土木・建築資材売り場に行ったり
品出ししたり
お客さんの車に積み込みをしたり
木材カットをしたり
お客さんの相談や質問に応えたり
カート回収をしたり
配達に行ったり
売り場の掃除をしたり
商品の移動をしたり(ホームセンターは季節に応じて売り場が変わります)
什器を作ったり(これだけは4時間続けても苦になりません)

4時間の間、座ることはありません。
でも、それでイイんです。
教員時代の一番の苦痛は、夏休みに職員室でずっと座って事務仕事をすることでした(^^;)。

大規模店だと、こうはいかないでしょう。
仕事が細分化されて、もっと少ない種類の仕事をすることになると思うのです。

●実は学校でも
学校でも、規模や人数というのは働き心地を左右することがあります。
小学校や中学校で担任団の人数が少ないと、合わない人がいた時に大変です。
担任のない人たちも大変です。
自分の部屋がない人は、職員室で過ごす時間が長いです。
その中に合わない人がいると、逃げ場がありません。
職員が学校を去る原因の何%かは、職場の人間関係だろうと思います。
(正規採用でない人や「教諭」ではない人たちは、黙って去っていきます)

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●力仕事
重い商品で、25kgです。
これを棚に並べるんです。
そして、お客さんの車まで運んで、積み込むんです。
お客さんの家まで配達することもあります。
疲れます。
でも、それがイイんです。
運動不足になりません。
健康維持に貢献していると思います。

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2024年8月26日 (月)

定年後の幸せって

えっ、私ですか。
幸せだと思ってますよ。

この問題については、いろんな人がいろんなことを書いています。
私に当てはまりそうなものを、三つ採り上げてみます。

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「特技や趣味を活かす」
退職以来、ホームセンターで働いています。
園芸とDIYという趣味・特技を大いに活かすことができています。
楽しいです。
教員としてのキャリアがもったいない?
いえいえ、接客に活きていると感じます。
若いときの私が今の私の接客を見たら、驚くと思いますね。

「他人の役に立つ」
お客さんの相談に乗ったり、
商品の積み込みをしたり、
木材カットをしたり、
配達をしたり。
そのたびごとに「喜んでもらえた」「役に立てた」という充実感があります。

「月10万円程度稼ぐ」
10万円にはちょっと足りない程度ですが(^^;)。
半日働いて月10万円、というのは、私にとってはいろんな意味でちょうど良い、と感じます。

最大の問題は、この生活をあと何年続けるか、です。
ホームセンターを辞めた後も幸せに暮らすには、どうするのか。
私にはその見通しがまだ立っていません…。

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2024年8月17日 (土)

素人投資でいやはや ~この夏の大騒動への対応(2)~

株の暴落、突然来ましたねえ。

私は2か月前に「今年はもう手じまい?」と書きました。
しかし結局、半分だけ手放して様子を見ることにしました。
そして今回、ドカンと下がりました。

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「米国成長株」です。
「GAFAM」が中心となる投信です。
見事に落ちました。

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NTTです。
暴落前から落ち続けていたので、ダブルパンチとなりました。

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「インド・インフラ株式オープン」です。
こちらは、日米の暴落の影響は少ないようです。

TVニュースには、こんな人が出ていました。
「外車1台分くらい損した」
まあ、そういう人はいるでしょう。

私の場合、2か月前に全部売っておけば、今頃余裕でいられたのでした。
まあしかし、半分売ったおかげで、大損害にはなっていません。
今のところ、原付バイク1台分くらいかな。

今日のところ、アメリカの相場はほぼ戻った感がありますね。
日本の相場も、まあまあの所まで回復したのではないでしょうか。

さて、ここで前回の話とつながってきます。
こういう時こそ、大儲けした人がいるはずです。
そういう人って、黙ってるから分からないだけなんです。
「下がったら買って、上がったら売る」
それを実行できる人にとって、今回の大騒動は大チャンスだったはずです。

私は7月末に「買うわ!」と書きました。
その後もちょこちょこと買いました。
ぐわっと買っておけば、ひと稼ぎできたのですが、そこまでの度胸はありませんでした。
いつ下げ止まるのか、読めなかったのです。
水の転売とは違うので、良心の呵責なくやれたはずなのですが。

「まだはモウ、モウはまだなり」
これって本当に金言だなあ、と改めて思い知りました(^^;)。

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2024年8月11日 (日)

グレーゾーンはつらいよ ~毛染めでいやはや~

●カラーリンス
近ごろ、これを使っています。

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風呂で頭を洗う際に、簡単に染めるというものです。
染まり方が、浅いです。
その分、回数が必要です。
2~4日に1回くらい使っています。
でも、その手間が苦になりません。
全工程で5~6分くらいでしょうか。

●王道の毛染め
ちょっと前までは、散髪するたびに染めてもらっていました。
10年くらい「ぼかし染め」をしてきました。
ラクチンでした。

●白髪隠し

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トシとともに、染めた頭髪が白くなるのが速くなってきました。
「まだ散髪に行くタイミングじゃないけど、生え際の白が目立つ」
そういう時のために、白髪隠しを使うようになりました。
小さなブラシが入っていて、ポイント染めをするというものです。
まずまず満足していました。

●目が覚めると、グレーな老人がいた
そんな中、先日、いつもの床屋に散髪に行きました。
やることはいつも同じなので、私は安心して寝ていました。
終わって、目を覚ますと。
鏡には、ゴマ塩頭の老人が映っていました。
なんと、今回は床屋さんが染めなかったのです。

私、染めずに済めばそれに越したことはないと思っています。
ただ、現状のゴマ塩頭だと、みすぼらしいのです。
接客をする仕事をしているので、見た目には気を配らねばなりません。
キレイな「シルバー」とか「真っ白」になってくれたら、染めないつもりです。
ただ、その日はまだまだ来そうにありません。
私は現在「グレーゾーン」のお年頃なのです(^^;)。

カラーリンスにして以来、「自然な」黒になっていると感じます。
真っ黒ではありませんが、むしろそれが良いのです。
ひんぱんに染めるので、生え際だけ白くなるということがありません。
今の所、気に入っています(^^♪。


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2024年7月29日 (月)

買うわ! ~素人投資のお話(10)~

相場が、下がってきています。

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資金流入額で4位に入る「インド・インフラ株式オープン」という商品があります。
5年間の平均年間リターン28%という成績です。
これが過去10営業日で7日も値下がりしているのです。
インドはまだまだ上がるでしょう。
この機会に、拾っておくことにします。

「ニッセイ・インデックスバランスファンド 4資産均等型」という商品があります。
5年間の平均リターンが年10%という地味なファンドです。
この商品の強みは「安定性」です。
株式と債券が半々、日本と外国が半々なので、大崩れしません。
じわじわ上がるというファンドです。
私のような退職老人に向いていると思います。
ここ3週間で、珍しく値下がりが多くなっています。
こういう機会に、拾っておくことにします。

さて、これが吉と出るか、凶と出るか。

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2024年7月22日 (月)

こんな日もあるさ

実家の母を医院に連れて行く日です。
車を運転していると、携帯が鳴りました。

カミさんからLINEです。
クルマが壊れたとのこと。
私が駆けつけるほどではありませんが、珍しいトラブルではないかと思います。

次は、電話です。
なんと、神奈川で教員をしている弟の勤務先からです。
これは、ただごとではありません。
でも、路側帯のない名二環を走っていたので、電話に出られません。
後でかけ直しました。
自転車通勤で熱中症になって救急車で運ばれたとのこと。
弟は独身なので、何かあったら私が神奈川まで行くしかありません。
(以前にもそういうことがありました)

幸い、母の診察が終わった頃に、弟は入院せずに帰るという連絡がありました。
ひと安心です。

まあ、それにしても。
母、妻、弟が同時にいろいろあるなんて。
今日は、そういう日だったのでしょう。
そういう年齢なのでしょう。
(母はつい最近救急車で運ばれています)

また、自分が元気で家族を助けに行く立場だったことに感謝しました。
もう少し、元気がいなくてはなりません。
家族のためにも。
それができるというのは、ありがたいことです。

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2024年7月15日 (月)

傾いたら立て直すのだ ~コートハンガー修理~

自宅のコートハンガーです。

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コートだけでなく、いろんな服をかけていました。
「安物に服をたくさんかけると、壊れる」
これは、学校のハンガーで経験済みです。
私の使い方が悪いんです。

学校のハンガーは、土台だけ木材でがっちり作り直しました。
今回は、まず応急措置をしてみます。

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土台にベニヤ板を留めて補強しました。

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プラスチックの部材が裂けていたので、アルミテープで補強しました。

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この程度では、完全な垂直にはなりません。
服をかけていなくても、グラグラします。
まあしかし、応急措置にはなりました。

やっぱり土台を作り直す必要がありそうです。
でもその前に、このハンガーにかかっていた休眠衣服を処分するべきでしょうね。

(余談)
教員を退職してから、スーツを全く着なくなりました。
そろそろ処分した方が良さそうです。
カッターシャツも、ベルトも、ネクタイも、靴下も、靴も…。
ああ、木工の方がラクだあ(^^;)。

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2024年7月 5日 (金)

どん欲はいかんぜよ ~投資のリターンから寄付~

「(株主優待券を)当社が株主さまに代わって、社会貢献活動団体へ寄付させていただきます」
これ、ダイワハウスから届いた書簡です。
寄付先は「吉野山の桜を保全する会」だそうです。
ご丁寧に、株主優待券を返送する封筒が同封されています。

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「優待券を送っておいて、また返送?」
「寄付先は選べないのか」
そんな声が聞こえてきそうですが、まあ、まあ。
私は、この企業姿勢に好感を持ちました。

かといって、この優待券は返送しません。
寄付するには金額が小さすぎますし、別の団体に寄付したいからです。

私は現在、投資のリターンを半年分確定させている最中です。
私の半年分の給与収入より多いです。
(不労所得なのに!)
そのリターンの一部を、4つの団体に寄付します。
たいした金額ではありませんが、株主優待よりは大きな金額です。
自己満足と言われれば、そうかもしれません。
でも、やらないよりはマシでしょう。

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折も折、以前寄付をした団体から寄付を募る書簡が届きました。
「30年以上にわたり、占領や攻撃と言った困難な状況の中で、パレスチナの人々と共に歩み、支援活動を通して繋がりを築いてきました」
「スーダンやイエメン、コリアを含む世界各地で報道されない紛争が続いていることも忘れてはなりません」
「ラオスでは開発の波が目に見えるように押し寄せ、広大な自然の森が人工的なプランテーションに置き換えられています」

私が現地に行って活動したいくらいです。
彼らは、私がやれないことを代わりにやってくれている、と思っています。
「寄付」というより「欠席代」のような感じです。

(暴走します)
新型自動車を見ていると、時々感じます。
「この車も、どん欲資本主義の産物だなあ」と。
今の時代に、あんなに速く、豪華で、高価な車が必要なのでしょうか。
儲けたアブク銭の使い方が、間違っていると思うのです。
(客も悪いけど、作るメーカーも浅ましいよね)

ああいう車が「狂乱の1920年代」のデューセンバーグと重なって見えるのは、私だけでしょうか。
この先は再び世界大恐慌、そして世界大戦…?

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2024年7月 4日 (木)

アンヌ先生との最後の会話(1)~ホームセンター編~

「アンヌ先生、ぼくは、ぼくはね、もう縄文人先生なんかじゃないんだ。
 ブラック店舗で働くブラック星人なんだ!」

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この春以来、私の職場ではいろいろありまして。
「いつ辞めようか」と考えることが増えています。
今の季節は、なんといっても熱中症が問題です。
外売り場で働く従業員のことを全く考えていない、としか思えないのです。
(去年は違いました)

「夏の太陽が真上に上がる頃、熱中症になって売り場の隅で倒れている。
 それが僕なんだよ」

今日は外売り場の他の店員たちに「顔色が悪いよ。大丈夫?」と心配されました。
倒れた後に私が向かうのは、他の会社でしょうか。
病院でしょうか。
ひょっとして、墓場かもしれません。
冗談抜きで。

(余談)
今回の元ネタは「ウルトラセブン」なので、私より若い方には話が通じないでしょうね。
興味のある方、もしくはもう一度見たい方は、動画をご覧ください。
一例としてこちら

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