アクア

2024年6月 6日 (木)

緊急事態なのでしょうか ~オモダカ開花  なお人間は~

うかつにも、開花して初めて気がつきました。

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だって。
普通は、葉がわさわさと茂った後にシューターが出て、その後に花が咲きます。
「もうじき咲くだろう」と予測ができます。
それなのに。
葉はまだ小さいのです。
水上に出るかどうか、という程度です。
まだ十分な光合成ができていないはずです。
そのためか、シューターの出方も弱々しいです。
根茎に蓄えたエネルギーでなんとか咲かせた、という感じです。

この睡蓮鉢には、オモダカが数株入っています。
でも、花を咲かせたのはひと株だけです。
そりゃそうでしょう。
まだ咲かないのが普通です。

「植物は危機を感じると、子孫を残そうとして花や実をつける」
と言われます。
今回のオモダカの花は、これではないでしょうか。

そうだとすると、何が危機なのでしょうか。
今年は土の入れ替えも施肥もしていません。
それでしょうか。
今年の春は異常に暖かかったので、夏モードに入ったのでしょうか。
天変地異が近いのでしょうか。
ううむ。

(余談)
動物の場合、危機に際しても子孫を残そうとしない、と言われています。
むしろ自分の生命維持を優先させる、という話まであります。
折しも、日本や韓国での出生率の低下が報じられています。
もしや、日韓の若者は危機だから自分の生命維持を優先させているのでしょうか。
動物行動学者は、現状をなんと説明するのでしょうか。
植物学者からは、この事態はどう見えているのでしょうか。
訊いてみたいものです。

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2024年3月21日 (木)

マキタ掃除機は家電じゃないのね ~昔の掃除機の部品を交換~

10年以上前に買った掃除機です。

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(長いパイプを外して使っています)

ここが、くたびれてきました。

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(使い捨てダストバッグを外したところです)

これだと、吸い込んだゴミが逆流して外にこぼれてきます。

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左が旧部品、右が新調した部品です。
部品交換はドライバーがあれば素人でも難しくありません。

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交換すると、吸い込んだゴミがこのようにキレイにダストバッグに収まります。

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(Made in Chinaです)

●私が力説したいポイント
10年以上前に買った家電って、修理したことありますか。
「もう部品がありません」
「修理するより買い替えた方が安いです」
そんな話が普通になってしまいました。
これが今の「ジャパンクオリティ」です。

今回、まずマキタの名古屋営業所に電話しました。
すぐにつながりました。
「こういうわけで、この部品が欲しいのです」
「わかりました」
じきにメールが届きました。
「4093Dの分解図とパーツリストを送信いたします。
 マキタ各営業所、販売店にて購入できます。
 ご注文の際はパーツリスト記載の部品番号にてご注文下さい」
速い速い。

とあるホームセンターに行って、部品を注文しました。
翌日には、もう電話がありました。
「在庫があって取り寄せられるそうです」
「お願いします」
その翌日。
「入荷しました」
いやー、速い速い。
部品代は170円(!)でした。

現在の家電では、ありえない話です。
「電話がすぐつながる」
「昔の製品の部品がある」
「部品がすぐ届く」
「安く修理できる」

「木工房シンプル」さんが書いていた話を思い出しました。
「3時間後にはパーツを手に入れた」という話です。
なるほど、プロがマキタを選ぶわけです。
マキタの掃除機は家電ではなく「プロの電動工具」なのでしょう。

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(補足)
170円の部品を換えたら、掃除機は問題なく使えるようになりました。
使い捨てダストバッグは、なんと今でもホームセンターで買えます。
最新の掃除機と共通なのです(!)。

ニッカド充電池は、さすがにもうマキタにはありません。
しかし、アマゾンで互換バッテリーが手に入ります。
(私、2回買いました)
こういう点も「さすがマキタ」と思います。

内閣府の調査によると、掃除機の平均使用年数は約7.5年だそうです。
部品の最低保有年数が6年とかですから、まあそんなものでしょう。
でも、マキタの掃除機を使う家庭では、これがもっと長いのではないでしょうか。
その点を考えると「マキタ掃除機って安いなあ」と思うのでした。

(余談)
アクア用品では「エーハイム」がこれに近い存在ですよね。
30年前のフィルターが今でも問題なく使えて、消耗品も容易に手に入ります。
私、若者に相談されたらこう答えます。
「悪いこと言わないから、エーハイムにしときなよ」と。

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2023年7月 1日 (土)

理想的な終の棲家かも

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素晴らしい建物でした。
このたび親族が入った老人ホームです。
上の写真には、サイディングも合板も写っていません。
ことごとく、無垢の木材です。

室内にも、合板やフローリングやビニルクロスがありません。
(撮影は自粛しました)
入所している方々にとっては「なつかしい」と感じられるでしょう。
私の場合は、こう感じました。
「これって『チルチンびと』に出てくるモダン自然素材住宅じゃん。
 高価になるから、自宅では断念したんだよ。
 こんな家で暮らせるなんて、いいなあ」

Webサイトを見てみました。
「吹き抜けの窓からこぼれる大自然のやわらかい光」
「障子の二重とびら」
「お米は、毎日食べる分だけ精米」
「農園をつくっちゃいました」
「無添加無農薬で老人ホームに出荷されてます」
なるほど、なるほど。

入り口わきには池が作ってあります。
鯉が泳いでいました。
部分的にスダレがかけられています。
「わかってる人がいるねえ」と思います。

室内にも、なんと水槽が二つも置いてありました。
しかも、水槽台に置くのでなくビルトイン型です。
車いすのジャマにならないようにという配慮でしょうね。

ガラスがコケだらけだったのが残念でした。
ボランティアで毎月水槽メンテナンスに来ようかと思いました(^^;)。
この建物なら、私、喜んで通います!

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2023年6月15日 (木)

水生植物もええぞ ~エキノドルス水上葉~

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植え替えから1か月半経ちました。
この葉、大好きです。
エキノドルス・ラディカンス(コーディフォリウス)です。
(サジオモダカかも)
肥料が効いている、という感じがしますね。

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ヘラオモダカかな。
アマゾンソードの水中葉と似てますね。

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花が咲き始めています。
この後、オリヅルランのように子株ができます。
実もできます。

(余談)
抽水植物って、一番世話がラクな部類の植物だと思います。
水にドボンしてあるので、水やりは年に数回で大丈夫です。
(雨が水やりしてくれます)
水上栽培だと、コケの心配がありません。
照明もヒーターもフィルターも不要です。
水草のように通年楽しむことはできませんが、翌年また生えてきます。
我が家の場合、水鉢に毎年カエルがやってきて住みつきます。
楽で楽しい、のです(^^♪。

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2023年6月14日 (水)

水上も良いけどやっぱ水中かな ~醒ヶ井の梅花藻~

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滋賀県醒ヶ井の梅花藻(バイカモ)です。
こういう写真って、なかなか撮れません。
実は、あるお店が水槽?で水位を低くしてディスプレイしていたのです。
なるほど、こういう手があったか、と感嘆しました。
こらなら、スマホで簡単にキレイな写真を撮ることができます。

梅花藻って、水草趣味の世界では難関とされています。
このやり方なら開花状態を水槽?で長く楽しめそうな気がします。
(冷水がゆるやかに流されていました)

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川の中でもキレイに咲いていました。
偏光フィルターなしだと、水面の反射で上のような写真になってしまいます。
(これでも露光量を下げて修正してあります)
でも私は、こちらの写真の方が好きです。
梅花藻は、水中で咲くという希少性が良いのです。
キレイな水の中で咲くのが良いのです。
止水ではなく流水の中で揺れているのが良いのです。
このシチュエーションあってこその梅花藻なのです。

次回はもっといいレンズに偏光フィルターを付けて撮ってみたいものです(^^♪。

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2023年5月18日 (木)

多様性が滅亡を防ぐのだなあ(2)~熱帯魚と月移住~

小学校に水槽を置いていた頃の話です。

「ほら、水槽の上の蛍光灯を外すだけで魚たちが寄ってくるだろ」
「エサがもらえるって、わかるんだ!」
「ちゃんと学習するんだよ。頭いいねえ」
「食べてる食べてる。かわいい!」

「さて、これくらいにするかな」
「…ねえ先生、ここに1匹だけ食べに来ない子がいるよ」
「いるんだ、そういう子が」
「かわいそう」
「でも、やせてないだろう?
 不思議と死なないんだよ」

「この魚はカージナルテトラといって、アマゾン川で捕まえられて、
 地球を半周してここまで連れてこられたんだ」
「えっ、そうなの」
「みんなと一緒にわーい、って言ってたら、人間につかまったんだな」
「かわいそう」
「でもさ、みんなと違う場所で違うことをしていた子は、つかまらない。
 今ごろ元気にアマゾン川を泳いでる」
「なるほど」
「みんなと違うことをしてると、たぶん100回中99回くらい損をする。
 でも、全滅するかどうかという時には、
 そういう子が生き残るかもしれない」
「うーん」
「だからさ、みんなと同じことをしないヘンな子って、大事なんだよ。
 人間の中にも、いるじゃない、そういう子」
「いるいる」
「その子たちのおかげで人間が全滅しなかった、
 ということが起きるかもしれない。
 だから、ヘンな子たちをバカにしちゃいけないんだ」

毎年のように、こういう話をしてきました。

最近「月に行く」が話題になります。
おおっぴらにされませんが、月移住の目的の一つは、これでしょう。
「地球の人類が全滅しても、違う場所にいる人類が生き残る」
そのために、水やら野菜やらを月で自給できるようにするわけです。
やがて「月に移住できる者は、生殖能力のある男女」
という条件が付けられるのかも(^^;)。

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2023年4月23日 (日)

見どころがいっぱい ~水都・大垣を歩く~

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●湧き水めぐり
まず、加賀野八幡神社に行きます。
車が何台も停まっています。
みなさん、ポリタンクをいくつも持って、
水を汲みに来ているのでした。
「湧き水」というレベルではありません。
「自噴井戸」もちょっとイメージが違うかも。
田んぼの真ん中であんな水量の水が出てくるなんて!
驚きました。

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(自噴する理由がこれ)

飲めばもちろんおいしい水です。
大垣市の水道水はおいしいと定評があります。
そりゃあそうでしょうね、と納得させられます。

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(ハリヨがいる!)

この後、以下の湧き水を回りました。
 駅前の「水都の泉」
 八幡神社の「大垣の湧水」
 栗屋公園の湧水
この他にも、あちこちに自噴井戸があります。
うーん、すばらしい!

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●水門川にしびれる
「川」と呼ばれますが、もともとは大垣城の堀です。
松尾芭蕉の「奥の細道」の「むすびの地」という歴史もあります。
有名?な「たらい舟」は、この川を下ります。

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(芭蕉はここから船で桑名へ)

それに加えて、市民の憩いの場としてさまざまな整備がされています。
この川、大切にされているなあ、と強く感じます。
三島とか郡上八幡とか近江八幡と通じるものがあります。

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(至る所に憩いの場が設けられています)

●美濃路にしびれる
美濃路は、東海道と中山道を結ぶ街道でした。
私の実家のある稲沢にも通っていて、
私が子どもの頃は近所に松並木が残っておりました。
水門川沿いを歩いた後は、美濃路に沿って駅前まで歩きました。
「本陣跡」を始めとして、往時の痕跡があちこちにあります。
近代のレトロな建物も多く、いい雰囲気です。
若者よ、新たに店を出すならこのエリアだぜ。

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大垣城とメインストリートは、以前に歩いたことがありました。
しかし、水門川と美濃路には全く別の魅力がありました。
(2時間で60枚写真を撮りました)
大垣の城下町には、他にも見どころがたくさんあるそうです。
加えて、郊外にはその何倍もの見どころが控えています。

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ゴールデンウィークの旅行先の穴場をお探しの貴方、
大垣とその周辺なんてどうですか。
そう混雑しないでしょうし、見どころには事欠きません。
3泊4日でもイケるでしょう。
ただし、子どもウケはあまり期待できないと思います。
(たらい舟とマス作りは喜ばれるかも)

大垣観光協会はこちら

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2023年3月17日 (金)

その後の学校水槽

久々に、前の職場に行きました。
水槽にも久々に会ってきました。
私の手を離れてから1年経ちます。

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(手前に伸びているポトスは切るように助言しました)

キレイに維持されていて、驚きました。
現在世話をしてくれているA先生のおかげでしょう。
隣には新たにソイル水槽まで立ち上げられていました。

この90cmアクアテラは、セットしてから2年になります。
底面フィルターなので、崩壊が心配でした。
水中部分は全部クリプトなので、底床の詰まりも心配でした。
もちろんクリプトが溶けることも心配です。
今のところ、それらは全て杞憂だったようです。

それどころか、今までの学校水槽で一番順調かもしれません。
私は長年「大磯にコケが付く」ということに悩んできました。
このアクアテラには、それがありません。
2年も経っているというのに。
今までと同じ大磯を使っているというのに。
今まで同じクリプトが植えてあるというのに。

これはもう、底面フィルターのおかげでしょう。
大磯の中を緩やかに水が動くことで、コケがつかないのです。
たぶん。

もう一つ考えられるのは、水上部分の植物の力です。
植えてあるのは、ポトスとテーブルヤシです。
彼らが少ない水量(アクアテラなので水面が低いです)に対して
十分な浄化機能を持っているのです。
たぶん。

この水槽は、基本的に足し水で維持してきました。
つまり、換水ナシです。
それで2年たってもこれだけキレイなのですから、大したものです。

まずは、ひと安心です(^^♪

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2021年10月31日 (日)

湿地サミットプレイベント

「秋の湿地へようこそ」と銘打ったイベントです。

会場は「愛・地球博記念公園」(いわゆるモリコロパーク)と、その近隣の2つの湿地です。
主催は「長久手湿地保全の会」と長久手市です。
座学が半分、湿地見学が半分という内容でした。

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今回の収穫は
「あそこのため池にも、ジュンサイやシラタマホシクサがあるのか!」
ということでした。
日常的に横を通っていたため池だったのですが。
まだまだ知らないことだらけです。

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このてのイベントは、コロナの影響で軒並み中止が続いていました。
今後はまたこうしてあちこちに顔を出せるようになるのでしょうか。

私が住んでいる豊田市藤岡地区にも、多くの湿地があります。
保護されているものは、ほんの少しだと思います。
「長久手で湿地保全活動に参加して、地元藤岡でもそれを広めたいな」
と思った半日でした。

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2021年8月 6日 (金)

学校アクアテラの夏休み

90cm水槽をアクアテラに改装してから、4か月経ちました。
いよいよ夏休みです。

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夏休みの学校は、水槽や鉢植え植物にとって、試練の時期です。
 窓を開けてもらえない
 エアコンをつけてもらえない
 当然室内は高温になる
 何日もの間、水や餌をもらえない
 調子を崩しても、すぐにケアしてもらえないことがある 等々。

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しかも、今回のアクアテラの水中部分は、全部クリプトです。
夏休みに溶けて、水中の植物ゼロ!という可能性があります。

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ところが、今のところ順調なのです。
クリプトたちは、相変わらずわさわさと茂っています。
水温も、驚くほど上がりません。
水位が低くて、高温を発する蛍光灯(LEDじゃないのです)から遠いのが良いのでしょうか。
はたまた、照明を32W2灯に抑えているのが良いのでしょうか。

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水上はポトスとテーブルヤシとチランジアですから、夏休みでも平気です。
たとえクリプトが全滅しても、彼らがそれなりの水景を保ってくれることでしょう。
いや実に頼もしい(^^)。

でもねえ。
こういうこと書くと、途端に溶けたりするんだよね、クリプトって。
夏休みも世話に行くから、がんばって夏を乗り切ってね!

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